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自分のための小説日記  作者: ゆめみじ18


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電撃小説大賞の出身作家インタビューの文章をまとめてみた。

詳細はこちらから。

http://asciimw.jp/award/taisyo/novel_interview_34.html


そんでもってインタビューの最後のコメントを全部ピックアップしたいと思います。

なんでそんなことするのかと言うと自分がまとめて読みたいからです。


Q、最後に、これから電撃小説大賞に応募する方々へひと言アドバイスを!


第1回 川原 礫

A、応募原稿のうち、ストーリーやキャラクターのアイデアについては、言わば鉱脈を掘り当てるようなものなのである程度運次第な所があるのですが、いますぐできる努力で確実な効果を生み出せる部分もあります。それは《文章の丁寧さ》です。誤字脱字のチェックはもちろん、句読点や改行の位置はここでいいのか、無駄な単語の重複はないか、そういうブラッシュアップはどこまでやってもやり過ぎということはありません。その努力は《原稿の読みやすさ》に繋がり、読みやすさが《物語への没入》をより深くする……と、私は考えています。小説を書くとなるとどうしても物語やキャラに意識がいきがちですが、ちょっとだけ丁寧さのことも気にしてみてください! (註:このアドバイスと、川原の文章が読みやすいかどうかは無関係です。……私もがんばります)


第2回 和ヶ原聡司

A、小説への取り組み方は一人一人違います。心構えだって違います。環境だって違います。

ですが、小説家となった暁には、ベストセラー作家も新人も関係なく、誰もが必ず通るステップがあります。

それは、自分の作品が自分以外の誰かに読まれる、ということです。当たり前のことのようですが、これはとても重要なことです。

自分の小説が面白いのかどうか不安になってしまったら、是非身近な家族、友人の誰かに完成した作品を読んでもらって、正直な感想をもらって下さい。

自分以外のセンスを持った人間が自分の作品を読むというのは、作品にとっても作家にとっても大きな成長の糧になります。自分が自信たっぷりに書いたところが否定されるかもしれない。でも、自分がそれほどいいと思わなかったところが他の人には良く見えるかもしれない。人に読んでもらうとそんなことはしょっちゅうあります。

身近な人に自分の小説を見せることは、とても勇気のいることとは思います。

ですが、デビューしてしまえば、家族友人親戚同僚その上全く見知らぬ日本中の電撃文庫ファンが、こぞってあなたの本を買うことになるのです。

早いうちから他人の評価に晒されることに慣れておくと、好意的な感想をもらっても、否定的な感想をもらっても、それを自分の中で咀嚼して以降の創作に対してより真摯に取り組む姿勢が出来上がります。

その中で、読者が求める面白いものと自分の描きたいことをうまく織り交ぜた自分だけのバランスを見つけて、また小説に取り組めば、絶対に前よりも進歩した作品が仕上がるはずです。

各選考を担当するのは、プロの編集者です。最終審査は多様な業界のプロが行います。ですが、最後に皆さんの作品を読むのは、プロでもなんでもない、沢山の本の中からあなたの本を選んで購入してくださる大勢の読者です。そしてその中には、あなたが応募前に勇気を振り絞って原稿を見せた誰かが必ずいます。その読者のことを忘れずに物語を作れば、プロには必ず通じます。


第3回 水瀬葉月

A、応募原稿の体裁等については、黙って渡瀬草一郎さんとこのサイトに行って執筆支援室を読めと言わざるをえない! 自分もここを読んで応募しました。せっかくの力作も、読みにくかったりルール違反で失格になったりすると勿体ないですよ。中身についてですが、「この作品のウリは(あるいは自分のウリは)ココ!」というところがはっきり伝わる原稿であればあるほどいいと思います。プロになった後でも求められるのはそういう原稿だと思いますから。応募の段階では市場の流行とかあんまり気にせず、とにかく自分自身の持つ「好き」を全力で込めた原稿を送ってみればいいんじゃないでしょうか。たぶん編集部は「これから流行を作れる」ようなものをこそ待っているはずです。


