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精霊樹のエルフは働かない  作者: るーるー
帝国混乱編
164/429

エルフ、悩む


「うーん」

『どうしたのいるぜ?』

『あたまいたい?』

『おなかいたい?』

『むねがえぐれた?』

「抉れてません。慎ましいだけです」


 自分の部屋のベッドの上でちょっとした考え事をしていたら精霊さん達が心配したように集まってきました。

 最後のは全然心配しているように聞こえませんでしたけど。


「なんか帝国まで行かないといけないじゃない?」

『あそびにいくやつー』

『えんそく』

『きしゅうをかける』


 いや、奇襲なんてかけないけどね。

 何、君たちまだ暴れたいの?

 やるなら行く前にやってね。無駄被害に巻き込まれなくて済むし。


『せいれいじょーく』

『しないしない』

『やったらいーりんすに……がくぶるされる』


 なんだ冗談なのか。

 まあ、イーリンスも怒ると怖いしね。

 やったら絶対怒るだろうし。


『で、なんでなやんでるの?』

「帝国までどうやっていくか迷ってるんです」


 今、私がいるアヴェイロンから帝国までは一週間くらい森を歩かないといけない。確かレオンさん達がここに来るまでにそれくらい掛かってたた気がするしね。

 森に慣れたエルフである私ならもう少し速く動けるだろうけど一日早く着くかどうかでしょう。

 つまり最低六日は歩かないといけないわけで……


 そんなに歩きたいわけないよね! 私は動きたくないんだからさ!


 だから楽に移動できる方法を考えてるわけなんだけど、いまいちいい案が思いつかない。


「精霊さん達に運んでもらうかな。もしくはフィズに乗せてもらうか」


 確実に楽できる方法ではあるし。


『はこんだらあばれてもいいの?』

「運んで暴れられたら困ります」


 私が巻き込まれるし。

 それに精霊さん達が私を運んだら絶対遊ぶだろうし。フィズも一緒に悪ノリしそうなんだよね。

 空の上で遊ぶなんて命がけだしやりたくない。つまり、まったくもって安全じゃない!

 移動するだけでそんな命を張りたくないし、しんどい思いもしたくないんだよぉ。


『それならかんたーん』

『だんじょんこあのちからをつかえばいいんだよー』

「ん? ダンジョンコアの?」


 なぜここでダンジョンコアの話が出るのでしょう?


『あれ?』

『いるぜもみてなかった?』

『だんじょんこあでいろいろつくれるじゃない』


 ああ、そう言えばそうでしたね!

 この城もダンジョンコアで作ったんでした。

 確かに精霊さん達の言う通り、ダンジョンコアで作れる物の中に移動が楽になるようなものがあるかもしれません。


『そうときまったらいこー』

『ぼくたちもちからになれるよー』

『かくしこまんどあったし』

『じっせきかいじょー』


 精霊さん達に背中を押されるようにしながら私はダンジョンコアが置かれている部屋へと移動を強制的にさせられています。


 隠しコマンド? 実績? 一体なんのことなんでしょうか?


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