表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/11

これにて終わり?大団円? はたまた今後も続いてく?

 そうして、なんとかヒロインや悪役令嬢は、破滅は回避いたしました~。


うーん、でもこれって、ゲーム自体はどうにもできてなかったね…


試合に負けて、勝負にも負けて、でもクラブ活動だから、進学には影響ない、みたいな?


ああ… でも結局、当初の予定とはずいぶん。

わーん、お気楽な平民冒険者生活の予定が~っ!


でもまあ。 特にひどいことにはならなかっただけで、よしとします…


****

そうして私は王太子妃、そして王妃生活に突入。


まあ、いろいろ苦労はありましたけど…。トラブルも起こりましたけど…

私達(夫婦だけじゃなく、他の攻略対象者たちも)の感想としては…


 自分で自由に動けて、対処できるだけマシ!


くじけそうになるたび、あの暗黒の学園時代を思い出すだけで、乾いた笑いを浮かべながら頑張っていけマス。



王子、いや、王との生活?


そですね。 とりあえず現在、建物の一つを分捕ってプライベート空間にさせてもらってます。

え? 護衛? 私冒険者ランクS(上がった)ですが。 前世知識参考の警備システム仕掛けてますが。


うん。 試しに騎士や魔道士や専門?の人に試してもらったら…


捕捉は完璧ですね。

えーっと、みなさん攻略出来なくて悩んでるけど、とりあえず、重さがあって、体温があって、体内電流が流れてて、呼吸してて、魔力あれば、引っかかるようになってます。

前世より感知種類多いよね。魔法って便利☆ 

いや、やり出したらちょっと仕掛けるのにハマっちゃって…


排除はなぁ…。隔壁作って空気いじるのが無難だけどね。でも時間や割合が難しい。

バッタリいかれちゃった時にはスッゴク焦った…。いや大丈夫だったけどね…。

物理で槍や銃弾が飛んでくのは… いや、スプラッタになるよね? 壁や調度品も穴空くし。

いざという時用に仕込んではいるけど、今は、空気抜いてある程度弱らせたら、拘束っていうか埋めるように調整中。

どこって、まあ、壁とか床とかに。顔が埋まんなきゃ大丈夫だよね? ヤバそうなら掘り出すから。


ちなみにそうやって警備システム仕掛けてたら、作動確認に王サマが立候補してきたりして…



中のキッチンでは、マリーとかも呼んで、前世料理をいくつか再現したり。

うん。完成したら、アポロンも呼んで振る舞ってますよ。スポンサーだし。

いくつかは料理長に流したり。

うん。国王夫妻からのリクエストですので、習得よろしく。

え? おもてなしに使いたい? いーよ~。 また材料は頂戴ね。



あと… 研究室も作って、前世での道具もいくつか再現を試してみたり。

これもマリーとだけど、カトルとポルクも科学を魔法で代用させるために付き合わせたり。


アポロン、優秀ではあるんだよな~。

いくつか説明したら、見たこととか無いはずなのに、妙に近いモノの作り方を考えてくれたり。

うむ。その調子で真っ当な成果を上げていってくれたまえ。

あ、材料とか予算とかもよろしく!


とりあえず録音機とか映写機とかは出来た~ けど。


アポロン…  ある程度正しい使い方だけど…

録音機、王城の待合室に仕掛けて、偉そうなオジサンが文句言ってるのとか、後で聞いて笑ってる…

お気に入りは、賭け事が好きでプライドの高い、某大公が偉そうにしてるヤツ。

うん。この人、実際顔合わせるとへこへこしてんだよね。まあ、イロイロと隠し切れてはナイですけど…


映写機はマリーが一番はしゃいでたけど、他のにも大人気。

子供の映像とかせっせと撮ってたよ。アポロンもね。

まあ、映写機使うのがメインか、子供の映像残すのがメインかは分からないけど…。




うん。 まあ、お互い子供たちにも恵まれてるんだけど…


んー。 どれもキラキラしいなあ~。

まあ、貴族って美形多いし、私達の子が美形でも、他のの子が、また違った美形でも、おかしくは無いんだけど…


 ゲームの続編とかってどうだっけなあ… アレ結構人気あったはず…


みんな、いやアポロンは知らんが…、あの悪夢時代再び、は嫌だからね。

打てる手は打っておくのが、アレ体験した私たちの仕事。



とりあえず… 婚約の確定は、学園卒業後に意思確認をして、一定の教養ランクに達していれば、と法律を作りました! 先王達もそれに全力で賛成。

それまでは仮ね。仮!


