表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/303

朝食

ツーカットだけなので短い・・・

情報は入れた、ツモリ・・・


 『とこゆめ』の正面に用意されている馬車。

 タロー達は乗り込まされる。


「ご飯ーっ」チィルールの悲痛な叫び。

「はいはい。オムスビ用意してますへ」

「あれか! うむ、アレはなかなかよいモノである」

「車内でみなさん、どうにへ」


 お見送り? 並んだ女中さんからレデーットが風呂敷を受け取り、チィルールへと――


「ワッチもあとから追います」

「レデーットさんも?」とタロー。

「はい。ですが、数刻前にオトリの馬車を走らしましたいへ。上手くそちらに釣られればいいでやすが」

「――何と言っていいか……いろいろ、お世話になりました(支払いとかはトロイさんのツケでいいんかな?)」

「なんの、なんの。あと、トロイのことよろしゅう願います」

「え? はい、もちろんです」

「お気をつけを」

「ありがとうございました」


 出発する馬車。


(まだ、終わってませんへ。これからでやす)


『現状を……ナナハ?』

『イーサ!』

『目標位置確認』

『北東へ移動。デコイ(オトリ)を追跡中』

『イーサ、本命は南東へ発進完了。続けてデコイⅡを東に向けて発進。陽動を続ける。各員、作戦行動を遂行せよ!』

『イーサ!』


 レデーット、各部隊と耳通信でその後の連携を確認するのだった。


(敵さんはまさかオクエン国から遠ざかる南東コースが本命とわ思わすまい。いったん南に逃がし、南にある大港街に到着。そこから船でまたコチラの街へ戻らせましょ。それにもし、この計画がバレても南東コースは山岳地帯で人気はない。その場でワッチが周辺を気にせず全力で撃退してませう。沖合いの軍艦はセンエン国政府に圧力を掛けさせ二、三日ないで撤収させませ。勝負は三日間の鬼ごっこですへ)


 作戦は完璧だった。


 一方、タロー達の馬車内。


「うむ! 旨い!!」


 オムスビ頬張り満足げなチィルール。


「炊いたお米を丸めてるだけの野蛮料理ですけど、不思議とおいしいですよね。外側にへばりついているのがなんか気持ち悪いですけど一緒に食べるとおいしくって」


 文句言いながらも、おいしそうにオムスビ頬張るリリィーン。ホッペに米粒ついてる。


「ノリのことか? でもそれがオニギリだよ。旨いのは当たり前だ」

「オニギリ?」

「あ、こういうのオムスビとかオニギリとか言うんだ」

「へー」

「でも、おいしいですーうウウウベエエ! ヒィイイ?」


 リリィーンが突然ベロを突き出した。悲鳴? 嗚咽を漏らす。


「あー、それ、梅干じゃん。コッチにもあるんだ。オレのチャーシューと交換してくれ。……うーん! 塩すっぱいい! 懐かしい感じ。やっぱ、いいなー」


 リリィーンの食べかけを頬張り満足そうなタロー。

 困惑のリリィーン。だが貰ったものだからタローの食べかけでも仕方なく口をつける。

「!!」目の前で起こった成り行きを見ていたチィルールの瞳が……


「ヒッ! チィー様? あの、まさか? 食べかけですけど、もしよろしかったら、こちら――」

「ふん!! いらんわ! そんなもの!」

「ヒーっ」


 なんか変な空気になった。

 緊迫した状況の中で、三人は相変わらずの様子でした。 

 

一応、前フリの雰囲気は作ってるような?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