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メイド喫茶「臥薪嘗胆」バブみネーたん近接授乳型11式改 発進!

オッパイの声を聞け


 ルルーチィがめぐらせた策略。


「ネーたん先輩、ちょっと――」

「ん。なるほどな。イーじゃん」


 彼女に耳打ちしてその了承を得た。


「変身シークエンス開始!」


 ルルーチィの命令発動。


「ミラクルフォーム!」


 ネーたんの身体がキラキラと透過光で輝いたー。


 いきなり始まるネーたんの変身シークエンス。


 そして、ネーたんが着ていたメイド服をバリバリと剥がすルルーチィ。


 せっせと着替えさせるものルルーチィだし。


「はよしろや!」

「ま、待ってよ、もお!」


 装着されるユニット。

 ヨダレかけ。

 ガラガラ。

 そしてオシャブリ。


「完成! バブみネーたん近接授乳型11式改」


 それは虹ホロ煌く立派なレアネーたんだった。


「ま、ママーっ!」


 その特別仕様ネーたんがステージに乱入。

 いきなりキューちゃんにしがみ付く。


「ママ? だと……」

「な、ナッニィー!?」

「まさかママ? ありえ、いやだがしかし……」

「だと思ったーw だってあの色気で処女とかあり得ないしー。俺、童貞じゃないからすぐわかったーw」


 凍てつく会場。


「いや、待てアレはネーたんだ」

「虹ホロレアネーたんだ!」

「えーっ、俺、初めて見る」


 再びざわめく。

 しかしことの成り行きを冷静に見守る雰囲気。状況は沈静化。


「ホンギャア、オッパイー」

「はあ?」

「お腹すいたーオッパイー」

「アホかっ」

「ママー、オッパーイ」

「ひっ!」


 キューちゃんのオッパイを揉むネーたん。


「ここか? ここがええんか?」

「やっ!」

「こうか? こうなんか? げへへへ」

「あっ!」


 嫌がるキューちゃんにやる気マンマンのネーたん。


(これ以上はいけない)


 マイクを持ったルルーチィの目配せで舞台の照明が落とされる。と同時に浴びせられるスポットライトに浮かび上がる。


「というわけでシンデレラは見ず知らずの赤ん坊にオッパイを吸われたのでした。めでたし、めでたし――」


 アドリブにしても強引すぎる幕引きだが、観客はいい感じに呆気にとられていたのでなんとか助かった。


 でも余計なことに、暗闇に包まれた舞台の奥からキューちゃんの「っあアンっ!」というかわいらしいアエギ声が……


(まだヤッてんのかよっ!)


 あきれるルルーチィ。

 そして、それを聞いた観客は再び。


『オッパイ! オッパイ! オッパイ! オッパイ!』


 と怒涛のオッパイコールが始まるのだった。


(ま、コイツらはコレでヨシか――)


 オッパイの元で一致団結した観客。ケンカや暴動の心配もなさそう。


(あー、コイツらに煮えた油を頭からブッカケてやりてーなー)


 そんな思いのルルーチィの背後、その暗闇から近づく不穏な気配。


「……(くくっ)ま、ママーっ」


 キューちゃんからルルーチィに目標を代えたネーたんが背後から襲い掛かってくる。


「オッパぃ……(きゅっ?)」


 だがそんな殺気を出した動きを察知できないわけがない。

 飛び掛られる瞬間、半歩横に移って逸らし、逆にネーたんの首を左腕の肘でアームロック。

 頚動脈を確実に閉めながら、自身も暗闇のステージへと引き下がっていくのだ。


「チュぅー」


 とネズミっ娘らしい声をあげて、そのまま失神するネーたん。


(まったくコイツらは! 客もスタッフも全員手間をかけさせてくれる!)


 でも自分でも気付いてないようだが、ルルーチィの顔、なんだか幸せそうなのであった。

 戦場の中で育った彼女にとって、ここは安らぎを感じる平和な日常の風景だったのかもしれない。

 もっとも、コレが普通の風景でないことも知らないわけであるが―― 



真実はオッパイのなかに……

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