初めての

初めての人間ドックです。

人間ドックとは、健康診断の拡大版みたいな感じです。

終わるまで半日くらいかかります。

案内を読んで時間通りに病院へ行きました。

特に何事もなく、全ての検査が終わりました。

お昼を食べて、その後に検査結果を医者から説明されます。

そこの病院では、マイクロバスに乗せられて昼食に連れて行かれます。

薄味のお昼を食べて、マイクロバスに乗せられ病院へ向かっていました。

その時、お腹がグルグルして催して来たのです。

そうです。

胃の検査の時に飲まされる『バリウム』。

これがお腹の中で固まるとやばいので、下剤を飲まされます。

２錠飲む様に言われ、素直に飲んだのです。

お腹が弱いのにもかかわらず。

うかつでした。

後戻り出来ません。

そこまで出かかっているのです。

いい大人が、人生最大のピンチです。

運転席に向かいました。

運転手に、

「コンビニがあったら止めて下さい。

　下剤が効いてて、トイレに行きたいのです」

「あと１０分くらいで着きますよ？」

「多分、無理だと思います」

我慢の限界で、おしりがプルプルしています。

運転手は慌てて、コンビニを探し始めました。

そりゃそうだ。

バスの中でされると掃除するのは運転手だしね。

「待たなくていいですから。歩いて病院に戻ります」

早歩きでコンビニに入り、

「トイレ使います」

って、個室に入りました。

ベルトを外しスボンを下げるのが、なんともどかしい事か。

　※微細な記載はやめましょう。

九死に一生を得ました。

は～～～。安堵の息が出ます。

この時は危なかったです。

何処で間違ったんだろう？　経験値に変えないといけません。

次の年からは、この病院の人間ドックは受けていません。

同じことが起きる事でしょう。

そもそも、下剤飲まなくても普通に出るのが後で分かりました。

お腹の弱い人は、下剤を飲んだらトイレを死守しましょう。

早い時間に襲われます。

最悪、人生に運が付くかもしれません。

恐惶謹言