輪廻の罪
輪廻の下半身から生えていたドラゴンの巨体が純白の光を放ち始め、先ほどまで輪廻と戦っていた広間を飲み込んでいく。
自爆するつもりなのだろうかと思った俺は、輪廻の上半身を14.5mm弾で引き千切ったOSV-96を肩に担ぎながら、ラウラの手を掴んで走り出した。輪廻が生み出したホムンクルスたちには自爆機能が調整によって追加されている。彼女の肉体にも調整が施されていたのであれば、輪廻も自爆することはできるだろう。
道連れにされてたまるかと思いながら、最愛の姉の手を引いてジャンプする。けれどもドラゴンの巨体で産声をあげた白い光は、あっさりと俺とラウラを呑み込んだ。
歯を食いしばりながら全身を蒼い外殻で覆う。床の上に着地すると同時にラウラを庇おうとしたんだが――――――猛烈な爆炎と衝撃波が牙を剥く気配はない。
違和感を感じながら、ゆっくりと目を開ける。
先ほどまで戦っていた広間や、蒼い結晶で形成された円形の床は見当たらない。無数の歯車で作られた天空都市の壁も白い光に呑み込まれている。
俺とラウラ以外を”白”に支配された世界だ。
あの光は自爆ではなかったのだろうかと思いながら、そっと外殻を解除する。蒼いドラゴンの外殻が普通の人間の肌に戻っていくのをちらりと見てから、純白の世界を見渡した。
後方で支援してくれていたナタリアたちや、あの世から助けに来てくれた親父もいない。この世界にいるのは、俺とラウラの2人だけだ。
辛うじて自爆に巻き込まれずに済んだのだろうか。それとも、自爆に巻き込まれて一瞬で消滅し、ラウラと一緒にあの世へと来てしまったのだろうか。そう思いながら周囲を見渡していると、後ろから輪廻の声が聞こえてきた。
『やあ、2人とも』
「輪廻…………!」
微笑みながら声をかけてきた彼女に、肩に担いでいたOSV-96を反射的に向ける。左手でキャリングハンドルを握りながら、スコープの上に乗っているオープンタイプのドットサイトを覗き込み、輪廻をまたしても吹き飛ばす準備を済ませる。
隣にいるラウラもホルスターの中のPL-15を向けたけれど、俺と同時にラウラも違和感を感じたらしく、同時に銃口を降ろした。
目の前に現れた輪廻は、親父の遺伝子を取り込んでキメラとなった後の輪廻ではなく、キメラになる前に白髪の少女の姿だったのである。しかも身に纏っているのは科学者のような白衣ではなく、白とピンクのドレスだったのである。
『やっと私を倒し、呪われた夜から世界を救ってくれたのね』
「どういうこと?」
彼女は俺たちに倒されることを望んでいた………?
世界中の人間を粛清し、ホムンクルスの世界を作るという計画を実行するために世界を蹂躙していたと思っていた俺たちは、自分が倒されたというのに嬉しそうに微笑んでいる輪廻を見つめながら目を細める。
『これであなたたちは世界を救った英雄となり、この世界の人間でも自分たちの世界を救えるという事を神々に証明する事ができた』
「なんだと?」
倒されることが目的だったとでもいうのか?
『リキヤは特別な転生者よ。私がこの世界へと導いた転生者とは違うの』
廃墟と化したネイリンゲンで、前任者から聞いた話を思い出す。リキヤと呼ばれる転生者は特別な存在であり、世界が滅亡しかける度に、この世界を救うためにあらゆるパラレルワールドからこの世界へと転生させられる勇者。
かつてレリエルと戦った大天使も、パラレルワールドからやってきた”リキヤ”だという。
けれども、転生してきたリキヤたちはこの世界を救うために強敵たちと死闘を繰り広げ、次々に戦死していったのだ。
「勇者………」
『その通り』
微笑みながら両手を広げた輪廻は、くるりと後ろを向いてから説明を始めた。
『大昔にね、この世界にも英雄がいたの。滅亡しそうになっていたこの世界を浄化して救うために、2人の英雄が旅立った。………けれども、世界の浄化は失敗してしまったのよ。神々はこの世界の人々には世界を救う力がないと判断し、異世界から勇者を転生させて世界を救わせる事にしたの』
「その勇者に選ばれたのがパパだっていうの?」
