二日酔いの朝
始発が動き出す時間
四次会のカラオケ店
済ます会計
体は疲弊
抑揚のないラップ
無意味な失恋ソング
誰宛でもないラブソング
意味を知らないヘヴィメタル
ドリンクはハイボール
順番はハイペース
みんなでバックコーラス
どの曲も合唱
普段出さない裏声
無理して出すデスボイス
結果全員ハスキーボイス
謎の達成感
生まれる連帯感
最高のストレス発散
静かな街並み
重たい足取り
澄み切った空気
眩し過ぎる朝日
突如やってくる疲労感
避けられない二日酔い
もう見たくないアルコール
また飲んでしまうアルコール
コロナがやってくる前は、飲み会と言えば三次会、四次会なんて当たり前、特に金曜日なんかは全力でお酒を飲んでいました。
朝まで楽しんだ飲み会の帰り道。
いつも以上に夜明けの空気が美味しく感じると同時に、何とも言えない罪悪感があったなあとふと思い出して書いてみました。
一日でも早くコロナが終息するのを願います。




