前編のおさらいと登場人物
また始めたいと思います。相変わらずですが投稿は週2,3回のペースでいこうとおもます。よろしくお願いします。
前編のおさらいと登場人物
登場人物
パトリック:
すこぶる美しい青年。ただ美しいだけでなく厳しい環境を乗り越えたためその表情には凄味が滲んでいる。ポルカで問題を起こしてブーツキャンプに収監されていたが、現在は士官学校の一年生として中途入学している。この章の前編では領主の息子が起こした暴行事件にけじめをつけさせて、酒税の減税という成果を導いている。
フレッド:
ローズ家の嫡子。名門の家柄であるが問題を起こしたようで士官学校へと転入してきた経緯がある。軍人とは思えないタイプで太平楽な性格をしている。後編ではパトリックと事件を解決したことで思わぬ余波に巻き込まれる。
ホフマン:
通称はクビなし……太っているため詰襟がきつそうである。数学や物理が得意だが経済的には恵まれた家柄ではない。容姿には問題があるが合コンには熱い思いをもっていて率先して参加したがる。なお結果は出ない模様……
マルチン:
士官学校の数学教師。位階が低いために志望の研究職につけず、やむなく教師になった人物。家庭内に問題を抱えているようで、かなりのストレスを抱えている。カンニングや不正行為に関してはすこぶる厳しい。
クレイ:
士官学校の総代(生徒会長のような役職)ローズ家のホープともいうべき存在。人を利用することも蹴落とすことも軍人には必要な能力だと考えている。成績優秀で冷静沈着。フレッドの兄でもある。
ルドマン:
クレイの腰ぎんちゃく。常にクレイに対して従順であり、彼の策略を貫徹するための駒として動いている。風紀委員に属していて士官候補生の動向に目を光らせている。
ラインハルト:
ブーツキャンプの館長。ローズ家にゆかりのある軍人で、パトリックを士官学校に推薦した人物。先を見通すだけでなく、それを実践する現実的な目を持っている。パトリックには試練を与えて様子を見ている……何か意図があるようだ
校長:
士官学校の校長。ラインハルトの親戚にあたりローズ家の血を引く軍人。かつてはモンスター討伐で名をはせたこともある。
パトリック編(前編)のおさらい
士官学校に入学したパトリックは授業についていけず四苦八苦する日々を送っていた……だがそんなパトリックに転機が訪れる。鼓笛隊との会合という名の合コンを開く機会を得たのである。
パトリックはこれを好機ととらえると、様々な候補生たちを合コンに参加させることで中間試験に必要な情報(過去問やノート」を手に入れようと奔走する。そして、その結果パトリックは試験で十分な点数をとれるだけの果実を手に入れる。
さらには、ツーリという町を治める領主の息子のしでかした暴行事件を解決して、領主と領民との諍いを妥結させるという離れ業をやってのける……その結果、パトリックはフレッドとともにその名を候補生たちの間にとどろかせる。
順風満帆と言って過言でない状況である……
だが、それを良く思わない人物も現れていた。それは数学教師マルチンとフレッドの兄クレイであった……
二人はパトリックの動向を監視すると、奸計をたくらむ……
*
この後パトリックにはどんなことが待ち受けているのでしょうか、われらのハイパーイケメンはクレイとマルチンの策謀を乗り越えることができるのでしょうか………それとも………
皆様、急激に寒くなりました。インフルエンザ的なものにはお気を付けください。(特に受験生!)