『そう。君たちのパパは、”99番目のリキヤ”』
この世界は、99人のリキヤたちの命と引き換えに守られ続けてきた。
世界が滅亡しかける度に異世界から何の罪もないリキヤたちが転生させられ、この世界のために命懸けで戦わされてきたのだ。けれども、この世界の住民たちはリキヤたちが世界を守っていたにもかかわらず、自分たちが世界を守っているのだと思い込んでいたのである。
災禍の紅月は、100年毎にこの世界に牙を剥く。
赤黒い夜空が世界中を覆い、真紅の月が夜空を支配する。禍々しい呪われた夜に、必ずこの世界は滅亡しかける。
このままリキヤたちが世界のために戦い続ければ、パラレルワールドのリキヤたちは間違いなく”枯渇”するだろう。
そう思った瞬間、なぜ輪廻が俺たちに倒されることを望んでいたのかを理解した。
彼女が実行しようとしていた”ガーディアン計画”は、世界の救済と引き換えに犠牲になっていくリキヤたちのための計画だったのだ。そう、ホムンクルスを守護者とするのではなく、世界を守っていた守護者であるリキヤたちを救うための計画。
「お前…………わざと悪役になることで、俺たちに世界を救わせようとしていたのか?」
「どういうこと?」
隣で輪廻を見つめていたラウラが、こっちを振り向いた。
「災禍の紅月の元凶となって俺たちに倒されれば、今年の災禍の紅月は”この世界の住民の手によって退けられた”ということになる」
しかも俺は、転生者ではなくこっちの世界の人間だ。だから輪廻は敢えて第二世代型転生者の試作品の片方をこの世界の住民にしたのだろうか。
ラウラは驚愕しながら、真っ白な世界を見つめている輪廻の方を振り向いた。
「まさか、この世界の住民でも世界を守れるという事を証明するために、この世界を蹂躙して悪役にふりをしていたの………!?」
彼女が問いかけると、輪廻は苦笑いしながらこっちを振り向き、首を縦に振る。
『世界を蹂躙できるほどの力がなければ、災禍の紅月の元凶にはなれないの。本来だったら、今回は単なる魔物の大量発生で済む筈だったわ』
輪廻の計画の目的は、”この世界の人々でも世界を守れるという事を証明する”事だったのだ。神々はこの世界の人々では世界を守る事ができないと判断していたからこそ、異世界からリキヤたちをこの世界へと転生させ、世界に牙を剥く災厄の元凶たちと戦わせて、世界を守らせ続けていたのである。
けれども、この世界の人々が自力で世界を守れるという事が証明されれば―――――リキヤたちを転生させる必要がないと判断され、彼らは解放されることになる。
彼女はこの世界の人々を犠牲にして、リキヤを救おうとしていたのだ。
「でも、あなたが殺した人々は何の罪もない人々よ」
『分かってるわ、地獄に行く覚悟はできてるもの』
何の罪もない人々を虐殺したからこそ、魔物の大量発生になる筈だった今年の元凶を上書きし、災禍の紅月の元凶となったんだ。
『さあ、仕上げをしましょう』
「仕上げ?」
すると、何の前触れもなく輪廻の背後に巨大な紅い扉が姿を現した。表面には無数の黒い複雑な古代文字がこれでもかというほど描かれていて、扉の中央にはよく見ると窪んでいる部分がある。10m以上の大きさの扉の中心にある窪みは何なのだろうか、と思いながら見上げていると、輪廻はその扉に向かって歩き出す。
明らかに少女の腕力でこじ開けられるサイズの扉ではない。魔術か魔法を使って開くのだろうかと思っていると、輪廻はまるで扉を押そうとしているかのように華奢な手を伸ばした。
背後に現れた扉にそっと触れながら、中心にある窪んだ部分を見上げる輪廻。嬉しそうに微笑んだ彼女は、ちらりと俺の方を見ながら言った。
『この扉を開けるためには”鍵”が必要よ』
「鍵?」
「ちょっと待って。この扉の向こうには何があるの?」
『開放すべき存在よ』
解放しなければならない存在。
この世界のために転生させられ続けている、何の罪もない異世界の男。
『タクヤ、鍵はあなたが持っている筈よ』
「俺が?」
『ええ。22年前のネイリンゲンで手に入れた筈よ』
星剣スターライトが鍵だというのか?
