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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『修羅の国』での死闘  作者: 橋本 直
第三十六章 二日酔いと日常

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第170話 帰ってきたヤンキー

「ああ、そう言えば島田先輩達は?あの人タフだからもう復活してるはずですよね。もう帰ってきてるんでしょ、あの人。元気ですか?」 


 間の抜けた誠の質問にかなめ達は目を見合わせた。誠も自分の一撃で島田に恥をかかせた自覚は有るので少し島田の事が心配になっていた。


「回収済みだ。お前さんの兵器の直撃で失神してた島田ならもう元気に歩いてるよ。まさにゴキブリだな、アイツの生命力は。アイツも『不死人』じゃねえのか?」


 冗談めかしてかなめはそう言った。 


「ああ、まあ元気は元気だけど、今回の兵器の直撃を受けた訳ですから。検査の後、ちょっと仕事は無理だから部屋で休んでもらってましたけど……本当に困ります。『俺が居ないと整備班は回らねえんだ』とか言って部屋を抜け出そうとして……あんまり暴れるものだから今は営倉に入ってもらってます」 


 ひよこが困った表情を浮かべながらアメリアの顔を見つめる。その視線の中でアメリアは頭をを撫でながら苦笑いを浮かべる。


「働きたくて営倉入り……まあヤンキーに営倉はお似合いですから。島田先輩らしいと言うかなんと言うか……じゃあ今は『ふさ』は帰還中ですか」 


 続いている頭痛に顔をしかめながら誠はそう言うとアメリアを見上げた。アメリアは声も無く頷いた。そして彼はスポーツ新聞を誠に渡した。


「なんでスポーツ新聞なんですか?どうせ読むならもっとちゃんとした新聞を読みたいんですが……」


 場違いな新聞に不審に思いながら誠は頭を上げて記事を見つめた。そこには蛍光ペンで縁取られた記事が踊っていた。



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