パネトーネ(写真があります)
もういっちょ。
何回挑戦しても、どうにもうまくできなかったものがある。
パネトーネ。イタリアの発酵菓子である。
このためだけに型と一緒にパネトーネ種まで買ったのに。
型に対する生地量の計算が間違っているのか、温度が間違っているのか、型の縁まで上がってきてくれない。めそめそ。
仕方がないから見切りをつけて焼いたところで、やっぱり上がってきてくれない。がっくり。
この写真はこれまででいちばん上まで上がってきてくれた時のもの。ひどいときは型の半分くらいしかなかった。
いつかうまくいくのではと淡い期待を抱き続け、結局できずにあきらめた品である。
結局、なにが間違っていたのかは未だにわからない。
味はよかったんだけどなあ。
これも「シュトレン」回の冒頭で紹介しているラム漬けフルーツ入りである。
このように、クリスマス前になるとクリスマス菓子を次から次へと焼きまくる怪しいものが出現するのであった。
付き合わされる家族はたまったもんじゃないよね。
というところで、なぜか突然、クリスマスプディングには手を出したことがないなと気づいてしまった。
クリスマスプディングは、イギリスの伝統的なクリスマス菓子である。
手を出さない最大要因はおそらく、ミンスミート(牛脂)でないかと予想している。ミンスミートというとドライフルーツをスパイスと蒸留酒に漬け込んだもののことも指すが、挽き肉を指したりもするせいでいまいちイメージが定まらない。
その混乱が未だに躊躇する理由のひとつであると考えている。
蒸すタイプならできるから、一度試してみるべきなのか、やっぱりやめておくべきなのか。悩むところである。
この合間に「今更ながら、チョコレートの話」の後ろに載せたヘクセンハウスを建ててみたり、ツリーを作ってみたり、「ジンジャーブレッド」回の勢いでジンジャーブレッドを焼いたり、とても載せられない見た目のブッシュドノエルを作ったりするわけです。
「作りたかった」じゃねえよつうか。
もうね、食べ過ぎ。




