何でか馴染む最高神。
短くてスイマセンw 場面の区切り的に良かったのでw
「おおー、美味しいねー。これはポテトサラダ? おお、こっちも美味しい!」
「そうー? 嬉しいわー。」
「美味しいですよー。いやねー、こういう家庭的な味が最近無くてねー、ホント、美味しい。奥さんも綺麗だし、いい気分ですよー。」
「そんなお世辞言っちゃってー。ビール持って来るわねー。」
「あ、お願いしまーす。」
「……すっかり馴染んでるな。」
「だね……」
「あ、お袋、俺おかわり!」
「はーい。」
兄貴のバカ食いも健在だ。これでもう飯何杯目だよ……
「ぷはぁー、美味い! あ、そだ、これ。楓ちゃんに。滅茶苦茶効く薬です。風邪なんて一瞬で治りますよー。」
例の寝苦樽とやらを出す最高神。
「これが? じゃ、グラス出すわねー。」
なんの疑いも無くグラスを取りにいくお袋。ちょっとは日本酒の瓶に入っていることを不思議に思おうぜ……
「はい、楓。これで良くなるって。」
「う……うん。」
目の前のグラスに注がれる透明な液体。どう見ても日本酒を注いでいるようにしか見えないんだけど……
「これ、飲んでも大丈夫なのかな……?」
直矢に聞いてみるが、
「うーん、まあ効能は本当だ。俺も何回か世話になった。」
「じゃあこれ買えばよかったんじゃない?」
「それがな、特別な奴にしか売ってもらえねえし、しかもバカ高えんだ。さすがに足りねえ。」
「なるほど……」
「あ、直矢クン! これをあげよう! これがあれば買えるはずだよ。」
何かのカードを直矢に渡す最高神。
「……いいのか?」
「いいっていいって! 直矢クン頑張ってるし。」
「……でも金ねえぞ……?」
「大丈夫、経費!」
「経費……了解。」
「じゃ、ほら、楓ちゃん、飲んだら?」
「……大丈夫なの?」
「大丈夫だって! ほら、直矢クンも言ってるし。」
「まあ、別に変なことにはならないから安心して飲め。」
「ぬー……しょうがない、飲もう。」
そこでグラスに口をつけたところで俺の意識は途切れた。




