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【書籍2巻&コミカライズ企画進行中】悪役令嬢ペトラの大神殿暮らし ~大親友の美少女が実は男の子で、皇室のご落胤だなんて聞いてません!~(WEB版)  作者: 三日月さんかく
第7章 ペトラとベリスフォードのそれから

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【登場人物紹介】



【主要人物】


▼ペトラ・ハクスリー


乙女ゲーム『きみとハーデンベルギアの恋を』の悪役令嬢に生まれ変わってしまった転生者。

治癒能力者で大神殿治癒棟所属の見習い聖女。

ラベンダー色の髪と銀の瞳。クール系美少女のイメージ。あと、ポニーテール女子。

食べた物の栄養がすべて胸に行くタイプの巨乳で、服が可愛く着られないのが嫌でお菓子を節制していた。

読書や乗馬、ボードゲームなどを嗜むが趣味というほどでもなく、持て余していた熱量をベリーに向けていた節がある。

ちなみに前世は父母妹の四人家族で、女子中高大とどっぷり同性の中で暮らし、地方都市にある食品メーカーで働いて、災害で亡くなった。

現世ではゲーム強制力で『同性の友達が出来ない呪い』が掛けられていることを、本人はまだ知らない。取り巻きは作れる。

1月生まれ。



▼ベリー


本名はベリスフォード。

父はキャルヴィン皇帝陛下、母はウェルザ元大聖女。

赤髪と青紫色の瞳を持つ美少女顔。成長にともない少女感は減ってきた。

初代皇帝を凌駕するレベルの神託の能力者。

神託の能力者はその名の通り、神と対話できる能力がある(レベル1)。ベリーはチートで、ほとんど神と同質の力を持っていた。

神の愛し子とも呼ばれているが、むしろ神への人質的な面がある。愛し子のためにこの世界を滅ぼさないで、的な。

ペトラと出会っていなければ、ベリーは人間の世界を見限って、神の世界で暮らしていた。

大神官になってからはよく2世に頼まれて色んな聖具を作り、アスラダ皇国の発展に貢献することになる。

たぶん6~7月生まれ。



▼レオ


青みがかった黒髪と同色の瞳を持つ。鋭く怖い感じのイケメン。

元貧民街の浮浪児で、現在は神殿騎士。

本当は貧民街でのお別れ会で出番が終わるはずだったが、草稿段階で「いやだ、俺はオジョーサマに付いていく!」と暴れ出し、最終的にサブヒーローの座に居座ることになったキャラ。

