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第113話 「瞬殺!邪々丸vsジョーッ!」

 前回までのあらすじ! 謎の透明人間に連れ去られたアリアを追って走るワタル! しかし追いついてきたジョーが、“毒手”で攻撃を仕掛けてきた! 必死に応戦するワタル! するとその時、2人の戦いに割り込んできたのは、なんとあの邪道院 邪々丸じゃどういんじゃじゃまるであった! 邪々丸はそのままワタルを先に行かせ、ジョーと相対する! そして彼は、ジョーに衝撃的な発言をするのであった!











「ワタル君を、邪道院家(うち)に婿入りさせたいと思っていてね……!!!!!」


 その悪鬼が如き顔面をグニャリと歪ませ、微笑みながら話す邪々丸!


 それを聞いたジョーは、己の耳を疑ったッ!


「ワタルを……婿入り……!?」


「そう驚くような話でもないだろう。彼は才能もあるし、努力もしている。なんとかしてワタル君を邪道院家に加入させて、私が直々に暗殺者としてのスキルを叩き込んでやりたい。そう考えているのさ……!!!」


「ほう、なるほどな……それで、ワタルを義理の息子にしようってわけか……」


 ジョーはファイティングポーズを取りながら、冷静に考えた!


 確かに、ワタルのような圧倒的実力者を自分の勢力に引き入れたいと考えるのは、当然の発想であるッ!


「だが、貴様がなんと言おうとワタルはこの手で抹殺する! 邪魔をするというのであれば……貴様もここで!」


 そう言うとジョーは、一気に地面を蹴ったッ!


 そして右手に紫のオーラをまとわせ、邪々丸の鉄板のように分厚い胸筋目がけて強打(パンチ)を放つッ!


「ふっ!」


 対する邪々丸は、短く息を吐いて腰を低く落とした! そこからスムーズな動作で左手を前に出し、ジョーの右拳を受け止めるッ!






 パシンッッッ!!!






「ククク、馬鹿め! 俺の“毒手”を素手で受け止めるなど!」


 ジョーは、勝利を確信しほくそ笑んだ!


 だがその笑みは、ものの数秒で恐怖の感情に上書きされていくッ!


「……そんな……まさか……! 効いて、いない……!?」


 そう!


 邪々丸はジョーの拳を受け止めたまま、一切顔色を変えていない! 毒が、効いていないッ!


「毒手……拳に毒属性をエンチャントさせ、敵に打ち込むという魔術と武術の合わせ技……だがね、ジョー君。それと似たような技なら、既に邪道院家が数百年前に完成させている」


「なん……だと……!?」


 驚愕に目を見開くジョー!


「そして当然、その技への対策もある。邪道院家の人間は、小さい頃から様々な毒を毎日微量に摂取し続け、毒への耐性を得ているんだ」


「まさか! つまり貴様の体に、毒は効かないということか!?」


 邪々丸はコクリと頷いたッ!


 そして悪鬼が如き形相で、ゆっくりと言葉を発するッ!


「フフ……遅れているな、暗黒武術協会の喧嘩(たたかい)はよぉ……!!!!!!!!!!」






 ブオンッッッ!!!






 邪々丸は右手でジョーの襟をつかむと、そのまま彼を持ち上げて通路の壁に思いッッッきり投げつけたッ!


「ぐはぁ!」


 レンガ造りの壁に、ジョーの全身が激しく打ち付けられるッッ!!


「さあ、もっと楽しもう……!!!」


 邪々丸は、為す術もなく地面に倒れるジョーを掴み上げ、無理矢理立ち上がらせたッッ!!


 そして右の手のひらをギュッと握りしめ、その隕石のように大きな拳でジョーの腹に正拳突きをくらわせるッ!






 ズドンッ!






「~~~!!!」


 ジョー、悶絶! 圧倒的悶絶ッ!


「とどめだ……!!!!!!!!!!」


 さらにそう言うと邪々丸はッ!


 もう一度右拳を握りしめッッ!!


 相手の腹を、アッパーで殴り抜いたッッッ!!!






 ズドンッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!






「うぼあぁぁぁ~~~!!!!!」


 な、なんということだ! 邪々丸のアッパーによって、ジョーが空中に殴り飛ばされてしまったッ!


 そのまま彼の身体はすさまじい勢いで高度を上げていき――


 ――やがてジョーは、肉眼では捕えきれないほど遠くまで吹き飛んで行った――ッ!


「良かったじゃあないか、ジョー君……旧友のデウス君と、似たような死に方ができて……!!!!!」


 邪々丸は、空を見上げながらそう呟くのであったッ!











 一方その頃ッ! リベリオンとクリフの戦いは、依然熾烈な攻防が繰り広げられていたッ!






 キンキンキンキンキンキンッッッ!!!






 凄まじい速度で斬撃をぶつけ合う2人ッッ!!


 武闘家動体視力を持たない読者の皆様では、恐らくこの2人の動きを肉眼で追うことはできないだろうッ!


「ふ、やるなリベリオン!」


 クリフはそう言いながら、両手で握りしめた大剣(ダークネス・ドラゴン・ブレイド、略してD・D・B)を振るうッ!


「はああ!」


 リベリオンは片手剣を素早く構え、大剣の一撃を横からいなしたッ!


 さらにそこから一歩踏み込み、相手の右手の甲をズバリと斬りつけるッ!


「~~~っ!」


 利き手を傷つけられてしまったクリフ! 右手の甲から、鮮血がほとばしったッ!


 そのせいで手に力を込めることができなくなり、思わず大剣(ダークネス・ドラゴン・ブレイド、略してD・D・B)を地面に落としてしまうッ!


「隙あり!!!」


 気合一閃ッ!


 リベリオンは無防備な状態のクリフ目がけて、横なぎの攻撃を行ったッ!


 しかしッ!


「ふんっ!」


 クリフはその場で跳躍! 空中でクルリとバク宙をして、リベリオンの斬撃をかわした!


 その動きはまさしくニンジャ!


「なに!?」


 リベリオンも、彼の軽快な動きに目を疑ったッ!


 そして華麗に着地をしたクリフは、滑らかな動きでリベリオンの肩に上段蹴りを放つッ!


「ぐわあぁぁ!」


 リベリオンの体は、頑丈な鎧によって守られているッ! だがクリフのキックは、鎧越しに彼女に甚大な衝撃を与えたッ!


(こ、こいつ……武器がなくてもここまで戦えるのか!?)


 後ずさりながら焦るリベリオン! すると彼女の心を見透かしたかのように、クリフはニヤリと笑ったッ!


「舐めるな! 俺は“三拳聖”なのだ! 武器がなくとも、体術で闘える!」


「くっ……!」


 リベリオン、ピンチ! 圧倒的ピンチ!


 果たして、彼女はクリフを倒せるのだろうか!? もしや……負けてしまうのだろうかッ!?


 次回、「リベリオンvsクリフ!リベリオン、圧勝ッ!」に続くッッッ!!!

・参考文献

[1]現代医学の新常識・武闘家動体視力とは……異世界転生出版

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