かき乱される
修治の荒い声がそこら中に響き渡ります。
修治「おい柴田!?・・・・どうした!!??・・柴田!!・・・・・あれ?・・・・」
修治「なんでだ?・・・・急に・・・・・電話が切れたぞ・・・・・」
何度か携帯電話を見た後、佐田とリュウと目を見合わせます。
修治「・・・よし、和歌の家の方向に向かうぞ」
佐田「・・・・・今二人はどこに居るんだ?」
修治「具体的な場所は本人から聞いてない。でもこのさっきかかってきた電話番号で検索した所・・・・・・『ラブホテルPAST』だ。ここからかなり遠いな・・・・隣町方面の寂れた路地にある古いホテルだ。柴田と和歌がどうやら俺の亡くなった弟との繋っている人間が今分かったらしい。・・・さっきのロペじゃない!もっと他の人間だ!!聞き出す前に電話が切れてしまった!!くっそ!!」
佐田「ということは・・・さっきの青年は誰かの駒ってことなのかい?・・・・蛇島とは無関係?・・・」
リュウ「・・・でもロペは修治を車庫で襲った・・・・・。蛇島=ロペじゃないと動機が無くないですか??本当に無関係ってことなのかな??・・・」
リュウは頭を抱えて考え始めます。
情報が小出し小出しで出て来るので、いよいよ誰が裏で糸を引いているのか分からなくなってきました・・・・。本当にこの調子で蛇島に辿り着くことが出来るのか・・・。
リュウ「・・・なんでだ・・・俺はてっきりロペが・・・・・」
修治「佐田さん・・・・さっきパトカーに乗るすれ違い際に、署で全てを話すとロペが言っていたが、嘘の証言を言うかもしれない。本当に直接蛇島と関係が無ければ話す事が出来ない筈だ。」
佐田「よし、わかった!!和歌ちゃんの家の付近で待たせている警察官をPASTに回す指示を出す!!署の警察官にロペ君の証言に気を付けるように伝えておく!!他の捜査に当たっている刑事も向かわせる!!とにかくここでこの事件を終わりにしよう!!こちらからも引き続き柴田君と和歌さんに連絡を取り続けてみるからな!!もぉ絶対に被害者を出させないぞ!!」
佐田は直ぐにその場で連絡を取り始めました。
リュウ「乃蒼・・・・そうだ修治早く乃蒼を拾いに行こう!!柴田達が危ないなら・・・乃蒼も乗せなきゃ!!」
修治「車がうちにもう一台ある!!それに乗るぞ!!リュウ!ついてこい!!俺達は先ず乃蒼を探そう!!」
一番奥の車庫に走る修治とリュウ・・・・・・。
動き出し、慌ただしくなるこの事件・・・・・蛇島は見つかるのでしょうか・・・・。そして、全員無事に戻ってくることは出来るのでしょうか・・・・・。
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