第4回 蒼山サグ

A、何か一つ、自分ならではの武器を手に入れることが肝要だと思います。

かく言う自分もまだまだ駆け出しの身ですので、新しいパワーを持った方々からどんどん刺激を受け、共に精進していければ嬉しいです。


第5回 成田良悟

A、私には文章作成技術もなく、殆ど直感だよりで創作を続けている状態ですので、皆さんにアドバイスをできるとは思えません。

『作家になってベストセラー書いて金持ちになるぜ!』という目的だろうと、『貧乏でもいいから、どんなに苦労しても死ぬまで小説を書き続けていたい』という目的だろうと、どんな形であれ構わないと私は思いますので、とにかく個人個人の『なりたい』という気持ちが大事じゃないかなと思います。

上のインタビューで私の言った事は全部聞き流して下さっても結構ですので(寧ろ投稿を就職活動と言い張っただのなんだの、絶対参考にしない方がいいと思います)、そうした『なりたい』という気持ちを実現させる為に、自分なりのやり方を見つける事が大事だと思います! ともあれ、皆さんが自分も読者もバランス良く納得できるような作品が書けるよう、お祈り申し上げます!


第6回 佐藤ケイ

A、回答奇を衒わないこと。

ひと言だけならこれに尽きます。

奇を衒うと、どうしても書き手自身にとっても奇妙なものを書くこととなりますが、書き手にとってよく分かっていないようなものを書いてみたところで書ききれるはずもないので、失敗するのは分かり切っているからです。

それよりも、自分にとってこの上なく王道であると思う物を一切妥協せずにトコトン突き詰めて書いた方が、自分と他人の常識のズレが浮き彫りになって、結果的に新鮮で個性的な物に仕上がる可能性は高いと思います。王道なものを書いたつもりなのにどこかで見たような凡作しか出来ないとしたら、それはほとんどの場合「世間の考える王道なんてのはこんなものだろう」という勝手な憶測と甘え、そして徹底的に突き詰めることをしなかった安易な妥協があるのです。

もし万が一自分と他人の間にズレがなく、自分にとって「これこそが王道だ」と思う物を一切妥協なくトコトン突き詰めた結果が他の人にとっての王道と寸分も違わぬものだったとしたら、それは最も喜ぶべき事です。何故ならそれは、自分にとって最高に面白い物を書けばそれが世間にとって最高に面白い物になるという事であり、大ヒットは約束されたも同然だからです。


第7回 支倉凍砂

A、安易に流行に乗っかるのはやめましょう。

ラノベだけ読んでラノベを書くのはやめましょう。


第8回 夏海公司

A、とにかく一本書き上げましょう。そして最低限何本は落選しても書き続けると事前に決めておくことです。多くのライバルは最初の一本を書き上げることができず残りの大半も一回の失敗で諦めていきます。つまりあなたが五回十回とチャレンジし続けられればそれだけでプロになれる確率は大幅アップするはずです。

あと落選した作品は知り合いに読んでもらいどこに問題あったかコメントをもらうといいかなと思います(執筆中の原稿と違い、評価が定まった作品については比較的客観的に意見を聞けると思うので……)。

同じフィールドで戦える日を楽しみにしています。


第9回 阿智太郎

A、好きを詰め込んだ作品はそれだけですごいパワーがあると思います。まずは自分が楽しむことを第一としてとにかくありったけの好きを作品の中に詰め込んでください。


第10回 三雲岳斗

A、ひとつの作品を完成させるためには、最初に思いついたアイディアや設定にこだわらないこと、書き直すことを恐れないことが結果的に近道なのかな、と思います。締め切りに追われているプロの作家でも、気に入らなければ、何十ページも破棄して最初から書き直すのはよくあることなので。

なにはともあれ、イメージしていた物語が自分自身の手で作品になっていく過程をぜひ楽しんでください。そして面白い作品が一冊でも多く世に出てくることを祈ってます!


