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第41話 番外編 とある日のバス亭で
その日は雨が小降りだった。
俺は鞄の中に折り畳み傘を持っていたが。相方の結女は傘を忘れたらしく。
狐の嫁入り状態の空を静かに見上げていた。
「結女。傘忘れたなら俺の使うか? 貸してやるよ」
「ん〜! 良いわよ。ハヤテが持っていなさい」
「何でだ? それだと結女が雨に濡れるだろうが。俺がそれを許すと思って……」
「フフフ。お馬鹿さんね。ハヤテが傘を持って、私がその傘に一緒に入れば良いのよ。……相合傘ってやつね」
「おまっ! なんつう恥ずかし事を赤面しながら言ってんだ」
「い、良いじゃない。私達……昔よりも深い中なんだし。相合傘くらい自然にやっても」
「いや、そうだけどさ。あ! そうだ。今日、家俺1人しかないないんだけど。来るか?」
「……そうね。相合傘してたら、1人じゃ帰れないし。雨が止むまでハヤテのお家にお邪魔させてもらうわ」
「おう。了解、それじゃあ。行くか俺ん家」
「……フフフ。楽しみにしているわ。色々と」
「あ、あぁ、色々とな」
……この後、俺と結女は家で、汗だくになるまで運動をした。ニートヒットとか言う家庭用エクササイズゲームで汗をかいて。




