表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
526/589

第15章 登場人物と14章のおさらい

また、始めたいと思います。週二回から三回のうpになると思います。

15章 登場人物


バイロン: 

 本作もう一人の主人公。レイドル侯爵のもとから逃げた後、コルレオーネ一座に身を置いて女優としての日々を過ごしていたが、ダリスの最高権力者、一ノ妃のメイドとして仕えることになる。その後、執事長選挙で大きな役割を果たすと異例の出世を遂げた。ボルト家の絡む権力闘争にも勝利をおさめたことで第四宮の副宮長としてのポジションを確立している(特技:頭突き)


リンジー:

 宮中で唯一、バイロンが気を許せる同僚。かわいいとは言い難いが性格があかるく、笑うと人の良さが出る。以前の事件ではバイロンとともに九死に一生と呼べる状況を切り抜け、バイロンとの親交をさらに深めている。現在はバイロンとともに第四宮で若輩の身でありながら大出世をとげて、宮長として抜擢されている。知性に長けたリンジーは武闘派のバイロンとともに互いを支え合っている。(特技:マシンガントーク)


マイラ:

 第四宮の宮長(別名:メイド長)、生真面目で業務に対する姿勢は思慮深い。だがその一方で『女の園』ともよべる第四宮を統べるだけの知己はなく、謀略、策略といったことに対応する術は皆無である。以前の執事長選挙で右往左往したもののバイロンとリンジーの活躍のおかげで執事長選挙に勝利するという僥倖に見舞われる。現在はすべての宮を統括する執事長となっている。


マール:

 第四宮の新人メイド。当初はバイロンとリンジーを軽んじていたが、バイロンにヤキを入れられて改心。現在は新人メイドのチーフのような存在になっている。


レイドル侯爵: 

 バイロンとそのリドラを経済的に支援してきた人物。その顔には幾重にも包帯が巻かれ素顔を覗くことはできないが、貴族の間では『ダリスの銀狼』として恐れられている。様々な事案をその裏から介在していく存在。レイドルの名を恐れる者は少なくない。


マーベリック: 

 レイドル侯爵の執事。バイロンとレイドル侯爵のパイプ役を担っている。一見するとイケメンだが、時折見せる目つきの中には殺意が垣間見える。以前の一件でバイロンに対して特別な感情を抱き始めている。様々な事案において暗躍するマーベリックであるがバイロンの機転に救われることもあってか彼女との関係は徐々に近づき始めている。


ゴンザレス:

 マーベリックの配下。白髪を短髪にした職人風の男で市井に潜んで様々な情報を集めている。経験豊富な猛者で人物眼は確かである。マーベリックの手足となり手がかりを見つけてくる能力はピカイチ。


レイ:

 マーベリックの朋輩。毒を用いて人を殺めることに躊躇のない姿勢は非道ともいえる。状況を俯瞰する能力はマーベリックにはないもので利に聡いだけではなく、全体を見渡して行動する人物である。


ヨシュア:

 近衛隊隊員、父であるマリオ バルトロは三ノ妃のいる砦を守っていたが鉄仮面により強襲されて絶命。現在は近衛隊の隊員として仲間達に支えてもらい日々の業務にいそしんでいる。短髪に刈り上げた好青年。(前章では偽の金貨を入れ替える作業を行っている)


一ノ妃:

 ダリスの最高権力者。深い思慮と未来を見通す眼力を持つ。高齢だがいまだその睨みは衰えず、高級貴族たちも一目を置かざるを得ない存在。


二ノ妃:

 トネリアから嫁いだ人物。娘を不慮の事故で失ってからはもぬけの殻のようになり、今では放蕩を繰り返す人物となり果ててしまった……思慮の浅い軽薄な存在になっている。前章ではトネリアの管財人であるアナベルに籠絡されてしまった……


三ノ妃:

 一ノ妃の後継となるマルスを産んだ人物。身分の低い貴族であったが今は無き帝の子供を産んだことで権力を振るう。だがマルス暗殺という事件において失脚すると力を失い下級貴族へと陥落。後にマルスが生きていることがわかると御三家であるボルト家の当主と組んで再びマルスを帝位に就けようとする。


三公爵: 

 帝位につく資格を持つ高級貴族。ボルト家(政治、経済を担う)、ローズ家(軍事、安全保障を担う)、レナード家(文化、教育を担う)がある。


鉄仮面:

 神出鬼没の大悪党、その能力は果てしなく右に出る者はいないだろう……一言で言えば超つおい!!!


富裕な商人:

 鉄仮面の片腕となった元盗賊。鉄仮面の配下になることで悪道を着実に進んでいる。悪知恵にたけた武闘派の男。人を殺すことさえ厭わない。



                                *


14章バイロン編のおさらい


 とある秋の午後──宮で競馬会というイベントが催された。貴族たちは優雅にその様を眺めていた、競争する馬を見るその表情は和やかである。だが、彼らの心中は穏やかではなかった。なぜならそのレースは掛け金を秘密裏に処理するための裏金創造の側面があったからだ。


 そして、その裏金の分配──それこそがバイロンのいる第四宮のメイド達の仕事であった。バイロンとリンジーは執事長であるマイラの指示の元、競馬会の掛け金を袋詰めする作業に追われた。


 だが、そこににわかに現れたのは隣国トネリアの管財人アナベル──事務能力に長けた狡猾な女であった。アナベルは豊富な資金力で第四宮のメイドを懐柔、さらには寝技を使って二ノ妃を翻弄する。


 そして、このアナベル……鉄仮面と組んでバイロン達の仕分けた金貨を偽のルビーと交換しようと試みたのである。


 だが、その企みに気付いた人物がいた──マーベリックである。レイドル侯爵の筆頭執事は広域捜査官の知己と情報交換するとアナベルの正体を暴いて、偽のルビーを金貨と交換しようとした企みを寸断しよう試みる、



そして──



 結果は間一髪のところでアナベルの奸計は防がれ、金貨は鉄仮面とアナベルの手に渡ることはなかった。(ただし、偽のルビーと入れ替えられた本物のルビーは行方知らずである)



今、現在、トネリアに運ばれるはずの裏金である金貨は近衛隊の武器庫にしまわれている。


物語はこの後から始まります。金貨を手に入れられなかった鉄仮面は怒り心頭ですが、はたして彼らはおとなしくしているのでしょうか……それとも




今回は短編、ないし中編になるとおもいます。よろしくお願いします。


では読者の皆様、物語で!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