第11回 高橋弥七郎

A、応募作で「自分にできること」をアピールする、つまり「私はこれが面白いと思っているんです」と読み手に伝えることができれば、私程度でも引っかかります。それに実際の話、作家業で身を立てるためのカスタマイズには、書いた人間の適性と趣向の把握が必須ですし。これは作家業の採用試験だ、と納得した上で、自分の楽しさを追求してみてはどうでしょう。なにかと上から目線で失礼。頑張って下さい。


第12回 九岡 望

A、僕もまだペーペーのペーでまだまだ模索中なところが多く、技術面であまり有益なアドバイスは差し上げられませんので、心構え程度でご容赦下さい。

執筆にあたって大事なことは数ありますが、自分が自分の作品を面白いと信じることがその一つだと僕は考えています。

そして文章媒体に限らず、漫画やアニメ、映画や演劇やゲームや音楽など何でも構いません、自分が触れて感動したものを大事にして下さい。自分自身の「これが面白い!」と思うその感性を信じてあげて下さい。どうあっても、結局はそこに立ち返るのではないかと思います。そこに作家というか創作者としての「自分」の原点があるのではないでしょうか。

それから、例えば自分の中での切り札なネタがあるとします。「この弾を使ってしまえば後がない」という温存しているアイデアです。それはもう構うこたないから全部ぶっ放しちゃっていいと思います。いずれ必ず使うことになるのなら、頭の中でそのアイデアが熱を持っている内に紙面に叩き付けてみればいいでしょう。なあに今その時の大事なネタを使い切ったって、なんだかんだ半年もすりゃ新しい別のネタが思い付いている筈ですから。

なんだか偉そうなことを申し上げてしまいましたが、アドバイスらしきものを差し上げられるとしたらこのくらいです。あなたの「面白い」を、読む人々に紹介してあげて下さい。


第13回 志村一矢

A、情報過多の昨今、所謂『売れ線』を見極めることはそう難しくはありません。売れ線を見極め、それに沿ったものが書けるというのもプロとしては重要な能力ですが、電撃文庫からのデビューを志している皆さんには、売れ線に沿うのでも乗るのでもなく、売れ線を作り出せる作家になってほしいと願います。私はカテゴリーエラーという言葉が大嫌いです。「カテゴリーは俺が決めるッ!」「俺がカテゴリーだ!」ぐらいの心意気で、あなたにしか書けない作品をぶつけてきてください。お待ちしています(選考委員の先生方が)。


第14回 杉井 光

A、自分が読みたいと思うものをひたすら追求してください。他のことは考えない方がいいです。よく「個性が大事」とか「なにかひとつ飛び抜けたものが必要」とか「自分の武器を磨け」とかいわれていますが、全部嘘です。気にする必要はありません。作家の個性、作家の飛び抜けた部分、作家の武器、そういったものは実は「その人が好きだから力を入れている箇所」に過ぎないのです。つまり因果が逆なのです。自分がどんな本を面白そうだと思って手に取るか、どんな本を読んだら満足するか、それだけを考えて書いてください(だって、読者もそれしか考えていないわけですから)。そうすれば個性も飛び抜けた部分も自分だけの武器もどうせ出てきます。あなたの物語はあなたにしか書けないし、あなたはあなたの物語しか書けないんです。自分の欲求を突き詰めること、それだけです。きっとうまくいきます。


第15回 鈴木 鈴

A、人との付き合いを大切にして、コミュニケーションをどんどん取っていきましょう。どのような社会でも人間同士の付き合いが結局はいちばん大切です。作家は人と会うことがほかの職業より少ないかもしれませんが、機会が少ないからといっておろそかにしないほうがよいです。


第16回 土橋真二郎

A、作家はいつでも誰でもなれる最後の職業だと考え、投稿時代に様々な経験をしてじっくりインプットしながら受賞を狙ってください。デビューしたら後戻りできませんからね。

といいつつも電撃大賞デビューをお待ちしております。電撃作家さんたちは優しい人ばかりなので安心して受賞してください!


