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今の俺には無理だ……

はいどーも! 今回は予約投稿忘れなかったですよ! 人気投票の結果は午後にしますね。午前は学校なんで。なので、まだ投票してない人は最後のチャンスですよ!と票集めを貪欲にやって見たりw


イラストも今もう描いてもらってるとこです! 楽しみにしててください!

「全部似合ってたよ。着る人が可愛いと何でも似合うもんなんだなー。」


「そう……なんだ……」


俺のライフはもう0です! 疲れた……


「この後……どこに行く? 映画とか見る?」


「そうする!」


丁度見たい映画があったところだし、なにより座りたい……


 ◇◆◇◆◇◆◇◆


「え、これ見るの……?」


剛が困ったような声を出す。そういえば剛はホラー系苦手だったっけか。


そう、俺が見たかったのはホラー映画。それもかなり怖い方の。昔からこのシリーズは好きで、新作が久しぶりに出たからそのうち見に行こうと思ってたんだ。


「うん。嫌?」


「い、いや、幸ちゃんがいいならいいんだけど……」


本名言うと面倒だから幸の名前名乗っといた。


「じゃ、行こ!」


いやー、久しぶりの新作、どんな出来だろうか! テンションあがるね!


 ◇◆◇◆◇◆◇◆


「いぅっ!」


……滅茶苦茶怖い。でも、映画の怖さがすごくなったんじゃなくて、俺がホラーに弱くなったみたいだ……もう涙目だよ……


「こ、怖いなら出る?」


「い、一応見てく……ひっ!」


ストーリーの流れが気になるから一応……


「あぅ……」


思わず隣の剛にしがみつく。……情けないのは分かるんだけど怖い……何これ、ホラー映画ってこんなに怖かったっけ……


「……大丈夫?」


「だ、だだ、大丈夫……ひぁっ! ……あんま大丈夫じゃないかも……でも、ストーリーとか気になるし……」


なんで今作、いつもに増して怖いんだよぉ……


「んー……俺からの口づてでいいなら後で教えるよ? 後30分くらいだし、外出て待ってたら? 怖いなら無理することないって。」


「じゃ、じゃあそうする……ありがと……」


「うん。じゃ、30分後に映画館の前で。」


「ん……」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆


「はふぅ……」


映画館の外のベンチに座って一息つく。お茶が美味しい。そこの自販で買ったヤツだけど。


それにしても怖かった。超ビビッた。緊張しすぎた反動か、まだ頭がボワッとする……


「あのさ、今暇?」


いきなり金髪の全体的にチャラい感じの男が声をかけてきた。後ろにはもう二人、同じような格好の男が。……なんの用だろ?


「んーと……暇ですけど?」


「お、暇? なら俺達と遊んでかね? 金はおごるからよ。」


……? え、何、どゆこと?


「え、あの……いいです。」


「え、何で? いいじゃん別に。いこーぜ。」


……これってもしかして俺、ナンパされてる?


「えと、今、待ち合わせしてるので。時間までちょっとあるから暇といえば暇なんですけど。」


詳しく言うと微妙に違ったりするけど気にしない。


「えぇー、そりゃねーぜー。待ち合わせなんかすっぽかして行こうぜー。」


手を掴んでくる。……鳥肌が。


「だから嫌って言ってるじゃないですか。離してくださいよ。」


手を振り払おうとしたけど、動かない。……ここまで力の差があるなんて……


「……一回OKしたのになんでそんな嫌がんの? ふざけんなよ?」


低い声で言ってくる。……もしかして、ヤバいのかな、俺。


なんて考えてたら……


ドッ


誰もいないのに後ろの二人が吹っ飛んでいった。……え?


「え……ちょっ、お前らどした!?」


「おい……」


さっきのチャラ男の声なんかとは比べ物にならない程低くドスがきいている声がして、チャラ男の手が引き剥がされた。この声は……


「兄貴っ!」


これほど兄貴が頼もしいのは初めてだ。でも、なんでいるんだろう?


「兄貴じゃなくてここじゃお兄ちゃん、だろ? ちょっと待ってろな?」


にっこりと俺に笑いかけてから、


「……お前さ、人の妹に汚い手で触れてんじゃねぇよ。どうする? 殴られるか蹴られるか締められるか選ばせてやるよ……それともそのピアス引きちぎるか?俺としては……全部がいいと思うぜ。」


チャラ男の胸倉を掴んで持ち上げながら言う。背が高いから、威圧感がすごい。


……やっぱり兄貴、すげぇな。俺は幸がこういう風になっててもここまでできるか分からない。


「ちょっ、兄貴それはさすがにやりすぎでしょ!?」


この調子で兄貴が殴ったらホントにこいつ死ぬから……


「……じゃあ、楓に免じて殴らないでおいてやるよ。さっさとそいつら連れてどっか、行けよ。」


兄貴が言いながらすごい勢いで変則の背負い投げをする。あ、チャラいネックレス千切れた。痛っそー……


「ガハッ、ゲフッ……わ、悪かった! もうしねぇ!」


起き上がってすぐに、二人の取り巻きを連れてすごい勢いでチャラ男が逃げていった。


「兄貴、サンキュ。」


「おう! ……俺いまカッコよくなかった? めっちゃいい感じだったと思うんだけど!? あ、それと兄貴じゃなくてお兄ちゃんな! これ大事だかんな!」


「……今のがなければカッコよかった。」


「え、マジでか。」


「ていうか……なんでここにいるの?」


「え、えっとだな……部活が早く終わって飯買いに来たんだよ。」


相変わらず目がすごく泳いでいる。まあ、そういうことにしておこう。まあ、恐らく俺がデートしに行くとか誰かから聞いて、けてきたとかそんなとこだろ。さすが超絶シスコン。


「へー。」


「じゃ、俺は買い物に戻るから! じゃあな!」


なんだかすごい不自然な感じにどっか行った。何か隠してる感丸出しだよ……


てか、さっきは気付かなかったけど俺のことを見てる男の集団が何個か……俺に絡んできたらさっきのみたいに可哀想なことになるんだろうな……剛早く来ないかな……

この予約投稿作業をしている今現在、先が少しは書けているので、来週も更新できます! 来週も土曜の12時です!

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