ちらりとラウラの方を見てから、体内の魔力を加圧して目の前に蒼い魔法陣を召喚する。その中心部から蒼い剣の柄が突き出たのを確認した俺は、目の前に突き出していた両手をその柄へと伸ばし、スパークを撒き散らしながら回転している魔法陣からサファイアのような蒼い剣を引っ張り出す。
ジョシュアのクソ野郎から奪い取った星剣スターライトを召喚すると、輪廻は扉にある窪んだ部分を指差した。どうやらあそこが、この扉を開けるための”鍵穴”として機能するらしい。
彼女はあの扉の向こうにいる”開放すべき存在”を救い出すために、俺たちを22年前のネイリンゲンへとタイムスリップさせたのだ。俺たちが過去の世界へと行く前までは、魔剣は親父たちの手によって破壊されていたから、もうこの世界には存在していなかった。だから俺たちを22年前のネイリンゲンへと送り込み、モリガンの傭兵とジョシュアとの戦いに介入させて魔剣を回収させたのである。
苦笑いしながら、そっと星剣スターライトから手を離した。普通の剣であれば床の上に落下して金属音を奏でる筈だけど、星剣スターライトは柄を握る手が離れているにもかかわらず、蒼い光を放ちながら浮遊を続けている。
全部、輪廻の計画通りだった。
俺は自分を転生者だと思い込みながら、あらゆる転生者たちを葬ってきた。そしてレベルを上げた状態の俺とブラドを戦わせ、この世界の人間である俺が輪廻に立ち向かう事ができるという事を確かめてから、輪廻はこのガーディアン計画を実行し、この世界の人々によって”計画通りに倒された”のである。
星剣スターライトがふわふわと浮遊を始めたかと思うと、ゆっくりと扉の窪んだ部分へと吸い込まれていく。
蒼い剣が窪んだ部分へと収まったかと思うと、一瞬だけ蒼いスパークが荒れ狂った。”鍵”となる星剣スターライトを扉が感知したのか、紅い扉がゆっくりと開き始める。
この扉の向こうにいるのは、輪廻が世界中の人間と自分を対価にして解放しようとしていた男だ。
数多の人間を犠牲にすることで災禍の紅月の元凶となり、最終的に俺たちに倒されることによって、この世界の人間でも世界を守れることを証明して、解放しようとしている存在。無数の人間を救うために犠牲になっていた男が、無数の人間の犠牲によって救われる。
最終的には平等になった。この世界の人々は、今まで彼を犠牲にして生きてきたのだから。
メサイアの天秤が、最終的に犠牲を均等にしてしまったのだ。
真紅の扉の向こうを目にした俺とラウラは、目を見開く羽目になった。
「おいおい………」
「な、何なの、ここ………!」
扉の向こうに広がっていたのは、小さな照明に照らされた広い駐車場だった。駐車場の奥には大きな建物が鎮座していて、壁にある看板には日本語で『スーパー』と書かれているのが分かる。窓ガラスの向こうには商品がずらりと並んだ棚がこれでもかというほど並んでいて、その奥にはレジらしき場所が見える。
閉店時間が近いのか、買い物客は見当たらない。駐車場にも車は殆ど停まっていないせいで、単なる暗い広場と化している。
俺たちのいる世界ではない。
輪廻が移植したナガトの記憶を思い出していると、輪廻は微笑みながらその扉の向こうへと歩き始めた。俺はラウラの手を引くと、彼女と一緒に冒険者用のがっちりしたブーツで”異世界”の駐車場を覆うアスファルトを踏みつける。
「ここは………親父が生まれ育った世界だ」
「パパのいた異世界………?」
『そう、君たちの父親が生まれ育った世界。あらゆるパラレルワールドのリキヤたちは、ここで殺されて異世界へと転生してる』
そう言ってから、輪廻は暗い駐車場の向こうを指差した。小さい照明では荷が重いとしか言いようがないほど広い駐車場の向こうに、1台だけ車が止まっているのが見える。その車を運転していた20代前半くらいの黒髪の男は、自分の車に鍵をかけると、スーパーへと向かって歩き始める。
仕事帰りなのか、彼はスーツに身を包んでいる。けれどもそのスーツに包まれている身体はがっちりとしているせいなのか、あまりスーツは似合っていない。迷彩服だったら似合うんじゃないだろうかと思いながら見守っていた俺とラウラは、そのスーツ姿の男が誰なのかを理解した。
「パパ………」
そう、転生前の速河力也だ。
端末を渡されて銃を装備し、異世界で魔物やクソ野郎共と戦い始める前の速河力也。もしここで殺されなかったら、ごく普通の人間としてこの世界で生きていく事になるのだ。
すると、親父が停めた車の方からガラスの割れるような音が聞こえてきた。ぎょっとしながら車の方を見てみると、痩せ細った男が親父の車の窓ガラスを割り、中に置いてある物を盗もうとしているのが見える。
車上荒らしか?