第17回 山口幸三郎

A、憧れている作家や感銘を受けた作品が皆様にはあるかと思いますが、あまりそれらを意識しないことをオススメします。ああいうふうになりたいとか、こういうふうに書きたいとか、そういった理想形はあるでしょうが、自分に適した作風や文体というものが必ずしも理想形にハマるとは限らないと思うのです。もちろんプロの作品をお手本にしたり模倣したりしてスキルアップするのは正しいことです。けれど、そこにだけ固執すると本当の「自分らしさ」が遠退いてしまう気がするのです。

あまり固定観念に囚われずにいろんなジャンル、いろんな文体に挑戦してみてください。読んで好きな文章と、自分の執筆スタイルが同じになるとは限りませんので。

ああでも、好きこそものの上手なれとも言いますので、徹底的に好きな物を書き続けるのもまた間違いではないと思います。要は、もっと柔軟にあれこれ受け入れて、自分の可能性を広げていってほしいということです。

かく言う私もいまだに自分に合ったスタイルを模索しております。憧れの作家さんにはどうやってもなれないのですから、感性の赴くままに自分らしさを極めようと思います。

あなたにしか書けない、あなたらしい小説を、どうか見つけ出してください。


第18回 渡瀬草一郎

A、助言というより八割方は自戒になってしまうんですが、まず短期間でなるべくたくさん書けるようになってください。

スピードは人それぞれなので、自分に可能な範囲でという前提はつきますが、短期間で効率的に書ければ仕事以外の時間も作りやすくなりますし、場合によっては兼業でも本を出しやすくなります。「どうしたら早く書けるか」という方法論も含めて、早い段階で自分なりのやり方を模索しておいたほうがいいです。

かくいう自分は若い頃のようには徹夜が利かなくなってしまい、ペースが落ちているのですが、そこは反面教師ということで――実際のところ、今更のように改めて模索している最中だったりします。

後は本人の性格にもよるんですが、小説を書くこと自体が神経のすり減りやすい作業なので、あまり思い詰めないようにしてください。

柳の枝に雪折れなしともいいますし、書く時は真剣でも、それ以外ではなるべく気楽に柔軟に構えて、じっくりがっちりと作品に取り組んで欲しいと思います。


第19回 兎月山羊

A、「面白ければ何でも有り!」は真実です。

電撃文庫では、実に様々な系統の作品を書かせていただけます。本当に、この自由度の高さは素晴らしいものです。ぜひ、この環境にお越しください。そして一緒に、面白いものを生み出していきましょう!


第20回 乙野四方字

A、投稿作は、遠慮をしない方がいいと思います。

自分の投稿作には、2つのタブーと1つのエロが含まれていました。エロも2つかも。

それらは受賞後の改稿で修正する事になりましたが、逆に言えば、それは落選の理由にはならないという事。問題があれば受賞後に直せばいいという事です。

ブレーキは編集者さんが踏んでくれます。どうか存分にアクセルを踏んで下さい。当たって砕けるにしても、全速力の方が綺麗に砕けます。

私達が「どれだけ安全運転できるか」なんて見たがっている人は、おそらく誰もいません。

求められているのは、私達が「どれだけ突っ走れるか」ではないでしょうか。

それでは。受賞式の会場でお会いしましょう。


第21回 峰守ひろかず

A、僕のデビューした頃と比べると応募総数も増えましたし、メディアワークス文庫賞もできました。勝手が違っている以上、あまり実のあるアドバイスはできないのですが……。 何か言うとすれば、自分の作品とキャラクターを大事にしてあげてほしいな、と思います。それこそ、こいつらのことは自分がだれよりも知ってるし、世界で一番好きなんだ! と言い張れる程度には。それが物語の作り手の特権であり、責任だと僕は思います。

無論、自作の設定やキャラに固執しすぎて視野が狭くなってしまっては本末転倒ですけれど、客観的な視点と作品への愛は、決して両立できないものではない……と思いますし。さっきから「思います」が多い文章ですが、まあ、断言することでもないですからね。

