餃子を作ると(写真があります)
お店で食べる餃子も好きだが、家で作る餃子が好きである。
冷凍餃子やチルドの餃子は容量が足りなすぎてあまり買わない。どんだけ餃子食べてるんだ我が家。そして最近になって、チルドの餃子は食べられないものが多いことに気がついた。
異性化糖、なぜ皮に潜む。品質保持のためだろうけれど。
わたしの作る餃子には、にんにくを入れない。以前は入れていたのだが、生姜たっぷりの方が好みだということに気づいてから入れなくなった。
家族は言われるまで気づいていなかった。
にらのおかげかな。
とりあえず、野菜を用意して刻んでいく。これがまあめんどくさいのなんのって。
玉ねぎ、ねぎ、にら、キャベツ、安い時期は白菜、えのき。
塩をまぶしてしぼるから、粗みじんで刻む。
玉ねぎは二個、ねぎは二本、にらは一袋、えのきも一袋、キャベツと白菜はそこにつじつまを合わせるように計量する。
餃子一〇〇個分を想定して、おおよそ一.三~一.四キログラムになるように。
五リットルのボウルに七~八割ほど入ることとなる。
大さじ一~一.五くらいの塩をまぶしてしばらくおく。
この間に、肉に混ぜる生姜を二~三片分みじん切りにし、豚挽き肉四〇〇グラムと下味調味料(塩、胡椒、酒、しょうゆ、ごま油各適量)と混ぜる。ねぎ油があったら加えておくと風味が増してよい。
このときは新玉ねぎと春キャベツだったから、とても水が出てきて嵩が減った。
まさかのボウルに半分くらいである。減ったなあ。
野菜をつぶさないように、しかししっかりと水気をしぼって、下味をつけた豚肉に加えて練らないようにさっくり混ぜる。
二.五リットルのボウルに八割くらいの量になった。
今度こそ、今度こそ皮と餡に一致していただきたい。そんなことを思いながら、冷蔵庫で包む直前までねかせる。
野菜の水がしっかりしぼれていないと、冷蔵庫から出したときに水が浮いていて絶望することとなる。たまになるんだな、これが。
以前テレビで見た、餃子用野菜の水切り専用洗濯機が欲しいと毎回思う。どこに置くんだって話だが。
皮を自作するなら餡を寝かせている間に作る。一〇〇個分を作ると気が遠くなるから、もうやらないけれど。中華まんを作るために点心麺棒を持っているからできないことはないのだが、途中で泣きが入るようになった。
以降、皮は既製品を使うことにしている。まず生地の分割が一仕事だし。
数は暴力である。
今は亡き(割ってしまった)皿に乗ったこちらは過去の写真であるが、包むとこんな感じになる。
毎度、詰めすぎである。だから毎回皮が余る。餡が余るのとどちらがよいのか。一致してくれるのが理想ではあるのだが。
焼いた写真は存在しない。なぜなら、焼けたそばから食べられていくから、写真を撮っている余裕がないのだ。
餃子の日は餃子だけだしね。あって中華スープくらい。
……皮が五枚余った。
連敗記録、更新中である。全敗。




