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エルフ、教えられる

 

「がぅぅ」

「きゃぅぅ」


 明らかに自分の体よりも大きなネオコカトリスを平らげたフィズと聖獣は大きくポッコリとしたお腹を見せつけるようにして仰向けで転がっていた。

 そんな二体の丸々としたお腹を私は撫でて楽しんでいた。この感触もなかなか!

 撫でていると時折、二体は苦しげな声を漏らしているけどただの食べ過ぎだから問題ない。というか竜って食べ過ぎとか起こるんだね。フィズの親はもりもり食べてたけどお腹痛がってるのなんて見たことないし。


『なにやっとるんじゃ?』

「あ、ソラウお帰り」


 そうやって二体を撫でて癒されつつ、遊んでいると趣味が終わったらしいソラウが他の精霊を引き連れて帰ってきた。


「今日のは終わったの?」

『うむ、大体は終わったかのう。最近は我らの姿を見ると逃げる魔獣もおるほどじゃ』


 いつの間にかうちの契約精霊が森の頂点に君臨してた!

 数日前から爆音が小さく感じてたのは気のせいじゃなかったのか。

 それにしても魔獣が逃げ出すって、一体なにをしたんだソラウ。


『ばくはして』

『きりきざんで』

『こおりづけにして』

『『『あとはくちにだすのもおそろしい!』』』


 あの陽気な精霊達が震えてるわ。

 聞かない方が私の精神のためかもしれない。

 あと聞きたくない。


『これで当面の間は森で暴れるバカもおらんじゃろう』


 おったら我が吹き飛ばしてやるぞ、とソラウは笑う。ふーむ、ソラウなら軽々とやりそうで怖い。あと精霊達も悪ノリしてやりそうだからさらに怖い。


『それよりもこれじゃよこれ』


 私の内心など他所にソラウはふわふわと浮かびながら真ん丸お腹で寝転がるニ体へと近づいていき、聖獣の方を指で突く。突かれるたびに聖獣は苦しげな声を上げるけどソラウは全く気にしていない。


「精霊達は聖獣さまって呼んでたけど?」

『ふむ、まぁ、間違ってはおらんのぅ』


 ソラウにお腹を突かれて聖獣が唸るけど動けないみたい。それはフィズも同様でか細く鳴いているだけだった。

 食べ過ぎだよ君たち。


『この食べすぎで動けぬ間抜けなひよここと聖獣はな、我の氷の加護を受けて進化した新たな種、フェルコーネじゃよ』


 真ん丸とお腹を膨らましたひよこ、もとい新たな種であるフェルコーネの尻尾を掴んだソラウはゆらゆらと揺らす。

 揺らすたびに食べ過ぎたであろうフェルコーネの顔色が青くなり、今にも吐きそうな感じだった。


 聖獣も吐くのかな?

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