以上、アドバイスでも何でもない話になってしまいましたが、「ほうかご百物語」の作中に「応援されようがされまいが、頑張る人は頑張って自分でどうにかしてしまうもの」みたいな台詞がありまして、僕のスタンスもそんな感じなので。あ、さっきも言いましたが、マニアックな知識は自分が思ってるより使えます。有効活用していきましょう。

えーと、こんなところでいいでしょうか。では、良き青空を!(※お気に入りの別れの挨拶です)


第22回 聴猫芝居

A、どうか楽しく書いて楽しく読んで下さい。悩む部分もあるでしょうし、難しい判断もあると思います。それでも執筆を終えた時に「あー、楽しかった!」と自信を持って言えるような作品を書けば、きっと結果もついて来ると思います。電撃文庫、楽しいですよ! 一緒に書きましょう!


第23回 沖田 雅

A、どんなにヘタでも良いので、まずは完成させることが重要だと思います。

一冊分ちゃんと完成させて初めて、わかる事ってありますし。

個人的には、一冊分書いて応募して、そこで初めて小説家志望なんじゃないかなと思います。

なのでまずは、がんばって書き上げてください。


第24回 多宇部貞人

A、あまりこう……確実なことは言えないのですが……その上でアドバイスなど恐縮ですが……デビュー前に必要な技能と、デビュー後に必要となる技能は、全く違うように思います。デビュー前にデビュー後に必要な技術を考えても無駄だと思うのです。とらぬタヌキのなんとやらです。私も沢山皮算用をしてしまいました……売り上げのことや、『楽に早く作品を生み出せるための』文章作法などは、デビュー後に考えるべきことで、デビュー前はただひたすら情熱があれば良い、そう思います。結局やり方は人それぞれとしかいえないようなところがあるので。こんなことしか言えないです。凄い作品を書いちゃって下さい。


第25回 三河ごーすと

A、中途半端ではなく突き抜けてみてください。

自分の好きなものを書くのだと決めたら、よけいなことは考えない。「これはここに面白さがある作品なんだ!」と思ったら、まっすぐそこに向かう。「売れるor売れない」を意識することも否定はしませんが、それならばとことん市場を研究する。

いっちょ突き抜けてみるか! と思いきってみると、結果は後からついてくるのではないかと思います。


第26回 三枝零一

A、自分の好きな物を書いてください。市場のニーズだとか世間の流れだとかそんな物は無視して、とにかく自分の一番好きな物を書いてください。そして、それを磨き上げてください。「この話を世界で一番面白く書けるのは俺だ」と言えるぐらいまで磨き上げてください。作家の個性もスタイルも武器も、全てはそこから生まれる物だと思います。


第27回 綾崎隼

A、どれだけ面白い小説を書いても、結局は、それを感じ取ってくれる編集者と出会えるか否かだと思います。そこには運の要素も多分に含まれると思います。報われるとは限らない努力を続けるのは大変なことですが、自分の作品を認めてくれる人間と出会えるまで諦めない。そういう覚悟を持ち続けることが大切なのかなと、僭越ながら思いました。


第28回 エドワード・スミス

A、誰に教わるわけでもなく、流行も傾向も知らず、たまたま締め切りが近かったからという理由で応募した僕が賞をいただいて既にデビューから三年目に突入しています。

電撃小説大賞は新たな才能を発掘する場です。目先の流行や小手先の方法論に惑わされて自分を縛らず、その時に出せる全力を表現してほしいと思います。

デビューすれば、いろんな制約や条件を勘案しながら書くことはいくらでもあります。それまで知らなかった「小説の作法」を覚える必要もあるでしょう。

しかし、応募原稿にそんな縛りはありません。これから磨かれる予定の原石が型に嵌まらないからという理由でふるい落とされることなどありえません。締め切りと最低枚数さえクリアすればどんな個性を発揮するのも自由です。

自由だからこそ、どんなものでも可能だからこそ、試されるのは本物の実力と個性だと思ってください。既に輝きを放つことができるのならそれでよし、そうでなくとも「この石は磨けば光るぞ!」と思わせる何かを示すことこそ大事です。

