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魔王は隠居をやめる  作者: 春アントール
最後の封印を解除すべく
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初代勇者 ココア

「……これが……あのココア……」


「これは彫刻じゃなくて、本当にこの人です

呪いかなにかでこの姿になりました

確か、マチア殿の先祖様はそれを『代償』と名ずけたとか」


「……解除も出来ないな」


「!やってみたのですか?」


「まぁな……ただ、びっくりするぐらいの密度の神聖魔法だ……ヴェールさんよりも強い力だよ……これは」


「……この、ココア様は生きているのですか?」


「……残念ながらこの『成長を記す紙(ステータスノート)』では、老衰と書かれています」


「老衰……?って言うか何だこのステータス!?」


「……Lv3桁……?」


「これが……本当の勇者……俺とは違う完成された勇者……?」


「ツ、ツバキ、俺達、ココア一行に勝てるかな?」


「……さ、さぁ?」


ステータスだけなら確かに魔王軍の最高幹部らしき魔王アグナムートともう1人、カラミスの2人の方が強い。

だが、残りの3人もまた、強かったのだろう。

……本当に勝てるか分からない。


「……流石は勇者って感じだな」


「……そうだな……あ!?」


「ど、どないした!?ネーヴェ!」


「ネーヴェ殿どうしました!?」


「……今、ココアとステータス見比べた時に気づいたけど……筋力、封印解けてないかも……貧弱すぎる」


「……はぁ!?」


「いや!いつもの感覚で解除出来たと思ってたけど、よく良く考えればあんなに早く魔力が帰ってきていない俺が出来るわけないか!」


「……つまり、ソウルドに行くんやな」


「そうなるね、ついでにあそこにも向かいたいな」


「俺達もソウルドに向かうつもりだから一緒に行くか?」


「そうだな、そうさせてもらうよ」


「自分はゆっくり生きたいものですから、ここに残ります、また来てくださいね」


「あぁ、色々ありがとう、メーラル」

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