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レビューを連投する人達について

作者: するめいか

 どうも、するめいかと申します。


 先日、Twitterの方でレビューを連投される方について個人的な意見を申し上げましたところ、多くの方に反応を頂きました。


 賛同してくれる方や異なる意見をぶつけてくれる方もいて本当にありがたかったです。残念ながらフォローを外す方もいらっしゃったのが悲しいところですが……まあ、今は置いときましょう。


 最初に謝罪しておきます。この件で不快な思いをされた方、本当に申し訳ありませんでした。




 私がこのエッセイを書いたのは、自分の意見を改めてまとめるためであります。他の方の意見を聞いて変わった部分もあるので、整理をしておきたかったんですね。


 さて、ではまず私が昨日呟いたツイートをコピペします。


『ていうかオーイ、レビュー沢山書いてる人!!


 これ散々言ったと思うけど、「レビューを短期間に連続で書くのやめて」ってば!


 自分が書いたレビューが新着レビューのトップ5件に載ってるのに、また違う作品のレビュー書いて自ら流すとか、人によってはオススメする気ゼロと思われますよ!』




 ……は?(・ω・)


 ……何をキレとるんだコイツは(;・ω・)




 とりあえず、初めはこの発言をした意図から話しますね。


 知っての通り、なろうの作品を読んだ後で作者に送れるものの中に、レビューというものがあります。




 これは感想とは違って『書評』であります。もっと分かりやすく言いますと……


 感想は『作者』に向けて「この作品サイコーだったよ!」「○○ちゃん(キャラ名)可愛い!」「続きをいつまでも待ってますので更新頑張ってください!」と伝えるもの。


 一方、レビューは『他の読者』に向けて「この作品は○○(あらすじ)な物語だよ!」「こんな人にオススメ!」「見ないと後悔するほど素敵な話だぜ!」って教えてあげるもの。


 以上が感想とレビューの違い。レビューは作者宛のラブレターとも言われますが、基本的には他者にオススメする面が強いのです。




 ここで『レビュー効果』というものがあります。レビューを貰った直後、作品のPV数が急上昇する現象ですね。


 小説を読もうのトップ、ここに新着レビュー欄というものがあるんです。トップに表示されるのは5件まで。


 私は今までありがたい事にレビューをいくつか貰ってきましたが、レビュー効果が現れるのはこのトップ5件に載ってる間が最高でした。


 おそらく多くの作者さんもそうだと思います。




 そこで今回の件が起きたんですね。


 私は先日、とある方から作品にレビューを頂きました。

 それで、しばらく新着レビュー欄と作品のPV欄をニヤニヤして見ていたら、一つのことに気が付いたんです。


 新着レビュー5件の中に同じ人が書いたレビューが二つ以上あったんです!


 勿論投稿した作品は別ですが、それを書いたレビュアーは同じなのです。


 これが意味するのは『書いたレビューが他の方に一番見られるはずの時間を自ら減らしている』ということ。




 今回の騒動、色んな意見を頂きましたが、一つだけハッキリ違うと言えることがあるので言っておきますね。


 私は自分の作品に送られたレビューが早々に流されたから怒っているわけでは決してありません!


 勿論書いてくださった読者様には申し訳ないですが、この件について私は『読者』として憤慨したのです。


 私も読ませて頂いた作品にレビューを書くことはままあります。

 当然、新着レビューのトップ5件から自分の書いたレビューが流れるまでは、絶対に次の作品のレビューを投稿しません。




 だって、失礼でしょう。オススメしてるはずなんですよ? 他の読者にその作品を知ってほしいはずなんですよ?


