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ルービック・キューブ

【並び替え:ランダム】


★☆☆☆☆ ゴミ

ゴミ



★★☆☆☆ 固すぎる

分解して楽しむおもちゃっていうのはわかるけどちょっと固すぎるかな

コンセプトは良いと思う



★★★★★ 第一魔王の置き土産

原罪活用機構(プライム・シンダクト)〉の第一魔王(ザ・メヴィジス)遺産量産研究シリーズの購入はこれで三度目。

最初に購入した〈先割れスプーン〉は食器として使うのだろうということが一目でわかったし、〈懐炉(カイロ)〉も炎属性魔法を使えない時の熱源としてかなり重宝した。だが……この〈ルービック・キューブ〉については、第一魔王が何を目的として作った……あるいは持ち込んだ(・・・・・)のかさっぱりわからない。

〈原罪活用機構〉としてもそこは気になるところのようで、同梱されている低質魔写(ルザント)による説明書きにもその苦心が読み取れる。以下、その引用である。


>使途は不明です。

>第一魔王の遺産でも〈無魔(アンチウィザード)〉と分類される物品の一つで、一切の魔法陣、魔法文字、魔力線、一般巨大魔力論(ブラメン)的コウモリ傘(ブレラ)は確認されていません。

>かといって〈無魔〉群の中でも際立って複雑な構造を持ち、技術的な量産の難しさからシリーズでは発売されていない〈無魔機(シンマシン)〉の類でもありません。外見の通りの構造で、極めて簡素です。

>その可動部の多さから「何かしらの"合言葉"を入力するための装置なのではないか」という説も唱えられていますが、前述のとおり〈無魔〉かつ簡素な構造であり、これが何かしらの仕掛け(ギミック)を有するとは考えられません。

>もっとも有力視されているのが、「この物質の用途について考えさせることそのもの(・・・・)を目的にする物品である」という説です。

>実際、例えば〈膨落迷宮〉のごく浅い階層に生息する〈ゴブリン〉にこの立方体を"拾わせて"みる実験では、この物体を拾い上げた〈ゴブリン〉はたいていの場合物体について延々と考え始め、集中力が削がれる傾向にあるという結果が得られています。

>ここから、第一魔王が敵の足止めに使うために用意したものだろう、という説が現在は一般的です。

>また、いわゆる「おもちゃ」として使用するのではないかという指摘もありますが、かの第一危機(ザ・クリティス)によって世界をさも弄ぶかのように残虐に絶望の底に突き落としたあの第一魔王が「おもちゃ」などという概念を求めるかは甚だ疑問であるといえます。


とにかくわかるのは、この立方体には夢が詰まっている、ということだけだ。



★★★★★ 最高

最高



★☆☆☆☆ ゴミ

ゴミ



★★★★☆ おおむね良い

ただ、〈スケルトン〉種をはじめとする一部の〈魔獣(モンスター)〉に効き目がないのは注意する必要がある。

恐らくこれはこの製品が()を認知できるということを前提とした存在だからだ。〈スケルトン〉種は光学的な感覚器官を持たず、極めて精度の低い空間魔力認識器官によって世界を見渡しているため、この製品が「六色に塗り分けられたタイルが三×三で並んだ正方形が六面を成す立方体」であることを認識できず、結果としてこの製品の効果を受け付けないのである。

知能が極端に低い〈魔獣〉もやはりこの製品を利用できないようだが、そのような生物は保有する〈魔力〉も極端に少なく、そもそも脅威足りえないため問題ではない。

なので、例えば穴を開けて模様を作るなどして、ある程度の知能を持つ〈魔獣〉すべてが認識できるようにしたバージョンを販売してもらえば、文句なしの星五つだ。〈原罪活用機構(プライム・シンダクト)〉の仕事は発掘(・・)だけじゃないはずだ……強く、期待している。



★★★★★ 思索

この立方体には、明確な使用方法が定められていない。

いや、厳密には定められている。でも、その定めは第一魔王の死と共にこの世界から完全に消失してしまった。代わりに現れたのは、平和とか、冒険者ギルドとか、第一勇者(ザ・ヴァレイヴ)とか……まあ、いろんなものだ。

説明書き通りに〈魔獣(モンスター)〉の前にこいつを転がしてみれば、それがある程度の知性を持ってる奴だったら、たいていの場合……まず、首を傾げる。首を傾げた後に手を伸ばし、手がない種族は触手を伸ばし、触手がない種族は仮足を伸ばし、仮足がない種族は〈魔渉念(キネシス)〉を伸ばす。まあとにかく、何かしらを伸ばす。そして、伸ばした何かしらでこの何かしらを取り上げる。取り上げて観察を始める。軽く回してみたり、分解してみたり、ある程度以上の知性を持っている特に賢い連中は、実は魔法陣でも刻まれてるんじゃないかと隙間を覗き込んだりもしてみる。

俺は、そんな彼らを後ろから斬りつけるたびに思うのだ。こいつらは……まるで、人間じゃないか。

そうなんだ、この〈ルービック・キューブ〉を前にする分には、こいつらは俺たちと同じなんだ。俺たちと同じように首を傾げ、俺たちと同じように手を伸ばし、そして……いわば、研究を始める。ただ背後から襲う側と襲われる側という違い以上のものを、俺たちはその瞬間一つも持っていない。もしかしたら、俺たちも背後から襲われる側だけど、まだ襲われていないかあるいは襲われているのに気づいていないだけなのかもしれない。一秒後には目の前の〈ゴブリン〉のように、背中の深傷に絶叫を上げて、ドロップアイテムと赤黒い血液をブチまいて、それでそのまま息絶えても、全くおかしくない……と、そう思うんだ。

そう気づいたところで、俺には何もできやしない。強いて言えばちょっと手元の立方体を(いじく)ったり、あるいはこのレビューを〈シャイニング・バランス〉に投稿したり、せいぜいその程度のことでしかない。

でも同時に、できるならやるべきだろう、とも思う。なぜか?

俺が冒険者だからだ、そうに決まってる。



★★★☆☆ 弱い

硬くて強そうだったから〈ブートレギオン・ドラゴン〉に投げつけたら全く効かなかった

ただ、結果的には割と有効だった(ぶつかった衝撃で分離してできた26個のパーツがそれぞれ〈ブートレギオン・ドラゴン〉のロックオン型指向性ブレスの対象になったことで、デコイとしてかなりうまく働いたので)

なんだかんだで倒すことには成功したし、まあ本来の作戦とは違うけど使い物にはなったから星三つかな

もっとパーツ数を増やすと普通に囮として選択肢に入ると思うので頑張ってほしい

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― 新着の感想 ―
[良い点] めちゃくちゃ草 確かにルービックキューブを初見でポンと渡されても理解できない
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