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エディヤバ可愛い

すいません、感想もらったら早くなるとか言いながら結局結構間が空いてしまいました……時間が欲しい……

「おーいお前ら、座れ―。」


出席簿を手に持ってダルそうに歩いて先生らしき人が入ってきた。


背は高いけどなんだかヒョロっとして頼りない感じ。髪はボサボサで表情はいかにも早く家に帰りたい、といった顔。


なんていうか……すっごいダメ人間っぽい。


いや、人は見た目で判断しちゃいけない。冬士さんの下で働いてるわけだし……


「さて、と……えー、どうも。俺がこれからお前らの担任を受け持つ、史田しだ 光一こういちだ。担当教科は日本史だ。よろしく頼む。んで、早速自己紹介とかしてもらうわけだが……なんか一人いねえんだけど……」


澄也のことか……やっぱ初日遅刻は不味いんじゃ……?


「まあいいか。えーと、お前から立って自己紹介しろ。趣味とか適当に言ってな。そのまま後ろに流れる感じで。」


まあいいのかよ……やっぱりダメ人間……


「うぃっす。えー……と。明神 直矢だ。趣味……は特には無いが、強いて言うなら体を鍛えることか。よろしく頼む。」


「んで、次……がいねえんだな……飛ばすか。」


先生がそう言ったとき、ドアがガラッと開き、


「ちーっす。すいません、寝坊しました!」


澄也が入ってきた。


「おう。お前の席そこな。んで、自己紹介頼むわ。」


「了解でーす。えーと……そうだなぁ……趣味はゲームとかプログラミングとかその他もろもろ。中学はこの3人と同じで、この金髪の子は彼女です。よろしく!」


……はい?


隣のエディを見ると「え?」って顔で固まっている。


「くだらん嘘つくな。蹴り飛ばすぞ。」


「すいません嘘です。蹴らないでください。でもエディちゃん可愛いです。太ももとかもうびゃっ」


直矢に襟元を持たれてドアに向かって投げ飛ばされる澄也。


言ってたことと違う……


「ええと……こんな変態ですけど、それ以外は割といい奴なんで仲良くしてやってください。」


澄也を投げ飛ばした直矢がこう言って締める。


「えーと……死んでねえか? 大丈夫か。じゃ、次の奴ー。」


「えーと―――」 


「なんていうか……変な人だね……知り合いなの?」


雛ちゃんが聞いてくる。


「うん……まあ……なんていうか……ああゆう人だから。うん。」


俺もちょっと引いたけどね。


「―――よろしくお願いします。」


澄也の後に自己紹介していた奴が座ると、今度はひょろっとしてチャラい感じの奴が立ち上がる。


「えー……狗上いぬがみ 雄明ゆうめいです。中学の時陸上やってました。よろしくお願いします。」


狗上が座ると、今度は坊主のゴリゴリのマッチョな奴が出てきた。


雲来うんき 戒賢かいけんだ。趣味は茶道だ。」


これで……茶道……? 何ていうか修行僧みたいな印象を受ける。


「……ねえねえ。」


雛ちゃんが小声で話しかけてきた。


「んー? どしたの?」


「エディちゃん、まだ固まってるけど……」


嘘だろ……? あ。


ホントにまだ固まってた。どんだけびっくりしてるんだよ……


「もうすぐエディちゃんの番だよね。起こさないとまずいんじゃない?」


「そだね……おーい。」


「……ふぇ? あれ、僕は今まで何を……?」


「そんなことよりもうすぐエディの番だよ。」


どうでもいいけど今のエディ滅茶苦茶可愛かった。


「えっ? はっ、はい!」


急いで立ち上がろうとするエディ。


「あっ、まだ番じゃ……」


時、既に遅し。


大きく音を立てて立ち上がったエディはクラス中の注目を浴びていた。


「えっ、えっと、新条 エディです! よろしくお願い……し……ま……す? ……あれ?」


周りの様子がおかしいことに気づいたのかエディは言葉を止めて辺りを見回す。


「まだ! まだだよ!」


小声でエディに言う。


「あ……えっと……失礼しました!」


ペコリとお辞儀をして席に座るエディ。


「うう……恥ずかしいです……楓さん……ちょっと恨みますよ……」


真っ赤な顔で睨んでくるエディ。可愛い。


「あー……うん、ごめん。」


「えー……と……どうするかな。エディちゃん? だったか? もっぺん自己紹介しなおすか? それとも流すか?」


ダメ担任がエディに聞く。


「えっと……流しでお願いします……」


顔を真っ赤にして俯くエディ。ヤバい可愛い。


「んじゃ次ー。」


「あっ、はい。」


言われて立ち上がる。どうしよう、エディの事に気を取られてなんも考えてない……何話そう……


「えーと……新条 楓です。エディとは従姉妹同士なので、名字が同じです。こんな見た目ですけど、実際は日本から出たこともない生粋の日本人です。英語とか話せないです。えっと、よろしくお願いします。」


言った後に座る。


こんなんで……いいよね?


ああ……なんだろう、なんかめっちゃ視線を感じる……普通に自己紹介した……よね……?


俺が座ると今度は雛ちゃんが立つ。


「えーと、清嶺地 雛です。んー……好きなことは、甘いものとか食べることとか、かな? よろしくお願いしまーす。」


雛ちゃんがペコリ、とお辞儀して座る。


「……ねえ、自己紹介、変だった?」


雛ちゃんに聞いてみるが、


「んーん? 別に? 普通だったよ。」


「だよね……なんかすごい見られた気がする……」


特に男子……


「あー……うん、そりゃね。」


「え、何? どうゆうこと?」


「いやぁ……楓ちゃん、髪とか目立つし、可愛いし。……んもう、羨ましいなぁ!」


雛ちゃんが俺の頭をクシャクシャッと撫でる。


「うわっ! ちょ、やめてよー。くすぐったい……」


「えへへー。サラサラー。」


すごい幸せそうに俺の髪をいじくる雛ちゃん。


「もう……くすぐったいってば……」


「ふふふ、ごめんねー。」


そう言って雛ちゃんはしばらく俺の髪をいじっていた。

僕、男女比が5:1の学校に通ってるんですけど、あれですね。女の子がいるといないとじゃ大分違いますねw

なんか男ばっかだとむさくるしいというか空気が乾いてるというか……


そういうのもあって、雛ちゃんあたりとの絡みは僕の欲求のままに書いてますw

頭の中で考えては一人ニヤついてます。


気持ち悪いですw


次回は……いつごろだろうなぁ……なるべく早め、としか言えないのが申し訳ないです……すいません……

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