学園を一部改装したり、従者や侍女には、本来ならいない人を… でもこのへんって、そう変えた時点でどうなんだろうなぁ…。


『運命の~ 』みたいな人知を超える力として『神の劇場』というものも広めてみたり。

うん、あの体験を、そんなことになった人がいる、とね。悪用されても困るから、教える相手は選ぶけど。

ちなみに、私達みたいに、先にその知識を得る人もいる、とも。

あ、なんか副産物で『デンパ』の認識も広まっちゃったり。


いや…、電波とか来たらヤだよね~、ってマリーと話してたら、どんなのかって聞かれて…。

こっちでもシンデレラみたいな話があったから、読んだことのある悪役令嬢モノの電波ヒロイン風で書いて見せてみたら…

面白がって出版しやがった…。 しかも世間でなんかウケてるんですけど…


ちなみに内容は、

<とある、シンデレラのお話が好きな、デンパーナお嬢様。王子様にあこがれる夢見がちな女の子。

母親を亡くして子連れの継母が来た。きっと私を苛めてくるわ。

そろそろ淑女教育を… マナー・・・「お義母様、事有る毎に叱ってきて私、苛められてる!」

お勉強・・・「こんなワケ分からないことを押し付けてきてひどーい」

呆れた家族は、表に出さないようにして、心の広い方と結婚させよ… 「ヒドイ! お義母達、私が王子様に会うの邪魔するつもりなのね! 負けないわ!」

嘘八百で純情な男の子から贈られたドレスを着て、王城ダンスパーティーへ突撃!

見た目はいいから、第二王子と踊って… 「私苛められてるの。帰りたくないわ」

ヒーロー気取りの第二王子。 「なに! こんな可愛いデンパーナを虐げるなど、なんて奴らだ!」

焦った父達「いや、これこれこういう訳で…」 「言い訳をするな!」騒ぐ第二王子。

そこで王様が場を預かって、お妃教育させながら様子見よう、と。

デンパーナ、マナー駄目。知識ナシ。教えようとしたら、「貴女達も苛めるの! ひどい!」

「私はお姫様なんだから、王子様に選ばれたの。だから大事にしてもらって幸せに暮らすのよ」

… 第二王子、責任とって王族止めて。王に謝罪してる横で、礼儀スルーして「何で謝るの。王子様何も悪くないじゃない! 可哀想な私を助けてくれて、これから私は幸せにしてもらうのよ。どうしてみんな邪魔するの」…

最後は、修道院に押し込められて、寂しい部屋で「私は愛されるお姫様なのよ。王子様に選ばれて幸せになるのよ。どうして。どうしてよ…」とぶつぶつ…。

ちゃんとマナーや知識を身に付けた義姉は、王太子の妃に。めでたしめでたし>

って話…。


まあ、ある程度道徳的なモノはあるからね。親御さんたちも結構買っててるみたい…

王子様と結婚したきゃ、勉強やマナーも頑張りましょう、ってか。


まあ、お嬢さんたちのヤル気は上がりそうだし、将来、本当に電波が来たら、いい笑いものになりそうなんで放置しとこっかな…


ちなみに先日、お茶会でだだこねてるお嬢ちゃんに

「そんなことばっかり言ってるとデンパーナみたいになっちゃうわよ!」って怒ってるの聞いたw  

腹筋と表情筋がw


****


そんなこんなで準備はイロイロと。


あと子供達にも、知識や能力や技術は身に付けさせた。

婚約者? 一応何かあった時のために、前回の被害者の子供達同士で。

まだ、仮、だけどね。



これならきっと大じょう… って、無し! ナシ! なーしっ!


ごほん。 えーっと、強制力様?

願わくば、ご無理をなさらず、お休みになっていただけることを、関係者一同、切に、切に、希望いたしておりま~す!

またのご来訪は、謹んでご遠慮申し上げま~す!



ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。


ある程度勢いで書いたものですので、おかしいところなどあったかもしれませんが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