きみら、どこからきたん?
このところ、朝と夕方に大量のトリさんが飛び回っているのを見る。
ムクドリには少し早いが、眼鏡をかけていないときに見るとゴミでも舞ってんの? という光景である。
我ながら表現がひどい。
目を凝らしてよーーーーく見る。眼鏡をかければいいのに。
見上げていると、おなか部分の色が違うことに気づく。白いな……。
ああ、これつばめだ。
おそらく、渡っていく前の準備をしているのであろう群れである。
夕方は以前からみていたが、朝から見るのは始めてだ。
始めてなのに数日続けて見ている謎はある。おかしいな、この時間はここに越してきてからずっとベランダに出ている(洗濯物干し)のに。
少し向こうの電線にもひしめいているのも見える。あの辺はこの前まではからすでたわんでいたのに(停まりすぎ
今年の子育て期はあまりつばめの姿を見かけなかったけれど、ちゃんと生まれて育っていたのだなあ。巣立ってから夏の間は若いつばめたちで集団生活をするという話を聞いたことはあるが、ほぼ姿を見なかった。
それがここに来てのとんでもない数の群れである。
きみら、どこにいた?
こんなにいるものなんだなあと、感慨深くなる。
もうじき日本から旅立っていくから、無事に渡れることを祈りながら眺めている。結構な割合で脱落するんだよな、がんばれ。
……けっこううるさいんだけどね、鳴き声が。
数が多すぎて……。
もっと寒くなると、めじろが大挙して押し寄せてくる地域である。
テレビでときどき「めじろが~~」と珍しいもののように言っているのを聞きながら「ぜんっっっぜん、有り難みないよねえ……」と話す我々。
実家にいくと姿を見ないのだけどね、めじろ。
あれか、田舎具合が違うのか。
向こうの方のご町内にあるでっかい公園なら、いるかも。木が多いから。




