6.パーティーを組もう!
お疲れ様です!
僕個人的に出したかったモジモジ系可愛いキャラの女の子を書いていてニヤニヤしながら書いていました。笑
少しずつですが見てる人も増えてきて嬉しいばかりです!
これからも変わらずあげていくので、
誤字の指摘やコメント、評価、等々、お待ちしております!
よろしくお願いします!
「よし……組もう!!」
“何が何だか分からないが、サイネリアも協力して欲しいとの事だし、少なからず、戦っていかないといけない事は分かっているしな、ならここは見るからにお人好しで、悪そうな感じもしないし、紗雪とパーティーを組むべきだろ。
キョロキョロと不安そうにソワソワしている紗雪。
そんな紗雪をジトジトと舐め回す様にみるアツシ。
何より紗雪こやつも又………可愛い!
すると、そんな無鉄砲なアツシの発言に対して、今にも噴火しそうに顰めっ面で怒っているサイネリア。
「紗雪、少し時間をいいかな?」
紗雪にそう言って、アツシにしゃがむ様促し、小声で耳打ちをしてくる。
「おいアツシ!そんな勢いで決めていいわけがないに決まってるだろ!本当にこの子が信用できる保証なんてないだろ、それなのにいきなりパーティーなんて危ないとちょっとは思わんか!!」
「そうは言えど、これから俺達はまだ見ぬ敵?とやらに戦いを挑むわけなら、仲間がいた方がいいじゃないか!それにどう見ても悪い感じがしないだろ紗雪は」
「もう名前呼びとは早いやつだな」
普段されることない唐突ないじりに動揺を隠せないアツシ。
「な、なな、なんだよ!!そんなもんじゃないのか?普通」
「気持ち悪い」
小声で話すサイネリア。
「いやちょっ」
「気持ち悪い!!」
「そんなに言うなよなぁ…落ち込むじゃんか…」
「そんなことはさておいてだな、実際本当に信用できるかってところが問題なのだ!アツシはわからんと思うがこの世界は人間界と違って混沌に溢れかえっておるのじゃ!」
「確かにそうなのかも知れないが、あれを見てみろ」
そう言って二人で顔を合わせ、紗雪の方を見てみるとこっちの方をモジモジしながら、覗いてきている。
「た…確かに」
少しニヤッと笑っているサイネリア。
「パーティーってのは何となく分かってるが、チームみたいなもんだろ。逆にサイネリアがどれ程この世界について、詳しいか分からないが、居ても損な話ではないだろう」
「まぁそれも確かに。説明できてなかったが、私も又この世界の事にめちゃめちゃ詳しいわけではないしな…」
どんどん巧みに丸め込まれるサイネリア。
アツシの人をうまく丸める言葉の巧みさは現実世界で逃げ続けた人生で鍛えられたある種一級品だ。
「だろ?だからこそ紗雪は絶対に仲間に入れるべきだ!」
セールスの押し問答の様に、華麗に攻め立て、強気に出る。
本心は可愛い紗雪も仲間になって、より楽しい冒険ライフを送ろうとしたい気持ちで一杯なのだ。
「そこまで言うなら良いだろう。ただし約束として、紗雪の前ではあまり他世界から来た事や、私たちの過去の話などは、余りしない事とそれに紗雪がもし裏切る様な事があれば、たとえ仲間だったとしても、その時は迷わず戦う事は約束して欲しい」
「うむうむ、分かった!」
返事と共に強くアツシは頷くと紗雪をこっちに呼ぶ。
「ハヒッ!!」
緊張で声が裏返る紗雪。
「よし!紗雪!俺たちも実はまだパーティーでも何でもないが、パーティーをここに居る三人で取り敢えず組む事にしよう」
アツシのその言葉に嬉しさで涙目になりながら、大喜びしている紗雪。
「良いんですか!!本当にありがとうございます!私の事は何とでも呼んでください!よろしくお願いしますね、アツシさん、サイネリアちゃん!」
そう言って、サイネリアの方を嬉しそうに見る紗雪。
「少し鬱陶しいが、よろしくだ、紗雪と呼ばせてもらうぞ」
「そんなこと言わないでくだしゃぁいぃ」
涙目でサイネリアに飛びつく紗雪。
紗雪がサイネリアに引っ付きながら聞いてくる。
「お二人はどこで住まわれてるんですか?」
早速、困った質問が来た。
少しの静寂を切り裂き、サイネリアが機転をきかす。
「それなのだが、私たちも西方の国から稼ぎも無く、ひたすらここまで来た身で困っている所なんだ」
「なら、この先にある町、《ニヴヘルム》と言う、国があるんですが、そこでパーティー申請をして、お金稼ぎをしましょう!」
よくやったぞ!サイネリア!
早速来た難関も難なく乗りこなして、三人でニヴヘルムに向かう事にし、向かう途中で俺たちの話にならない様、紗雪がなぜパーティーメンバーを探していたのか、などを聞きながら向かう事にして、改めてニヴヘルムに向かい、歩き出した三人だった。
エピソード1.2.3の誤字修正しました!
xにて沢山の方に関わらせていただき幸せな事ばかりです!
これからも頑張ります!




