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22.だから殺すんだ。そして、光の剣

今回は割と長めです。クライマックスなので途中で切るのもどうかな?と思いまして、そのまま掲載しております。


どうぞ楽しんでもらえますように。

「いぎゃぁぁぁあ!」


 タダスケの胸から飛び出したツタに体を貫かれて宙に浮くヨーコが悲痛な叫びをあげる。


「ヨーコッ!」


 やってしまった。やらせてしまった。戸惑ってしまった。

 下手な希望に魅せられて、全てが丸く収まるんじゃないかと期待して、まんまと出し抜かれてしまった。


 ヨーコの言葉で変容したタダスケは、この世の哀しみをすべて貼り付けたみたいな表情で、すっかり人間らしくない見た目で狂っている。

 俺の知るモンスター達と変わらない、いや、それ以上の残虐さにも見える。


 あれだけ仲が良さそうだったヨーコは手足と腹部を貫かれ、ブンブンと振り回されて悲鳴を上げる。

 そして、ヨーコが打ち付けられた壁には、痛々しい跡が増えていく。


 間違った。またもや間違ったのだ。


 嵐のように目まぐるしく提示される判断を間違い続けて、目に映るのはこの有様。


 タダスケに、三層は身の丈に合わないと強く言わなかった。

 ヨーコにタダスケを諦めろと言わなかった。

 何故俺は塔に入った。

 何故アオイを一人にした。


 色んな選択の末、出来上がったのか目の前の光景。


 俺が描きたかったのは一筋の希望のはずなのに。

 

 色んな物が手からこぼれ落ちていくようだった。


 アオイも、ヨーコも。このままじゃ俺だって。死んでしまえば全部を失う。無かったことになる。

 この世界に来て出会ったいい人達も、悪い人達も、憎たらしい奴らも。思い出ごと全部なくしてしまう。もちろん元の世界だって。


 アオイと出会って見てきたものすべてを、感じてきたものすべてを、こんなところで全部無かったことにしていいのか?


 厳しくも、残酷ながらも、生を感じ、愛おしく思えるこの世界を、躊躇いの中で手放しても後悔しないのか?

 

 何より。俺はそれを、その暴虐を、タダスケにやらせるつもりなのか?


 ――違うだろうがよっ!


 それはアイツを本当の意味での化け物にしてしまうってこと。


 鬱陶しいけど憎めないアイツが、一番望まない結末に決まってるじゃねぇか!


 ――ふざけんな俺、甘ったれてんじゃねぇぞ!


 俺はタダスケへと駆け出していた。


 それに気づいたタダスケはヨーコを乱暴に捨て去ってニタァと笑い、新たなツタを生やしながら、すべての矛先を俺へと向ける。


 孔雀かメドゥーサのように拡げられたうねるツタ達を見て、俺は【鉈ニ】も抜く。


「――舐めんな。……お前になんて殺されてやるものかよ」


 迫りくるツタの豪雨を左右に持った鉈で切り払いながら突き進む。


『ボエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッ!』


 タダスケは叫ぶ、ヨダレをダラダラと撒き散らして、見開かれた目からは涙みたいになんだかわからない変な色の液体を滲ませて。


 勢いを増す迎撃の嵐。


 ナタは一本じゃ足りない。だけど二本でも全然足りなくて、腕やら顔やら体やらに、切っても避けても傷が増える。


 だけどそれがどうした。


 お前の。俺の。俺達の。本当の痛みに比べればどうってことないぜ?


『イギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!』


 お前に誰も殺させない。


 もとに戻る方法?あるかもな。


 だけどそれを成し遂げる力なんて俺にはまだないんだ。


『ヒゲェェィィィィ!』


 接近した俺に、タダスケは今まで切り払ったはずのツタのすべてを収束させる。


 ――が、本体近くを回転でもって切り落とす。


 だから舐めるなってば。


 散々見たんだ。やられたんだ。もう全部見えてんだって。


 で、結局、今の俺にしてやれることなんてたった一つしか思い浮かばない。


 ……ゴメンな。強くなくて。


 だけど、それでも。


 お前をこれ以上泣かせてやるものかよ。


 俺は飛びかかってタダスケのまばらになった髪の毛をひっつかみ、鉈を振り上げる。


 しかしタダスケは笑う。


『……友達だよね?』


 さっきと同じように、よく知った、鬱陶しくも、すでに懐かしく思えるような、タダスケの声で言った。


 そして胸から新たなツタを射出し、俺の体を貫いた。


「――っがぁ!」


 痛え。


 そうなるよな。わかってた。


 だけど、……何くだらないこと言ってんだよ。


 ふざけるなよ。


 身の丈に合わないってのに三層に来やがって。ヨーコを心配させた挙句、化け物みたいになって傷だらけにしやがって。一番腹が立つのはそりゃアオイの事だし、もし死にでもしたら、末代まで祟ってやるさ。


 だけどこれだけは勘違いすんなよ?