この子のせいでプロットから書き直した。

成人後はベリーと二人で街に飲みに行ったりしている。

レオはめちゃくちゃアルコールに弱く、エール一杯でべろべろになり、ベリーが毎回頑張って大神殿に連れて帰っている。

あと、ペトラとベリーの間に生まれた子供のことごとくが『レオのおじちゃん大好き病』を発症してしまう。



▼シャルロッテ・ハクスリー


ペトラの一歳違いの異母妹で、乙女ゲームのヒロイン。

自己肯定感が低いタイプ。

ラベンダー色の髪と銀の瞳のかわいらしい美少女。

グレイソンのせいで恋愛に消極的になるけれど、義兄アーヴィンの優しさに失恋の傷を癒され、ゆっくりと恋を進め、最終的にアーヴィンと23歳くらいで結婚する。

ラズーに別荘を買ってもらい、年に一回くらいはペトラの傍でバカンスを送る。

大神殿の美術品を見るのが好きで、ラズーに来ると一日中入り浸っている。ラズー硝子工房にもよく見学に行き、ガラス体験をしている。



▼グレイソン皇太子


白銀の髪に青紫色の瞳のイケメン。攻略対象者。

キャルヴィン皇帝陛下とセシリア皇后陛下の一人息子。

ヤンデレでモラハラ。離宮に幽閉されてもまだシャルロッテを愛してる、すごく面倒な男。

シャルロッテとアーヴィンが結婚したことを知ったら自殺しそうなので、情報が遮断されている模様。



▼アーヴィン・ハクスリー


ハクスリー公爵家の跡継ぎとして分家から養子に入った。攻略対象者。

水色の髪に銀の瞳の爽やかお兄さん。作中で最も王子様なキャラ。

公爵家に来た頃、前公爵夫人(ペトラの母)にとても良くして貰ったので、夫人の子であるペトラを気にかけ、色々味方してあげていた。

ペトラが前世の記憶を思い出し、悪役令嬢フラグを叩き壊してからは本当の妹のように思っていた。

ペトラが居なくなったあと、シャルロッテと会話する機会が多くなり、だんだんと彼女に好意を持つようになった。

シャルロッテが皇太子との婚約後は、自らの想いに蓋をし、兄として振る舞った。

シャルロッテが婚約白紙後は彼女をしっかりとサポートし、何年か経ってから想いを告げ、穏やかな交際期間を経て結婚した。



▼アスラー大神


色々残念な感じの神様。

どんな生き物の姿にもなれるが、すべて毛の色が白っぽくなる。

神託の能力者を愛し庇護するように、世界から定められている。

だいたいベリーの側をウロウロしていて、『今日も俺様の愛し子の調子はどうだろう?』とチェックしている。





【大神殿】


▼アンジー聖女


治癒棟所属聖女。ペトラの上司であり保護者。

過去に旦那と息子を火事で亡くした。

年齢不詳の若さを持つ、オレンジ色の髪と朱色の瞳の女性。

馬に乗ると、馬の方が勝手に最高速度で走ってくれるという天賦の才能を持つ。現代日本に生まれていたらジョッキーとして一躍有名になれただろう。

お酒が好きなのにアルコールに弱いので、アンジーとレオが一緒に飲むと収拾がつかなくなり、ペトラが毎回途方に暮れる。



▼スヴェン神官


治癒棟所属神官。

ミントグリーンの髪を持つ色男。

本人は女性に対してとてもヘタレで、素朴な癒し系女子が好み。

しかしそういった女子には、セクシーすぎる顔のせいで警戒されて打ち解けてもらえない。真逆のドロドロ系女子にばかり狙われて、女性が苦手になってしまった。

ベリーが男だと知った時、「俺にも幼馴染み女子が居れば……!」と羨ましすぎて血涙した。



▼ゼラ神官


治癒棟所長。幽閉組。見た目は仙人。

大神官も狙えるレベルの治癒能力者だが、恩赦も出せないほどのストーカー。初恋の令嬢が嫁ぎ先で亡くなったあとも、その遺骨が欲しいと願い続けている。

ベリーが生まれるときに治癒能力者として立ち会ったため彼の性別を知っていたが、初恋の女性以外どうでもいいため、なぜベリーが女装しているのかとかはまったく考えない。正直、人類とかどうでもいい。



▼ドローレス聖女


治癒棟所属、幽閉組。

元男爵令嬢で、結婚詐欺で捕まった。黒髪お色気美女。

地下牢暮らしだが未だに信奉者からの貢ぎ物が途絶えず、狭い牢屋の中には星屑のように美しいシャンデリアがぶら下がり、最高級シルクのシーツやふわふわの羽布団、美しい刺繍のクッションや雪彪の毛皮のラグなどが置かれている。贅沢が大好き。