自分の全力を原稿用紙にぶちまけて、送ってください。


第29回 樹戸英斗

A、私はまだ、誰かにアドバイスできるような立場ではないので、これといって助言はありません。

ただ、デビュー前にやらずに後悔していることがたくさんあるので、そこから少しだけ書きたいと思います。

まず、より多くの作品を書くこと。

量より質なんていいますが、量をこなせば質がついてきます。

一万時間の法則というのは、有名な話ですよね。

技術を学ぶことも大事ですが、メンタルを整えるのも大事なこと。

どんな仕事をするにしても、精神面は重要です。

若い頃から自分と向き合い、執筆にのぞむ姿勢について、常に考えるよう心がけること。

デビュー当時の私は、あまりにも、あまりにも未熟でした。

ノムさんでおなじみの野村克也さんも、「人生論が確立されていないかぎりいい仕事はできない」とおっしゃっていますが、最近、それをとみに実感しております。

技術面だけでなく、精神面にも目を向けること。

人として成長すること。

投稿時代から、意識しておけばよかったと思ったことです。

まだまだまだまだありますが、文字数がオーバーしているのでこのあたりで。

どうぞ、反面教師になさってください。

そして、最後はこれです。

これだけはアドバイスかもしれません。

それは、ありきたりですが、絶対にあきらめないことです。

私の言葉では説得力がないと思いますので、有名な方々の言葉を集めてみました。

「成功を学ぶためには、まず失敗を学ばねばならない」――マイケル・ジョーダン

「あなたが転んでしまったことに関心はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ」――エイブラハム・リンカーン

「おまえの道を進め、人には勝手なことを言わせておけ」――ダンテ・アリギエーリ

以上です。

ここまでお付き合いくださり、どうもありがとうございました。


第30回 上遠野浩平

なし


第31回 紅玉いづき

A、非常に応募数が多い賞ですから、その数に身がすくむこともあるかと思います。けれど、その数に怯えることはなくて。ライバルのことを憎んだりする必要もなくて。

あなたは、世界でたったひとりのあなたです。

どうぞ、楽しんでください。つらいこともあるけれど、この世界は、愉快ですよ。


第32回 菱田愛日

A、ごく当たり前のことなのですが……。

『作家になる』という夢を叶えるために頑張れるのは、自分しかいません。そして、それはプロになっても同じです。プロの作家を続けるために頑張れるのは、自分だけです。努力を続けられるよう、小説を書くことを心から楽しんで下さい。

いつかお会いできる日を、私も努力を続けながら楽しみにしています。


第33回 蝉川タカマル

A、小説を書くことが上手であればそれに越したことはありませんが、たとえ下手でも『面白い!』と思える部分があれば拾い上げてくれるはずです。そうでなければ僕はここにいません。『これだけは誰にも負けない』という武器を見つけ出し、どうかあなたの夢を叶えてください。お会いできる日を楽しみにしています。


第34回 御堂彰彦

A、一冊の本を書き切るというのは本当に大変な作業です。途中で投げ出したくなるときや迷って立ち止まってしまうこともあると思いますが、諦めずに続けることが大事だと思います。私の場合、受賞者の中では少し特異なデビューの部類に入るので、参考になるかはわかりませんが、こういうデビューの仕方もあるのだと参考になればと思います。 また私は兼業なのですが、同じように学生や会社員をしながら小説を書くことを並行している方もいると思います。当時は自分もなかなか書く時間がないと思っていましたが今思えば、そしてやり方次第では時間って結構いくらでもあるものです。ぜひ挫けずにがんばってください。



はい、ここまでお付き合いありがとうございました。

総論としては『好きに書け、我が道を行け、それが個性だ』みたいな根も葉もない言葉が多かったような気がします、まあ不自由に書いて面白い作品になるとは思えませんしね、そんな感じなんでしょう。


今回はここまでで、ではでは~。

 

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