 お前が苦しいって言ったからじゃない。

 お前が殺したくないって言ったからじゃない。

 お前が死にたいって言ったからじゃない。


 お前が苦しむのを見てられなかったから。

 お前に誰も殺させたくないから。

 お前を泣かせたくなかったから。

 ホントはお前に死んでほしくなんかないんだ。


 ――だけど。だからこそ。


 俺とお前はもう……

 

「……友達だから、殺すんだよ」


 そう言うと、タダスケは少し笑ったように見えた。


 ――スパッ!


 だから俺は、心置きなく、その瞬間を心に刻み、願いを込めて、一息で、タダスケの首を切り落とした。


 血の枯れたタダスケからは返り血なんて浴びることなく、倒れゆくツタだらけの体を眺めていた。


「……じゃあな。タダスケ」




 ――そうやって俺は、友達を殺したのだった。




 そして、それでもまだ地獄は終わっていなかったと付け加えておく。


※※※


 俺はすぐにアオイの元へ駆け寄った。

 ヨーコは血だらけになりながら這いつくばって先に来て、すでにアオイの傷を見ている。


「アオイッ!」


 声を掛けても返事はないが。


「気を失ってるだけよ。今、止血と増血薬は済ませたから、多分大丈夫だと思う。……出来るだけ早く診せたほうがいいのは確かだけど」


「そうか。……良かった」


 本当は戦いなんて放り出してアオイの無事を確かめたかった。

 何ならそのまま二人で逃げることだって頭をよぎるくらいで。


 だけど、俺はそうしなかったし今も『ごめんな』とは言わなかった。


 何となく、これくらいでくたばる気がしなかったのが本心で、もしかしたらそれはそうあって欲しいって俺の都合の良い願いだったのかもしれないけど。


 ともかく無事で良かった。生きててくれて、本当に良かった。


「お前の傷も酷いな。特に足、歩けそうもない。とりあえず止血パッチと痛み止めしてやるよ」


 そう言って、お互いの怪我にペタペタと止血パッチを貼っていく。


「……でも、私の事置いてっていいよ。二人も連れて帰れないし」


 ヨーコは努めて平気なフリを装ってそう言った。

 だけど、そんな言葉は看過できない。


「ふざけんな。ここまでやって、そんなことするわけがないだろ?何とかして帰るから心配すんな」


 タダスケを失って当初の目的は達せられず、更にはヨーコを置いて帰るなんて選択肢は存在しない。ありえない。


 無理な旅が少し続くだけだ。


 手足が千切れても全員で生きて帰らなきゃ。本当にただの馬鹿な旅で終わってしまう。


「……でも、お願いしたのは私なのに、結局全部――」


「――うるせえな!いい加減にしないとマジでオッパイ揉むぞ!」


 俺は少し苛立ちながら手をワキワキさせながら言ったのだ。


 すると。


「……なんかカッコよかった」


「はぁ?お前なんかおかしいんじゃねぇの?」


「ふふ、ふふふふ。そんなふうに怒られたのって初めてで、なんか、キュンと来ちゃった」


「……うるせい。吊り橋効果で父性萌えしてんじゃ――」




 ――ゾワッ




 今笑っていたはずのヨーコの顔が、唐突に驚愕に染まったのを見て、慌てて振り返る。


 ――ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ


 そこには、タダスケと、そこから生えたツタを食い破るようにしてワラワラと、大量に出てくる黒く悍ましい小さな魔物の群れ。


 恐らくは、サトルやタダスケに喰らいついたであろうダニのような魔物。

 大量に出てきたそいつが一つの塊となり、こちらへジワジワと迫っていた。


「……あれで終わりじゃなかったのかよ」


 茫然自失でそれを眺める。


 手負いの俺たちには、明らかに手に負えない数だ。


 話によると、タダスケ達を捕えたのも恐らくはあのダニの奔流。

 

「さっきの言葉、取り消して良いから、二人だけでも早く逃げて!」


「バカ言うなよ。やってみるしかないだろうがっ!」


 相手はピンポン玉のように小さいが、それが集まって長兵衛以上に巨大な塊だ。縦横無尽に形を変えるあの物量から逃げられるとも思わなかった。


 それなら俺は、殺るしか残されてない。


 生きて帰るには、立ち向かうしか残されていない。


 駆け出して、ナタを二本、巨体へと振り回す。


 ブン!


 何体もの小さなダニを切った感触はあるが、全体から見ればごくごく一部なのだろう。


 ブン!ブン!


