先輩パねえ。
アンケートとって色々考えた結果、毎日投稿することにしました! 毎日12時に更新します!
その分定期更新はあまり長く続かないです。意見があればいってください、なるべく聞きますw
「やー、いい汗かいたな!」
とか言いつつほとんど汗をかいていない兄貴が歩いてくる。
「……ちょっと手加減してやりゃいいのに……」
「いや、そりゃ相手に失礼ってもんだろうよ。」
「うーん……」
確かにそうだけど、これは最早次元が違うから、手加減してもいいんじゃねえのかな……
「ま、結構楽しかったぜ! 最近、骨のある相手とやってなかったからよ。」
「良かったね……」
「それはそうと、その服、いいじゃん、似合ってるぜ!」
「エディが選んでくれたんだ。」
「へえ。サンキューな、エディちゃん!」
「いえいえー、僕も楽しませてもらいましたしー。」
「まあいいや、ちょっとお前ら! もう一回やろうぜ! チームのバランスよくして!」
「え、いいッスけど……」
ま、やる気出ないだろうな……どうせ化け物の独壇場だし。
「あたしら以外で活躍した奴はこの子かこの子とデート!でどう?」
「ちょ、風柚、お前勝手に……」
兄貴が慌てる。俺も男とデートとか嫌過ぎる……あ、皆エディを選ぶか。
「よっしゃ、やってやる!」
「今なら何でもできる気がする!」
「みなぎってきたァァァ!」
「何が何でも勝ってやる!」
「俺はむしろロリが……」
おいおい、やる気出しすぎだろ……怖い……
「ほな、チーム分けしよか。わいと風柚、それと強、それと、そこの背の高いの、キミと、キミ。で、残ったのはそっち、どうや?」
うお、めっちゃバランスいい。一番得点力のある直矢と兄貴が主力になって、ディフェンスの上手かった二人のチームに対して、成之助さん、風柚さん、熊さん、それと剛と、パス回しの上手い二人で構成されたバランスのいいチーム。これはどっちが勝つか分からない……
成之助さん、すげえな……
「別に大丈夫だ。……他に目が行かないほど俺が活躍してやる……デートなんかさせるものか……」
兄貴、殺気が出てるんですけど……
「バランスいいね。これはどっちが勝つか分かんない。」
「そうですねー。楓さん、誰とデートするんですかねー。」
「え、いや、絶対エディちゃんが選ばれるでしょ!?」
「えー、絶対楓さんですよー。楓さんのほうがよっぽど可愛いですもん。……胸も大っきいし。」
「それは好みの問題じゃ……」
男とデートは嫌過ぎる……
「そういえば、誰がMVPを決めるんだ?」
熊さんが聞く。
「えー、誰だろ……成之助、誰が決めたらいいと思う?」
「そうやなあ……やっぱり、わいらが決めるのがいいんとちゃうんか? 本人達やと、自分の好みで決めてまうしな、それじゃつまらんよ。」
「だねー。ふふふー、気になる人がいるなら、その人にしてあげるよー?」
風柚さんがニヤニヤしながら言ってくる。見た目が女子小学生だから、なんか可愛い。
「いや、別に大丈夫です……」
「僕も、とりあえずは。」
「いるなら後で言うんだよー? ま、いいや。じゃあ、始めよっか?」
「ちょっと待ったぁぁぁ!」
「のぶわ!」
兄貴が奇声を上げて何かに吹っ飛ばされた。その後、動かなくなる。……兄貴が避けられないって、なんなんだ……? てか、兄貴大丈夫か……?
「遅れて悪い!」
「泰隆先輩!?」
兄貴の上に立つ泰隆先輩とやら。短髪で、元気だけどどこか抜けてそうな顔。体が大きくて、熊さんほどじゃないけど、結構大きい。
「先輩、クラッシャーの異名は伊達じゃないですね……ていうか、何で遅れたんですか? 補習、もうちょっと早く終わったでしょ?」
「迷った! 話は聞いたぜ、俺もやる!」
「センパイ、相変わらず方向音痴やなー。でも、メンバー足りとりますよ?」
「え、成之助、マジで?」
「マジでっせ。」
「それは……困ったな……もう一人いればいいか?」
「うーん……まあ、いいんでないかな?」
「成る程、じゃあ柊仁を呼ぼう。ちょっと写真撮っていいか?」
「え、いいですけど……?」
何で撮るんだ……?
「僕も別にいいですよー。」
「えーと……写真ってどうやって撮ればいいんだ!?」
「先輩!? ちょっと貸して下さい、私が撮りますんで!」
風柚さんが泰隆さんのとなりをピョンピョン飛ぶ。でも、全然届かない。
「頼むぜ風柚!」
「ここをこうやって……はい、チーズ!」
「チーズ!」
「ええー……」
チーズをしたエディに抱きつかれながら写真を撮られる。
「おお、いいじゃん! これを柊仁先輩に写メればいいんですよね?」
「おお、そうだ。ここの場所も書いてな。」
「了解でーす。」
手が小さいのにすごい勢いで文面を打つ風柚さん。……てか文、長くね?
「送りましたー。」
「おお、ありがとな。これで、3分くらいで来るだろ。」
3分……?
「そんなに近いんですか?」
聞いてみると、
「いや? あいつ、学校。でもま、あいつの足なら3分だ。」
え、学校までここから歩いて15分ぐらいだったはず……
「まあ、気長に待つとしよう。あ、計ってみる? 誰かカップラーメンとお湯持ってる?」
「いや、先輩、普通持ってないッスよ……特にお湯とか……それに、カップラーメンだけじゃ3分計れないッスよ……」
熊さんが突っ込む。
「……それもそうか。さすがだな!」
アホかこの人。
「いや、普通分かりますよ……?」
「泰隆ァァァ! 写真の子は何処だァァァ!」
何かがすごい勢いで走って来た。
楓の容姿を大幅に変えました。詳しくは題4部分を! ってのは多分面倒臭いので、書いた描写を載せます。
絹のようなキラキラした銀髪、雪のように白い綺麗な肌、宝石のように澄んでいて大きい碧眼、整った顔、華奢な体。そして胸にはわずかな膨らみがあり、この体が女であることを主張していた。
こんな感じですね。その他にも色々改稿したので、良かったら読み返してくださいw
そしてラフ画について何も来なかったことが密かに期待はずれw 何か感想を言って下さいー、最悪小説についてなにもなくてもいいので絵を書いてくれた彼女のためにー。




