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魔王は隠居をやめる  作者: 春アントール
魔王城へ
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最強コンビ

「……おいツバキ……どうなってる?」


「それがウチにもよーわからん

なんで人間がって言うのはナイリーのおかげでわかっとるけど……まさか亜人もおるとは思わんかったわ」


「それは俺も同じだな……お前たち、何者だ?

もうカルマナは殺したぞ?」


「カルマナを……?

いや、まぁ俺たちは俺たちの仕事をするだけだ

俺たちはウェイバー盗賊団の団員だ」


「ウェイバー盗賊団……?聞いたことないな……頭は誰だ?」


「クロンが団員だ、今は下にいる」


「……?団長が1番下におるんや?」


「まぁ、あの感じから相当クロンってやつが強いんだろうな

それで?俺たちとやるか?」


「無論だ、俺たちの仕事は魔王城へ入ってきたものを殺せ、だからな」


そういうとみんな武器を持つ。


恐らくあの男が幹部的な立ち位置なのだろう

団長を呼び捨てにできるほどの仲なのだろうし。


「ウチ……手加減はせんで?」


「……あんまり血で城を汚すなよ?掃除が大変だ」


「そんなん言うてもこの城1個も汚れんからええやん」


「……それもそうだな、それじゃ俺たちもやりますか」


「そやな!前に言っとったアレやってみようや!」


「……了解『絶対零度(アブソリュート・ゼロ)』」


限りなく冷たく、辺りを冷やす。


「うわぁ……さっむ……あぁ、寒いなぁ」


「なら、さっさと終わらせようか」


「やな」


ツバキが飛び出す。


その拳に氷で篭手を作り、それを手に装着させる。


敵の遠距離から攻撃してくる奴らは全部凍らせる。

それをすかさず砕き散らかすツバキ。


ものの5分程度で決着は着いた。


たっているのは俺とツバキの2人だけだった。


3人……やたらと強いヤツがいたな。


身体能力がツバキに迫るレベルの男。

ツバキの動きと俺の動きを読み、避ける女。

地面に魔法をしかけ、罠のように発動させる少年。


「……恐らく彼らの固有スキルなのだろうな

アケガネ達ならきつかったかもな」


「かもしれんな、それじゃ、ササッと下の方も片付けよか」


「だな」

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