 何度も振り抜くが、巨体は僅かの怯みも見せず、俺はただ呑み込まれないように下がりながらナタを振るうことしか出来ない。


 そして。


 ――プチッ

「あがっ!」


 ふくらはぎに小さな痛みが走ったかと思うと、急に足が痺れたように力が入らなくなる。


「クソッ!」


 麻痺毒か何かなんだろうと思い、足に噛み付いた小さなダニを切り落とす。


 しかし、


 ――プチッ、プチプチッ!


 迫りくる黒い巨体からピョンピョンと飛び出して来る個体たちに色んな所を噛まれては切り落とすが、あっという間に追いつかなくなってくる。


 俺たちに対抗手段がないと察したのかただの気まぐれか。巨大なダニの塊はザザァと音を立てて波のように俺たちを呑み込み始める。


 そして、それはもちろん。立ち上がれずに必死で小剣を振るうヨーコや何も知らず眠ったままのアオイにも食らいつき始める。


「アオイッ!……アオイッ!」


 俺はもう、自分に取り付くダニたちを無視してアオイの体からブチブチとダニを引っ剥がしたけど、俺の体は強烈な電気風呂にでも入ったようにジンジンジンジンと力が入らなくなっていき終いにはダニを掴むことさえ難しくなってくる。


 どうしようもなくてどうにかしたくて口で咥えて引っ剥がすけど、そんなこともすぐに出来なくなって。


 何もできないからせめて少しでも噛まれないようにとアオイの体に覆いかぶさった。


 この時にはもう視界は蠢く黒に覆い尽くされていた。


 カチカチという音に埋め尽くされていた。




 ……呆気ないな。




 色んな事を間違えて。ミスって。その流れの中で友達を殺して。それでもまだ最悪じゃない選択肢を選べた気がしてたのに。


 ……その挙句がこの最後かよ。


 ははは。


 体ももう動かない。


 多分血も結構吸い取られてんだろな。


 だけど、妙に頭だけは冴えてる。


 ザワザワザワザワうるせぇな。


 もしこのままタダスケみたいにミイラっぽくなったのならポンペイの遺跡で発見された抱き合ったままミイラになった感じになるかもな。


 いや、それすらも希望的観測だろう。


 タダスケは化け物にされたじゃないか。


 俺達の中から新たな【花屋の使徒】が生まれて、それ以外はサトルみたいになるのかもしれない。


 もしそうなったら十中八九。アオイが使徒にされちゃうんだろうな。


 ……嫌だ。


 ……そんなのはゴメンだ。


 ……そんなことにさせてたまるかよ。


 ――アオイを化け物なんかにして、たまるかよっ!


 諦めんなよ!


 こんなことに負けてたまるかっ!


 「――ぅぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」


 俺はあらん限りに叫んだ。


 なんとか声だけは出て、だけど体はピクリとも動かない。残酷なまでに動かない。


 だけど負けるかコンチクショウ!最後まで、声の一つでも抗い続けてやる!


「くそったれぇぇぇぇぇぇ!ふざけんじゃねぇぞ!」


 それでもやっぱり動かない……!


 だけど、それでも、負けるものかよ。


 そして、俺がもう一度空気で肺を満たし、叫ぼうとしたその時だった。


 真っ黒に染まった視界の中に、強く漏れ出る光が見えた。


 そして、突然に視界が広がったかと思うと更にまばゆい光が眼の横を通り抜けて――




「リバァスエェッジッ!」




 ――ブチブチブチブチィッ!


 眩い光は以前見たものとは段違いに大きく、一薙で多くのダニたちを消し去る。


 俺は呆気にとられてその使い手を眺めると。


「ふんっ。ザマァねぇな」


 相変わらずの憎たらしさでそう言い、更に剣を振るい、塊となったダニたちを纏めて光の剣で屠っていく。


「……お前、なんで、……こんなところに」


 ありえない人間がそこにいて、何故助けられてるのかもわからなくて、馬鹿みたいに素っ頓狂な声が出た。


「はんっ。借りたままなのが気持ち悪いだけだ。ボサッとしてないで早く立てよ」


「…………カイ。…………てめぇ!立てたら立ってるし、借り返す前に謝罪が先だろうがよっ!」


 そこに居たのはあのカイだった。あの長兵衛との戦いに俺たちを巻き込んで謝罪もろくすっぽ無いままの、自分勝手とツンデレの権化。


「なんでこんなところにいるんだよ!」


 俺がそうやって叫ぶと、どことなく見覚えのあるおっさんが側に来て話しかけてきた。


「あんなこと言って、ヨーコからの電話でイナホの名前聞いて焦ってたんだぜ。ウダウダ言うからケツひっぱたいてやった。わかりにくいけど、わかってやんな。……さあ、その虫を取ってやろう」


 そうか。ヨーコのやつ、そういえばカイとパーティーを組んだことがあるとか言ってたっけ。


 救援要請で来たってことか?あのカイが?


