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149 図書館ボランティア

 

 こんにちは。

 今回は図書館ボランティアについての話題。

 と申しますのも、つい最近某SNSで青森県庁がこんな投稿をしていたのを見てしまったからです。


「青森県立図書館では、本が好きな方のボランティアを募集しています。資料配架や利用案内など、図書館運営を身近で支える活動です」

「事前研修あり、未経験の方も歓迎します」(2026年2月10日投稿・Xより引用)


 ちなみにこの事前研修はたったの二時間だそうで。

 うーん。

 もう本当にね、呆れますね。国家資格職をいったいなんだと思ってるのやら。

 まあ日本がどんどんどんどん貧乏な国になっていってるんだなあと実感もいたしますけれども。


 そもそも、もともと司書の資格がある職員でも正規の人は多くはなく、大抵は非正規の職員が多いのが日本の司書の実情。その多くは女性で、「女性なんだから低賃金でもいいだろう」とばかりにずっと労働力を買いたたかれている。地位も低い。


 図書館の重要性をよく理解している国では、司書は賃金だけでなく地位もとても高いと聞きます。翻って、日本は本当に相変わらずですね……。

 某政党のとある議員さんも「図書館の司書なんていらない。AIにやらせとけばいいだろ」みたいなことを言った過去がありますが、本当に理解が浅くて思慮が足りないなと。ついでに先見の明もない。


 本当に国力を上げたいのであれば、国家として図書館へのテコ入れは必須です。お金が無くてもある程度の知識や教養を身につけられる機関を大切にすることで、多くの人材が育つ機会が生まれるからです。

 実際、アメリカのニューヨーク公共図書館では人々が職を得るための大きな助力をしており、職業訓練などのセミナーやワークショップが活発に開催されているとのこと。そこから新たな仕事を見つけた人も多いと聞きます。日本でもぜひ、そういう「プロフェッショナルな」司書さんたちの活動に大いに力を入れて欲しいものです。

 お金がないゆえに「ボランティアを増やして……」というのは苦肉の策なのでしょうけれども、未来を考えるのであれば能力のある司書にしっかり給与を払ってしっかりとした図書館運営をして欲しいと思います。


 それにしても、ですよ。

 司書の資格すらないボランティアさんにできることって、本当に限られていると思うのですよね……。

 私が勤めているのは学校図書館ですが、今のところボランティアは受け入れていません。ただ受け入れている学校に子どもが通っていたことがあり、自分もそこで活動したことがあるので、ボランティアと言えども高い能力を持つ人がいるということは知っているつもりです。

 ボランティアさんにお願いする作業は、当然、図書委員さんに手伝ってもらう作業よりはだいぶランクアップするでしょう。

 手先の器用な方なら本にブックコーティングを掛けるなどの装備や、補修の作業、季節ごとのコーナーづくりなどの作業ができるだろうなと思います。


 今回は「配架や利用案内」ということでしたが、「利用案内」に「レファレンス」が入るとなると、それは専門職である司書の領分ということになりますね。利用者さんたちにとって相手が本職の司書なのかボランティアなのかは区別がつかないでしょうから、そのあたりの対応もややこしくなりそうです。

 ああ、考えるだけで頭が痛くなる。

 ほんと、予算をつけてあげてほしい!

 ちゃんとした正規の資格もちの司書をたくさん雇って、地域の人たちにとって有用な図書館運営をしてほしいものですね。


 それでは、今回はこのあたりで。


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