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【115万PV超】異端者アルデラの魔導書《grimoire》  作者: unnamed fighter
【第十九章】竜の姫

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【設定】五大竜族

【五大竜族】

 世界の空を統べる五つの竜族。

 基本的に敵対行動を取らない限り害はないとされているが、一度でも逆鱗に触れれば国ごと滅ぼされてしまう。

 また、大型の飛行魔獣が群をなして空を飛ぶことを良しとしておらず、編隊飛行しようものならたちまち全滅させられてしまう。

 上位種に人間の姿に変化できる竜人型がいる。


恒竜族こうりゅうぞく 西方大陸東の樹海をねぐらにする紅蓮の竜。五大竜族の中で最も凶暴と恐れられている。

蹇竜族けんりゅうぞく 西方大陸中央山脈をねぐらにする白亜の竜。聡明で賢いとされている。元々は北方大陸で暮らしていた。

漸竜族ぜんりゅうぞく 西方大陸西海岸付近をねぐらにする紺碧の竜。残酷で狡猾とされている。

震竜族しんりゅうぞく 東方大陸の東をねぐらとする黒竜。詳細不明

巽竜族そんりゅうぞく 東方大陸の西をねぐらとする緑竜。詳細不明、元々は北方大陸で暮らしていた。


 蹇竜族と巽竜族は魔神ヴァルヴォルグがローレンブルクに建国する際に、なんとなくうざいからという理由で北方大陸から追い払われた竜族。

 これにより西方大陸と東方大陸では五大竜族によるテリトリー争いに発展する。

 このままでは共倒れすると判断した当時の恒竜王が各竜王と話し合って、現在のテリトリーに分割することになった。

 結果的にテリトリーを奪われた五大竜族は、その元凶である魔神ヴァルヴォルグを嫌悪しており、その庇護下にある魔人族も同様に大嫌い。

 魔人族と人族の戦争に興味はないが、自分たちのテリトリーを侵そうものなら即座に空襲する準備を整えている。






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