薔薇の香水をこよなく愛し、菫の花の砂糖漬けが乗ったチョコレートと赤ワインが大好物。

いつか黄金製のプールを地下牢内に作り、裸で泳ぐのが夢。



▼マザー大聖女


豊穣の能力者。大神殿の最高齢。豊かな白髪のレディ。

正確には祝福の能力者で、人ではなく植物を祝福するのに特化しているため豊穣と呼ばれている。

昔はあちらこちらに出張して色んな土地を祝福していたが、高齢になるにつれて長時間馬車に乗るのがキツくなってきた。今は余程のことがなければ出張しない。

幼少期から信心深く、若い頃は数多の男性から求婚されたりもしたがすべて断り、聖女としての仕事に没頭して大聖女の位を得た。

独身だが、実はマザーの傍には彼女を慕い続けている同年代の神官がいる。たぶんマザーは一生彼の気持ちに気付かないし、彼もそれでいいと思っている。



▼イライジャ大神官


とても希少な千里眼の能力者。水色の髪と瞳を持ち、能力使用中は瞳が赤くなる。

基本的に大神殿から動かない。

生真面目で自尊心が高く、紳士的な自分を心から愛している。

銀細工で有名なアベケット伯爵家の長男で、次期領主として大切に育てられていたが、突然千里眼の能力が出現して大神殿に引き抜かれた。

見習い神官として寮生活するようになり、自らの生活力の無さに絶望し、ホームシックに。

大神官になって専属職員が世話してくれるようになっても、そのホームシックが治らないまま、常に実家を恋しく思っている。

本当にモテない独身者。



▼セザール大神官


獣調教の能力者。薄茶色の髪と黄緑色の瞳。銀縁眼鏡で大学の助教授的な雰囲気。

穏やかな性格で、ベリーのお兄さん的存在。

すべての動物と会話でき、従えることが出来る。

大神殿の敷地内でたくさんの動物を飼育し、交配させて品種改良を行っている。フィールドワークにもよく出掛けて、新たな動物の研究に余念がない。研究員も多く従えている。

研究員の奥さんがいる。



▼ダミアン大神官


除霊の能力者。山賊のお頭みたいなガチムチマッチョ。

大神殿に悪しきものが近付かないよう、強力な結界を張っている。

怨霊を除霊するだけではなく、使役出来る。ネクロマンサー的な。

見かけによらずめちゃくちゃ綺麗好きで、休暇は大掃除と筋トレに明け暮れている。

妻は亡くなっているが、息子夫婦がラズーで暮らしている。



▼マシュリナ(職員)


ウェルザ元大聖女の専属職員であり、ベリーの乳母。

ウェルザとは本当に仲が良く、姉妹のようだった。

思い込んだら頑なな性格で、たぶん同僚から「マシュリナさんって仕事も出来るし悪い人ではないんだけど、ちょっとねぇ……」とか言われてる。

ベリーを女として育てるために色々工夫した結果、裁縫技術やメイクのテクニックがエグい。現代なら動画配信でたくさんのフォロワーが増やせるレベル。



▼解釈違い神官


ベリー見習い聖女という架空の美少女を本気で愛し、ペトラ×ベリーの過激派で逆CPとか許せない固定派だった(過去形)。

現在は公式の崩壊により愛が憎しみに変わってしまい、ベリーの過激なアンチになっている。が、相手は大神殿トップなので手も足も出すことが出来ない。

古今東西の書物を読み漁り、どうにかベリーを女性に性転換出来ないか目論んでいる。すでにいくつか暗黒の術を試してみたが、効果はなかった。

ベリスフォード大神官など存在自体が解釈違い!!!! いつの日かきっと、ベリー大聖女となって、この大神殿の女神になっていただく……!!!!



▼美少女の秘密の花園神官


ベリーが男だと分かった瞬間に目が覚めた。

今では普通に結婚し、三人の娘の親である。

うちの子達こそが世界で一番の美少女たちであり、我が家こそがこの世の楽園である。



▼男の娘もアリ神官


新たな扉を開いてしまった。

同志たちと新たな派閥を作り、解釈違い神官の暴走を止めるために日夜人知れず戦っている。

僕たちの手で推しをお守りするのだ……!! マジで推しに迷惑かけるんじゃねぇ、テメーの行動の方が解釈違いなんだよ!!

NTRが地雷。





【ラズー領主館】



▼パーシバル2世


パーシバル皇弟殿下の長男。金髪水色の瞳の天使。成長後はオールバック。

後世の歴史では、最も民に愛された皇帝として名を残す。臣下達からもとても愛され、自発的にすごくよく働いてくれる。

臣下にも解決出来ない事案(流行り病、天候不順、皇城に出てくるすごく怖い幽霊etc……)はベリーに放り投げてくる。その度にベリーは大神殿の人間を派遣したり、作った聖具を送ってあげる。

二人がトップだった頃は、皇室と大神殿の蜜月と呼ばれた。



▼パーシバル3世


パーシバル皇弟殿下の次男。すごくすごく天使。

なかなか婚約者が出来ず途方に暮れていたら、ラズーの街中でとても美しい女の子に出会う。もう身分なんてどうでもいい気持ちになって(良くない)即行アタック。

そしたらその女の子は冤罪で貴族籍を剥奪され国外追放された隣国の元公爵令嬢で、なんやかんやあってその子の冤罪を晴らし、元婚約者もざまぁして貴族籍を取り戻し、お嫁に来て貰った。とっても幸せ!



