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詩(漢堂朔夜名義)

らしんばん座

作者: 漢堂朔夜
掲載日:2023/01/27

アルゴの船。

私はそれの乗組員、他に船員はいない。


竜の骨と人魚で作った船に帆を付けて進んでいる


目的地は分からない、だが、羅針盤らしんばんがあれば、問題はない。

目的地は羅針盤が教えてくれる。


しばらくして、前が見えなくなった。

前が見えないと進めない、周りには誰もいない、誰も助けてくれない。

羅針盤よ、教えてくれ、どこを進めばいい?


……羅針盤は方角を示すだけ、何も教えてくれない。


方角だけわかっていても仕方がないんだ、早くどこへ行くべきか教えてくれよ。


……羅針盤は方角を示すだけ、何も教えてくれない。


お願いだから助けておくれ、どうすればいい?


……羅針盤は方角を示すだけ、何も教えてくれない。


もういい、お前は役立たずだ、消えてなくなれ。

私は星の海に羅針盤を放り投げた。

前が見えない中、私は進み続けた。


前へ前へと進んだ。


……すると、竜の骨、人魚、帆がすべて崩れ落ちた。

私は星の海に投げ出された。

ここはどこだ? どこにいるんだ?


……どこなのかさっぱりわからない、どこにいるかもわからない。


せめて方角さえわかれば……しかし、羅針盤はもう捨ててしまった。

何故捨ててしまったんだ!? 何故そんなことをしたんだ!?

星の海の上で私は叫んだ。


方角を見失い、やがて自分の目的も見失った。



最近、よく方角を見失います。

貴方はどうですか?

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