 なのにそれが最も効果を発揮する場を自ら台無しにしているのです。




 雑ですよ、オススメの仕方が雑。


「Twitterやスコップサイトの方でも熱心に紹介している」とか「読者仲間にオススメしてる」とかいう奇特な方がいれば、すみません。その方には何も言うことはありません。


 ただ、そういう事もしていないのなら、ハッキリ言ってレビュー書く必要ないですよ。オススメする気のないレビューはレビューと言えないです。




「それでも作者は喜ぶだろ」? なら率直に「好き」を伝えられる感想でもいいでしょう。


 私は読み手としての礼儀の話をしているのです。『作者』でなく、『一人の読み手』として、「レビューを書くほど好きな作品をマトモに広める気がないやり方」に腹を立てているのです。


「レビューをPV量産機だとでも思っているのか」? 思っていますよ。レビューはPV量産機(他者に見てもらうもの)ですから。


 逆に作者を喜ばせるだけなら、何故レビューである必要があるんです?


 他者にオススメする必要はない。作者に喜んでもらえさえすれば良いだのと言うのなら、さっき私が申した通り、感想でも個人メッセージでも事足りますよね?


「でもPVが増えたところでブクマや評価はあまり増えませんよ」? この意見に関しては論外です。


 レビューはPV量産機とは的を射てる発言ですね。あれにはPVを一時的に上昇させる効果しかないのです。


 レビューを貰ってもブクマがつかない、評価が貰えないのは詰まるところ、『その作品に魅力が無かったから』。ただそれだけの事ですよ。今回の事とは何の関係もございません。




 まあ私は一作者であるので、本音を言えば自分の作品に送られたレビューはもっと長い時間トップに載って欲しいですが、何度も言います。ここでの私は『読者』として意見を述べています。


 最近はレビューを書く人も多くなってきており、様々な場所で喜びの声を目にします。何よりです。レビューを書くことは素晴らしい。


 ただ、本当にその作品に感銘を受け、他者にもっと広めたいと思ったのなら、少し、数時間だけでも待てませんか?


 レビューを一切書くなとは言いません。作品を読むなとも言いません。


 少しだけ考えて欲しいんです。


 自作をオススメしてくれたはずの読者が、直後に別の作品へレビューを投げて自作のレビューを流していくのを知った作者の気持ちを。


 滅多にレビューを書かない読者が頭を捻りに捻って投稿したレビューが、たった数人の連投で呆気なくトップから離れていく悲しさを。




 それでも沢山書くと言うなら止めはしません。だって、書かないよりは遥かに良いことですからね。


 尊敬してはいるんですよ。多くの作品を読んでその素晴らしさを伝える力を持つ方のことは。


 だからこそ、あとほんのちょっとだけ、あなた方に努力してもらうことをお願いしたいのです。


 どうかよろしくお願いいたします。

あ、そういえばですね。


Twitterの発言について「そんな事言い出したらレビュー書く人がいなくなるわ」みたいな意見をよく見かけますが、私はそう思いません。


レビューとはオススメする気持ちから書くもので、そこに遠慮があろうがなかろうが、私のような一個人の発言如何でレビューを書かなくなる人は、結局他の小さな要因によって書かなくなっていたでしょう。


それに私は「連投」について発言しただけで「レビューを書くこと」自体は全力で応援し、賛美しております。もし私の発言でレビューをやめる人がいたなら、それは文が読めない可哀想な方でもあるというわけですね。


……まあ、またトゲが出ちゃいましたが、要するに主張は変わらず「レビューを書くのは素晴らしい! 連投は詳細を知った上でどうするか決めてね!」ってことです。




長くなってしまいましたが、ここで失礼しますね。お見苦しい姿をお見せしました。


最後に、感想やレビューでのご意見、ブクマや評価での応援ありがとうございます! ではでは!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 参考になりました! 私はいつも衝動的にレビュー書いてますので、全然気にしてないタイプです。 それでも数時間は空くはずなので、いいのかなと。 [一言] 黒猫虎さんの作品内から来ました!
[一言] 度々失礼しますっ。 ご返信いただいて自分の誤植に気づきました(涙) (誤)「自分が書いたエッセイをまとめた『レビューまとめ』作品」  ↓ (正)「自分が書いたレビューをまとめた『レビューま…
[良い点] にゃんと素晴らしい心意気ですねっ [一言] 最近は1時間に1回しか投稿できなくなったので、もう大丈夫でしょうかね? 私も似たような事を考えて、ただ逆の方向「自分が書いたエッセイをまとめた…
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