モノは同じなのに
とある輸入食材店で衝動買いをしてしまい、割ともて余していたナンプラー。
そこそこ大容量だったがために年単位で冷蔵庫保存されていたそれの、使われる頻度が突然上がったわけは。
「カオマンガイ」
「海南鶏飯」
「シンガポールチキンライス」
「コムガー」
「ナシアヤム」
どう違うんだい!
どうも全部が同じものを指しているのだが、違いがよくわからない。
東南アジアの国によって名称が違う、要は鶏飯(チキンライス)。鶏を茹でたスープで炊いたごはんに茹でた鶏を切って乗せ、たれをかけていただくスタイル。
国ごとにたれに特色があるみたいだけど、やっぱりよくわからない。好みの味のたれならなんでもいいやと結論づける。
めんどくさいから米の上に鶏肉おいて炊くけどね。
簡易なのがいい。
鶏肉には塩胡椒と酒を振ってしばらくおいておく。しないときもある。加熱ムラを避けるべく、最初に冷蔵庫から出してできるだけ室温になるようにする。
洗って浸水させた米の上にみじん切りにしたにんにくと生姜、鶏ガラスープの素とナンプラーを加え、鶏肉の皮を下にしておいたらさらにねぎの青いところを乗せて炊く。
米を浸水させている間に、たれを作っておく。
みじん切りにしたねぎと生姜に、砂糖、味噌、ナンプラー、しょうゆ、オイスターソース、レモン汁、ごま油を混ぜておく。
スイートチリソースや豆板醤を加えるレシピもあったりする。
パクチーを加えるレシピも多いけれど、お店で口にしては「やっぱり苦手だなあ」と再認識してきた食材なだけに、家では用意しないことにしている。
何がダメなのかは自分でもよくわからない。いわれがちな「カメムシの味」とも違うような気はしている。
ハーブ、好きな方ではあるはずなんだが。なんか合わない。
鶏飯は炊飯器ではなくフライパンで炊いていたりする。ちゃんとふたができれば簡単に炊ける。フライパンのサイズ(二六センチ)的にガスコンロのSIセンサーによる炊飯モードはうまく機能できないみたいで、炊き上がりがいまいちになるから、おこげを楽しみに適当に炊いている。
これだけだとさみしいので、トマトときゅうりを添える。気が向けばレタスも乗せたりする。レシピをみるとパクチーを添えるものが多い。
ごはんが炊けたら鶏を取り出し、あら熱がとれてから切る。熱いうちだと切りにくいのね。やるけど。だから揃わないともいうけど。
器に持ったごはんに鶏を乗せ、トマトときゅうりを添えて、ソースを添える。
文章にするとそれなりのものができていそうに見えるが、わたしが作ると雑なんだよなあ。
場所を取るのが嫌でどんぶりに盛り付けたから?
で、最終的になんかいろいろ混ざっている気しかしないけど、結局できたものはなんなのだろう?




