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精霊樹のエルフは働かない  作者: るーるー
お客様襲来編
327/429

高位精霊、キレる

久々に投稿


『にぃぃげぇぇぇるぅぅぅなぁぁぁぁ!』


 あたしはヒラヒラと前を逃げ回る精霊達へと木の根や蔦を繰り出す。

 本来通路という限定的な空間はあたしの植物魔法が一番効率よく精霊達を捕まえることができるものだ。しかし、先にここを陣取っていたのは精霊達でさらには狭い空間に幾つもの罠を至る所に仕掛けている。


『そ、そろそろやばいてきな?』

『いーりんすのこうげきがまじになってる』

『おとしあなによんかいはめたのがまずかったかも』

『きがみじかい』

『やかましいわ!』


 床から槍のように伸ばした根を生やして攻撃したけど精霊達はそれをあっさりと躱す。

 いつもならあっさりと捕まえれるのに魔法の発動も遅い。なにか妨害されてる感じがするわ。


『大規模な魔法を使えば地下だから崩れかねないからやりにくいわ』


 妨害を受けていると言ったもあたしは大精霊候補。全力を出せば容易く跳ね除ける事ができるレベル。でもやったら地下が絶対に潰れる。

 そんなあたしの葛藤を見抜いたかのように精霊達は笑みを浮かべていた。


『ふっふっふ』

『いーりんすがいかにつよくてもちかならばぜんりょくはだせまい』

『おのれのあたまのよさにくらくらするね』

『おぬしもわるよのぅ』


 馬鹿にしてるわね!

 地下だから、全力が出せないからって!

 それもやり方次第なのよ!

 精霊達を追いかけながら壁へと手を付けてそこから一気に魔力を流し込む。


『変換、植物結界』


 あたしが触れていた土の壁へと魔力を流し込むと土の壁がみるみる植物の壁へと姿を変えていく。

 この魔法はあたしの魔力が流し込まれた無機物をあたしが意のままに操る事ができる植物へと変換する結界魔法。一度発動させるとしばらくは周囲を植物へと変換し続ける。

 馬鹿みたいに魔力を喰うし、なんでも植物に変えてしまうものだから馬鹿スカ使う事ができないんだけど、もう我慢するのも限界よ!


『あ、やば』

『ほんきだしてきたね』

『おちょくりすぎた!』


 あたしの本気度を見てとったらしい精霊達が僅かに慌て始める。もう遅いわよ!


『植物の檻!』


 今までとは比較にならない速度で植物が通路を侵食していく。それは飛んで逃げる精霊達の周りの通路も瞬時に侵食していく。さらには精霊達を追い抜いた植物のが精霊達の進路を塞ぐように進行方向に壁を作り始めていた。


『これはやばい』

『きょうこうとっぱ!』

『『せいれいたっくる!』』


 しかし、完全に道を塞ぐ前の不完全な植物の壁は魔力を纏った精霊達の体当たりによって突破された。

 小さい魔力も集まれば厄介だ。


『もうじかんかせぎむりだね』

『もくてきちにいどうだ』

『あっちもじゅんびできてるだろうし』

『さくせんへんこう!』

『『『りょーかい』』』


 何かを相談していたらしい精霊達が逃げるのを止め、あたしに向き直るように対峙する。逃げることをやめたことによって植物の檻が完成し、精霊達はすでに後ろに逃げる事はできない。

 何をする気?


『がったいまほう!』

『『みんなしゅうごう! はつどう!』』


 精霊達から一気に噴き出すように放たれた魔力が通路を一気に埋め尽くし、精霊達とあたしを一気に包み込んだ。そして感じる浮遊感!


 まずっ⁉︎ 転移魔法⁉︎ 魔力が少ないからできないと思ってたけど何人かで使ったのか!

 対応しようとしたけど、すでに遅く、あたしは精霊達と共に転移魔法に巻き込まれたのだった。

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[一言] あー巻き込まれたー。
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