▼モニカ・ドゥラノワ


辺境騎士団で有名なドゥラノワ辺境伯爵家の末娘。

2世の婚約者。

青くウェーブがかった髪とエメラルドの瞳の、水の妖精系美少女。

とても勝ち気なお嬢様だが、2世の前ではきゅるるんとした性格になる。

趣味は狩猟、釣り、山菜採り。特技はナイフ投げ。

ラズーではよく船に乗って、大きな魚の一本釣りをしていた。

皇城に引っ越してからは、城の裏にある森でよく鹿を仕留めている。



▼パーシバル1世


皇弟殿下で、ラズーの領主。

とても太っている。性格も結構ズル賢い。



▼イヴ


1世の妻で2世と3世の母親。

スレンダーで宝塚の男役になれそうな美人。





【貧民街】


▼マリリン


昔、貧民街の元締めをしていたボスの愛人をしていた。

息子が一人いたが、消息は不明。

ケントとナナリー兄妹を孫として育てているが、血の繋がりはまったくない。捨て子をほんの気紛れで拾っただけだと本人は言っている。

ケントとナナリーはマリリンを本当に血の繋がった祖母だと信じており、自分達の両親は出稼ぎに行く途中で事故に遭って死んだと聞かされている。



▼ケント


現在、貧民街で一番モテる少年。

好きな女性のタイプを聞かれると「うちのおばあちゃんみたいに、殺しても死にそうにない生命力を持ってる人」と答えるため、彼を慕う女の子たちはアマゾネスになろうと日夜努力している。



▼ナナリー


現在『マリリンの奇跡の野菜』の看板娘。嘘八百がお得意。

兄同様モテるタイプの女子で、男の子に告白される度にマリリンに会わせ、査定をしてもらっている。

おばあちゃんの許可が下りた人となら付き合うつもり。



▼襲撃じいちゃん

▼爆破のじぃじ

▼裏帳簿のばぁば(キャサリン)


『銀世代』とか謎のキャラを出す予定はまったくなかった。ペトラが治癒した老人ってどんなキャラだったのだろうと掘り返してみたら、世にも恐ろしい老人集団が出てきた。

しかも活躍の場まで生まれてしまい、書いていて呆然とした。



▼レオの部下


五人くらいいた。

今は貧民街共同畑をさらに拡大し、野菜の種類も増やしている。もはや農家。





【ハクスリー公爵家】


▼元公爵閣下


ペトラとシャルロッテの父親。娘二人と同じ、ラベンダー色の髪と銀の瞳。

製鉄炉で強制労働中。

火炎恐怖症になってしまったため、炉の側に近付くことが出来ず親方に毎日怒られ、最近はもっぱら荷運びばかりさせられている。



▼シャルロッテの母親


愛人から公爵夫人になった女性。

シャルロッテ並みに自己肯定感が薄く、押しに弱い人。公爵に流されて愛人になったと思われる。

正妻に対する負い目から、ずっとペトラに対して罪悪感を抱えている。

子離れ出来ないタイプで、シャルロッテが領地へ引っ越す際に一緒に着いていった。公爵が捕まった後もシャルロッテと一緒に暮らしている。



▼ハンス


レオに稽古をつけたことで、人に武術を教える側になるのもいいなと思うようになり、そろそろハクスリー公爵家をやめて自分の道場でも開こうと考えている。



▼リコリス


メイド長の紹介で出会った男性と結婚した。

以前はフルタイムで公爵家に勤めていたが、現在はパート。



▼アル


リコリスの弟。現在皇城の庭師見習いとして元気に働いている。





【その他】



▼ウェルザ元大聖女


ベリーの母親。絶世の美女。

アルプスの少女ハイジのイメージだった。天真爛漫で、周囲の人を笑顔にし、けれどお行儀の良い生活を続けるとメンタルが病む。



▼キャルヴィン皇帝陛下


ベリーとグレイソンの父親。赤髪で青紫の瞳。

我が人生は後悔ばかり、みたいな辞世の句を詠みそう。



▼セシリア皇后陛下


グレイソンの母親。白銀の髪にピンクの瞳。

キャルヴィンとウェルザが恋人になったことを知るまでは、本当に素敵な令嬢だった。

廃人になったので、そのうち衰弱死する。


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