やっと帰ってきた2人
「……いや、ホンマにザクラどれだけ時間かけてるんや……?もう日落ちたで?」
「……遅いですねぇ……」
「そうだね……どっかで倒れてるとか?」
と言うと同時にドアが開いた。
「……や、やっと見つけた……おら!ザクラ!ツバキの家ついたぞ!」
グラグラとザクラを揺する。
「ね、ネーヴェ……どしたん?」
「いや、こいつが飲みに行くぞって言ってここからめちゃくちゃに離れたところに飲みに行ってたんだよ
まぁ、ツバキの家も昔と変わってないからいいかな?って思ってたらこいつが先に酔い潰れて……それにお前は引っ越してるし……
それで片っ端からこいつ背負って走り回ってたんだよ……あぁ、疲れた」
「国中歩き回ってたんか……おつかれやな」
「そうだな……僕もちょっと酒飲んだし……ちょっと地面借りるぞ」
そのままバタンと倒れ、眠りにつく。
「……結構よってたんだね」
「どうします?毛布ぐらいかけてあげますか?」
「……せやな、ちょっと待っとって、毛布取ってくるわ」
そう言って2階へあがり、毛布を持って来て、優しくかける。
「……優しいねぇ」
「……ま、おつかれやろうからな、それぐらいしたるわ」
顔が赤い髪と同じぐらい赤くなっている。
「……2人とも寝てるし、私達もご飯食べて寝よっか」
「そやな!久しぶりにアリスのご飯食べたいな!」
「あ、私もお願いします、ネーヴェ様も料理は確かに上手いですけど……アリスちゃんの方が美味しいかな」
「分かりました、待っててくださいね」
ツバキの特徴は椿の花と同じ赤い髪に黄色の目
髪は短く、ボーイッシュではあるけど、傷つきやすく、意外と1人が嫌なタイプですね。




