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ド変態澄也

お久しぶりです。テスト一週間前です。前のテストで小説書いたりゲームしたりして追い込まれてたのに性懲りもなくまた書いてます。そんな簡単に反省できたらこんなダメ人間にはなってないですよ……いや、買ったCD消化しながら書いてたら捗るのなんのって……

「さて、と。次はどれやる?」


決まった、と言わんばかりの表情で自分に酔いしれてる澄也を指さしながらこのナルシストメガネは置いといて、と付け足す直矢。


「んー、何しようか。」


「お菓子とりましょうよ! お菓子!」


お菓子を押し出して落とすアレを指さしてエディがいう。


「またお前はお菓子か。」


「えー、だって美味しいじゃないですかー。チョコにー、ビスケットにー、マシュマロにー―――」


甘い物の名前を羅列していくエディ。どんだけ甘い物好きなんだよ……


「そんな菓子ばっか食ってると晩飯食えなくなるぞ。」


「その辺は気をつけますよー。程々にしますってー。」


「でもお前、甘いもんばっかで虫歯になるぞ。」


「歯磨きします!」


お前は母ちゃんか。


「……太るぞ。」


「うっ……」


さわさわと腹の周りを触りはじめるエディ。大ダメージ。


「いや、この栄養はきっとお腹じゃなくてこう、もうちょっと上の方に行くはず……」


腹を触ってた手を胸までスライドさせるエディ。……ぺったんこ。


「……それいつから言ってたっけか?」


呆れたように言う直矢。


「……一昨年です。」


「変わった?」


「お腹がぷよぷよになっただけでした……」


俯きながら胸を手でペタペタと叩くエディ。


「エディちゃん、そんなの気にしてたのー? エディちゃん十分可愛いのにー。」


雛ちゃんが割り込んでくる。


「その通り!」


クソメガネも割り込んできやがった。


「エディちゃんはこのサイズでちょうどいいんだあるかないか怪しいくらいのこのサイズやっぱり適材適所って言うじゃん人にはそれぞれちょうどいいサイズってものがあるんだよほら貧乳はステータスって言うしさでもこういうのを気にしてるエディちゃんも可愛いっていうかむしろこういうところが一番可愛いっていうか僕もこういうところ大好きっていうかもう可愛いよねエディちゃんヤバいよねああもうずっと見ていたいああエディちゃん可愛グハッ」


エディが真っ赤な顔で澄也を殴った。


グーパンで。顔。痛そう。


でもあんだけ変態染みたこと言ってたらこのくらいで済んでむしろ良かったねってレベルだよな……


「……小さいけどちゃんとありますから!」


そこなのか……


「怒るエディちゃんも……可愛い……」


ガクッといった感じで倒れる澄也。


「澄也さんの馬鹿……」


顔を赤くしたままそっぽを向くエディ。可愛い。


「……この状況どうすんの?」


直矢に聞く。


「んー……あー……割と日常茶飯事だからな……ほっときゃいい。」


日常茶飯事なのか……


「ふふふっ」


「??」


雛ちゃんが急に笑い出す。


「ふふはははっ、澄也君ってさ、面白いねー」


けらけらと笑いながら言う雛ちゃん。


アレが……面白い……?


思わず直矢と視線を交わす。


「……さて、何する?」


直矢がわざとらしく言う。


無かったことにした……


「んー……なんかもう面白そうなのなくない?」


「そうだな……」


なんかないかな……


周りを見渡すと、パンチングマシーンが目についた。


ボクサーの体を模した人形にターゲットマークがついていて、顔の部分にはテレビの画面がついているマシン。


「直矢ってさ、パンチ力自信ある?」


とりあえず聞いてみる。


「まぁ、その辺のやつらよりはあると思うぞ。でも、なんでいきなり?」


「あれ、やってみてよ。」


パンチングマシーンを指さす。


「おっ、これは俺向きのゲームじゃねえか。これなら澄也なんかにゃ負けねえな。」


「おおー、面白そう! 直矢君、強いの?」


「普段鍛えてるから、少しはな。」


少しどころじゃねえだろお前……その辺のチンピラなら10人くらい纏めて相手できるだろうよ……


「おおー、頼もしいね、楓ちゃん!」


「え、私?」


なんでそこで俺に振るんだ……?


「んで……これどうやったらいいんだ?」


直矢が聞いてくる。


「えーと……」


説明書きが下にある。


どれどれ……


スーパーパンチングマスター2!!


最強のパンチングマスターを目指して君もファイト!

仕事のストレスも苛立ちも、すべてこいつに叩き付けろ!


遊び方


100円玉を入れて、グローブをはめて下さい。準備ができたらボタンを押して、画面にGOサインが出たらボクサーの体のターゲットマークに思いっきりパンチしてください。ワンクレジット3回できます。


「100円入れて、グローブはめて、ボタン押すんだって。GOサインが出たらパンチ。」


「なるほど。分かった。」


直矢がマシンにコインを入れて、ボタンを押す。


「おし、行くか。」


笑顔で指を鳴らす直矢。ちょっと怖い。


「グローブは?」


つけないのかな。


「んなものいらねぇよ。こんなことで怪我しねえ。」


そういう問題じゃない気がするんだけどなぁ……


マシンの画面にアフロのおっさんの絵が写る。


「カモン!! ヘイ! レッツパンチ!」


おっさんが叫び、画面一杯にGO!!の文字が写る。


「おらぁ!」


バァン!!と音が出る。


「オー……ユーアーベリーストロングマン……」


アフロがボロボロになって倒れる。


そのあと一瞬画面が暗くなった後に、「パンチ力200kg!!」と出る。


俺昔これやったとき40くらいだったんだけど……


「……まあまあだな。」


怖い。

パンチングマシーン。ゲーセンってことで色々考えた結果直矢にぴったりかなと思って登場させました。僕やったことありません。見たことはあるけど。


調べてみたらあれ、スコアに関係するのはパンチ力というよりどちらかと言うとコツらしいですね。うまいことやるとスコアが倍くらいになるんだとか。だから本当のパンチ力を計りたかったらボクシング協会とかのを使えとのことです。


小説に出てるマシーンは協会のものを作ってる人たちがゲーセン用に作っちゃったみたいな設定なので正確ってことにしといてください。


ちなみにグローブせずにやるのはダメらしいです。怪我するそう。

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