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精霊樹のエルフは働かない  作者: るーるー
精霊進行編
113/429

エルフ、だらける

 

 だらけたい。本気でだらけたい。

 どうだらけたいかと言えば三年くらい微睡んで過ごしたいくらい。


 私がベッドに引きこもって三週間経ってる。

 その間に帝国皇帝ヴィの奴はこのアヴェイロンに安全に来る方法ではなく、安全に報告できる方法を考えついたみたい。

 その方法が手紙に意思を持たせて飛ばすという魔法を使うことらしい。


 毎日、同じ時間に城の入り口の扉に手紙が挟まっていると精霊さん達から報告を受けてる。

 なんて無駄に凄い魔法なんだろう。

 どういう理屈で動いてるかは私には全く理解できないのだけど。


 とりあえず、連絡は密に取るようになった。

 こっちからはそんな紙を飛ばす魔法なんてないので精霊さんに持っていってもらってる。なぜか手紙を精霊さんが届けて帰ってくるとニコニコとお菓子を大量に持ってたりしている。ついでに手紙も。

 手紙は面倒だから受け取らなくていいと言ったら次からは精霊さん経由の手紙は減ったけど城に届く手紙は増えた。

 だからこそ面倒が増えてるわけなんだけどね。

 初めのうちはちゃんと届く手紙の内容を読んでたんだ。

 でも一枚読んでる間に三枚くらい飛んでくるんだもん。読むのも嫌になる。

 しかも長い。とりあえず文章が長い。

 中身を見たらよくわからない言い方で色々と書いてるんだけど、内容はというとイーリンスいわく簡単な事らしい。

 じゃぁ、長文で書いてこないでほしいね!


 そんなわけで私が読むよりもヴィから送られてくる書類の方が多いわけでイライラが限界に達した私は精霊さんにお願いする事にした。


「飛んでくる手紙、潰していいよ」

『あいさー』

『がってんー』


 精霊さん達は快く了承してくれました。

 次の日からは私に届く手紙はほぼ無くなった。

 それでもたまに届くんだよね。

 しかも何故か重要らしい書類だけ。

 そして重要な書類というのはよくわからない内容ばかりなわけさ。

 精霊さんいわく、重要な書類が入ってる封筒は精霊さん達が放った魔法を弾いて飛んでくるらしい。

 なんて魔法の無駄遣い。


『いるぜーなんかかみがとんできた』

『これあれでしょ? まえきたこーてーさんのまーく』


 ベッドの上で微睡んでいると精霊さん達の憎たらしいまでの元気な声が耳に入ってくるので嫌でも覚醒を促される。

 もうあと五分、いや、二年位寝かして欲しいものね。


「面倒なのはイーリンスに任せてるから私は知らない」


 そんなわけで私は重要な書類はイーリンスに投げる事にした。

 ほら、真面目そうだし、なんだかんだ文句言いながらやってくれそうだしさ?

 ソラウに任せようとしたら、


『我は長い文字列を見ると眠たくなるからやじゃ!』


 と速攻で断られたし。いっそ清々しい笑顔だったよ。

 まあ、私はやる気はないんだけどね!


 そんなわけで私は今日も惰眠を貪るのだった。

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