不定期寝起きの蒸しパン熱(写真があります)
クリスマス前に寝ぼけて作った蒸しパンは、なんともビミョーなものだった。
起きるなり「黒糖ほうじ茶蒸しパンが食べたい」と思ったのに、さすが寝覚めと寝起きの悪いわたしの頭である。
普段から少なめのさとうを、黒糖でコクが出るからとさらに減らし、ほうじ茶パウダーを入れ忘れ。
うっすい黒糖蒸しパンができたのであった。
まあ、これはこれでおいしいから特に問題はないのだが。
りべんじは約ひと月半後。
ようやく入れ忘れなかったほうじ茶パウダーによる、黒糖ほうじ茶蒸しパンが完成した。
しかし、おそらくほうじ茶パウダーが多い。
後味がいつまで経っても、ほうじ茶。
白湯を飲んだ後のおくちの中も、ほうじ茶。
昔のレシピよりは減らしているはずなのに、スケールの誤差に引っ掛かっているのだろうか。
スマホのカメラを準備している間に、なんかわらわらと寄ってきた。
うちにいるねこだんご、なぜか勢ぞろい。
チョコレートが食べられない腹いせに作ったココア蒸しパンは、満足度を上げるためにスパイス入り。
シナモンとジンジャーに、グローブ、オールスパイスをちょっぴり。
入れといてなんだけれど、オールスパイスは正直要らんかった。やはり、寝起きの頭はろくなことを思い付かない。
たまごを入れると、強火で蒸してもバクハツしない。でもいつになくころんころんな出来になったようにも思った。
写真を並べながら頭に浮かんだのは「やうやう黒くなりゆく蒸しパン」というフレーズだったのだが。当然、続きはない。
わたしの頭は何を考えているのだろう。持ち主がわからないのだが。