親父は踵を返し、車上荒らしの方へと向かって走り始めた。車の中から何かを盗もうとしていた車上荒らしは、その車の持ち主が激昂しながら戻ってきたことに気付くと、抵抗するつもりなのか、それとも脅すつもりなのか、懐から小さなナイフを取り出して切っ先を親父へと向ける。
もし抵抗するつもりならば正解だ。親父は前世の世界にいた時からラグビーで身体を鍛えていたから、痩せ細った男が丸腰で戦いを挑めばあっさりとタックルで吹っ飛ばされてしまうだろう。けれども、もし脅すつもりだというのならば不正解としか言いようがない。あの男は、脅された程度で要求を呑む男ではないのだから。
だが、きっとあの車上荒らしは後者のつもりでナイフを取り出したのだろう。
案の定、親父は全く脅されていなかった。ナイフを向けられていてもお構いなしに車上荒らしへと近付いていく。
親父はここで殺されるのだ。
『さあ、彼を救って』
ここで彼が殺されれば、またリキヤは異世界で戦うことになる。戦死したリキヤの代わりに最強の転生者となり、次の災禍の紅月で命を落とすのだ。
そのループを終わらせなければならない。
上着の内ポケットの中へと手を突っ込み、中に納まっている小型ハンドガンのPL-15Kを取り出す。安全装置を素早く解除してから、自分の車の窓を割ったバカを粛清しようとしている前世の親父にナイフを向けている車上荒らしへと銃口を向けたが、俺は引き金を引かなかった。
ここであのクソ野郎を射殺すれば、最悪の場合は親父が車上荒らしの男を殺したと疑われてしまうかもしれない。
だから、銃口を車上荒らしではなく、奥にあるスーパーの窓へと向けた。
窓の向こうに誰もいないことを確認すると、隣にいるラウラもPL-15を窓へと向ける。
そして、ラウラと同時にトリガーを引いた。ズドン、と何度も耳にした銃声が轟き、スライドから9mm弾の薬莢が躍り出る。火薬の残滓と煙を纏いながら落下した薬莢がアスファルトに落下すると同時に、アイアンサイトの向こうで、2発の9mm弾が命中したスーパーの窓が砕け散った。
きっと店内で閉店の準備をしていた店員たちは、ぎょっとしたに違いない。
すると、その割れた窓の近くに若い店員が走ってくるのが見えた。その店員は木端微塵になった窓を見てから、外にいる誰かが割ったのだろうと判断したらしく、割れた窓の向こうを見つめる。その窓の向こうに広がっている真っ暗な駐車場で車上荒らしに襲われている親父に気付いた店員は、駆けつけてきた他の店員たちにぎょっとしながら叫んだ。
「お、おい、大変だ! ナイフを持った男にお客さんが襲われてる!」
「警察を呼べ!」
警察に通報するために、数人の店員たちがレジの奥にある部屋へと走っていく。買い物をしに来た親父を脅そうとしていた車上荒らしの男は、警察を呼ぶ前に逃げ出そうとするが、踵を返して走り出す前に自分が脅していた男に顔面をぶん殴られ、アスファルトの上に倒れて気を失ってしまう。
ラウラと同時に銃をホルスターの中に戻し、息を吐いた。
これで親父が異世界へとやってくることはない。この世界はこっちの世界に住んでいる人々でも守る事ができるという事を証明したし、リキヤたちが殺されて異世界へと転生するというループを断つ事ができたのだから。
『これでリキヤは救われる』
前世の世界の親父を見守っていた輪廻は、真っ白な手で涙を拭い去りながらそう言った。
もう二度と、リキヤたちが異世界を守るために”徴兵”されることはない。彼らは平和なこっちの世界で、いつものように幸せに暮らしていくのだ。戦争や殺し合いが日常茶飯事の異世界で戦い続けるのは、彼らから力を受け継いだ俺たちの役目である。
そのために、俺たちは血と鉄の力で揺り籠を作り上げてみせる。
我々の銃が発する銃声が、世界救済の福音となるのだ。
『ありがとう。これでリキヤたちが解放された』
「…………満足したか、輪廻」
『うん』
涙を拭い去ってから、彼女は微笑んだ。
唐突に、アスファルトが真っ白な光を放ち始める。黒いアスファルトを急激に純白の亀裂が侵食し、その断面から白い光が漏れ出していく。やがて、足元で産声をあげた白い光たちが膨れ上がり、リキヤを開放した俺とラウラを夜空へと吹き飛ばし始めた。
『さようなら、”揺り籠の守護者たち”』
白い光に侵食されていく駐車場で、空へと吹き飛ばされていく俺とラウラを見上げながら手を振り始める輪廻。亀裂から噴き上がった白い光たちが、微笑みながらこっちに手を振っている輪廻をゆっくりと飲み込んでいく。
彼女はリキヤを救うために、世界中の人々を何人も殺した。
リキヤたちに世界を守らせ、犠牲を押し付けている人々にも罪はあると言えるかもしれない。けれどもこの世界の人々はリキヤが犠牲になっているという事は知らないし、自分たちで世界を守ろうとしている。
だから俺たちは、この世界の人々を鉄と血の力で守るのだ。
もちろん、人々を虐げるクソ野郎を守るつもりはないけれど。
きっと、輪廻は地獄へ落ちて裁かれることになるだろう。世界中の人々を虐殺した挙句、ホムンクルスの技術を悪用して、自分が作り出した命たちを戦場で何人も死なせてきたのだから。
けれども、彼女は苦しみ続けていたリキヤたちを救うために、敢えて悪役になった。
だから、消えていく輪廻に手を振りながら思った。
少しでいいから、彼女の罪が軽くなればいいのにな、と。