 それも不思議でしょうがないけど、それを教えてくれたおっさん。どこかで見たことがあると思ったら!


「お、おっさんはまさか、あの時の……おっさん!」


 スキンヘッドのおっさんは、俺たちが長兵衛戦でヘロヘロになって帰ったときに、ダンジョンの中まで迎えに来てくれて、俺に肩を貸してくれたおっさんだ。


 名前を聞くことも忘れてて、しかもその後会えずじまいだったから気にかかっていたおっさん。


 カイはおっさんの言葉に反応して叫んだ。


「ざけんなオッサン!んなわけねぇだろっ!」


 カイにもおっさんって呼ばれてんのかよ。この人の名前、なんなんだよ。


「おっさん。なんであんなクソと一緒に?」


 おっさんは俺のダニをすべて取り払い、こいつらの毒に効果のあるらしい注射を勧めてくれた。一時的な耐性も出来るらしい。


 しかも、この薬を持って行けと連絡をよこしたのはイライザ。情報源はあのクルリらしい。


 もちろん俺は動けなかったのでお願いして打ってもらい、


「最近組んでるんだ。しかし、お前はいつ会ってもボロボロだな」


「また助けられたな。俺にとっちゃ、おっさんはヒーローだ」


 ダニが取り払われたからか、薬がすぐに効いたからか。痺れはすぐに良くなっていく。


「いいってことよ。俺たち冒険者(クロウラー)はそうじゃなきゃな」


 おっさんはブサイクでチャーミングなウインクをして、今度はアオイの治療に取り掛かってくれた。


 俺が身体の動きを確かめていると、俺たちを守るように剣を振るう男がもう一人。


 その、もう一人には……見覚えがない気がする。


 俺が「あ、どうもです。ありがと――」と戦闘の邪魔にならないように会釈をしようとすると。


「見覚えないって顔すんなこのハート野郎!」


 その声で一瞬にして記憶が甦る。


「俺は反対だったんだ!なんでこんなやばいヤマ踏まなきゃならねぇんだよ!」


 なんとも聞き覚えのあるその声は、この世界に来て、初めて向けられた悪意の正体。


 ダンジョン一層のたまり場で、やたら俺に突っかかってきていた男だった。


「お前もなんで来てんだよ!?」

「お前とか言うな!タマジロウだ!」

「いや、お前こそハート野郎とか言っただろうに」


 そう言って、体が動くようになった俺も害虫駆除に乗り出す。


 相変わらずナタでは効率的にやれはしないけど、毒が回らないだけで随分と違った。


 それに比べてカイのリバースエッジが生み出す光はとても効果的で、纏めて何十匹ものダニを消し去っていく。


 タマジロウ。


 いつか仕返しでもしてやろうと思って、途中でそんなことが馬鹿らしくなって忘れていた男。


 ある意味で、こいつが居ることに一番驚いたかもしれない。


 だって、あんなところで溜まってたのに、まさか三層まで、しかも俺を含めた人助けなんかに来ているのだから。


 どんな理由で恨まれてたかもわからないけど、嫌われているとは思っていたのに。


 すると、カイの暴言でその一端を知ることができた。


「逆恨みの童貞は黙ってろ」

「てめぇカイこんにゃろー!ぶっ飛ばすぞ!」

「まったくお前らは」


 むさ苦しい男三人が、ヨーコの要請を受けて来てくれた。


 絶望のどん底で足掻いてたところに現れてくれた。


 一人を除けばどちらも憎ったらしい嫌なやつだけど、それでも、俺らを助けてくれた。


「ははっ、ははははっ!」


 俺はおかしくなって笑っていた。もしかすると嬉しいのかもしれない。


「あいつ、ダセェ入れ墨入れてるだけじゃなく、いよいよ本気でイカれちまったらしいぜ」


 タマジロウは見た目よりも随分軽快なステップでダニたちを切り払いながら、俺をディスった。


「うるせぇタマコンニャク!煮込むぞ!」

「タマジローだクソボケっ!」


 そんな口汚い言い合いをしながら残りのダニ共を駆逐していくと、カイが。


「お前らだまれ。煩い。それに――」


 眼の前の敵を斬り伏せて、


「――もう終わったぞ」


 退屈そうに戦いの終わりを告げた。




 迷って、嘆いて、苦しんだ【水面塔】での戦闘。


 これでようやく本当に終わったのだった。


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