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巨乳戦隊キョニュレンジャー VS 貧乳戦隊おっぱいナインジャーZ  作者: しいな ここみ
第八章 正義の炎を燃やせ! 赤く! 赤く!
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レッド✕2

 怪人と戦っていたお助けキャラ二人が振り向く。

 駆けてくる両レッドを見て、その顔に嬉しそうな笑みが浮かぶ。


 篠宮マサシが怪人から退いた。

「おっ? 優美ちゃん。なんだか知らないけどやる気を出したようだな? 目が燃えてるぞっ!」


 キハ仮面も電車をバック走行させて退いた。

「私、もちろん、いいところはお嬢様にお譲りいたします」


 怪人ジェラス・レディーは、篠宮マサシにどうしても嫉妬することが出来ず、その力を最低レベルまで弱体化させられていたが、そいつが退いたことにより、またメラメラと、嫉妬の炎を再燃させていた。


 そして今、両レッドが向かって来るのを目にすると、その炎が激しく、最大レベルに燃え上がった。


「きいいいい‼‼‼‼」


 真っ白な世界を背景に、赤い長髪とGカップの胸を揺らして駆けて来るキョニューレッドこと獏羽生ばくにゅう玲子れいこの姿は、怪人の目の中で、たまらなくカッコよかった。怪人は玲子に激しく激しく嫉妬した。


 玲子と並んで、スレンダーボディーを鋭く動かして、正義に燃える瞳をして駆けて来るヒンニューレッドこと千々梨優美(ちちなしゆみ)も、ひたむきで、まっすぐで、たまらなくカッコよかった。怪人は優美にも激しく激しく嫉妬した。


「きぃ! きぃ! きいいいい‼‼‼‼」

 ジェラス・レディーの戦闘力がMAXを突き破り、その顔は嫉妬に狂いすぎて化け物のように変わる。

「何が主人公よォォオ! カッコよくきどってんじゃないわよ、アンタ達イィィ!!」


 しかし両レッドの力も今、最大を越えていた!


「わたくしは負けないわ」

「私、絶対に勝つ!」

「守るべきものがある時……!」

「私の力は最大を越えて高まるの!」


 玲子の胸がどんどん膨らむ。

 Gカップの胸が、膨らみすぎた風船のごとくさらに膨らみ、Zカップに姿を変えて行く。


 優美の瞳の正義の炎が強さを増し、瞳の外まで飛び出した。

 まるでそのチッパイを恥じるように、己の頬を赤く染めて行く。


「喰らえ……」

 怪人ジェラス・レディーが怒り狂うポーズで最終奥義を繰り出した。

「超嫉妬の炎! 『紅蓮華グレンゲ』!」


 まるで炎の呼吸から放たれる歌のように、紅蓮の炎の華が二人を包み込もうとする。


 篠宮マサシとキハ仮面が、心配たまらず叫ぶ。

「優美ちゃん!」

「お嬢様!」


「わたくし達は、赤き炎」

「炎に炎が効くと思うかっ!?」


 キョニューレッドの胸が、太陽のように、燃え上がった。

 ヒンニューレッドの瞳が、太陽のフレアのように炎を噴き上げた。


「テラ・爆乳波!」

「テラ・聖撃波!」


 玲子の胸から、優美の瞳から、大切な人を守るための、凄まじい炎が繰り出された。


「ジェラシィィイーー!!!」

 バイバイキンみたいな叫びを上げながら、怪人ジェラス・レディーは真っ赤な炎に身を包まれながら、飛んで行った。


「やったぜ優美ちゃん!」

「さすがはお嬢様!」

 篠宮マサシとキハ仮面が嬉しさに抱き合って喜ぶ。


 すぐに顔を見合わすと、咳払いを一つしてから離れ、両レッドの元へ駆け寄った。


「よくやった!」

「信じておりました、お嬢様!」


「寄んな」

 優美がマサシを足蹴にした。


「あなた……」

 玲子がキハ仮面の正体に気づいたようだ。

「木ノ葉なの?」


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玲子の胸がどんどん膨らむ > そんなバカな!? キサマ怪人だな!! byマサシ
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