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登場人物とこれまでのおさらい

長くなってきたので少し、整理したいと思います。

後半、登場人物



ベアリスク ライドル: 

 本作主人公、通称ベアー。誉れある僧侶の名家に生まれるがあまりの貧しい生活にピリオドを打つべく転職の旅に出る。現在は港町ポルカにあるフォーレ商会で貿易商見習いとして日々を過ごしている。


ロバ: 

 ベアーの飼っているロバ。婦女子には優しいが基本的に役に立たない。だが、いざという時は………

11章の後半では孤児院に残されていた資料を見つけるうえで重要な役割を果たす。


ルナ:

 見た目10歳、実年齢58歳の魔女。ベアーが気になり行動を共にしている。現在、魔封じの腕輪をつけられていて魔法は使えない。イケメンとスイーツをこよなく愛す。11章の後半では要所要所で的確なアドバイスを行う存在となっている。


ラッツ:

 ベアーの無二の親友、この章ではかわら版の記者として登場。亡くなった先輩記者ピエールの残した白金に関する資料を手に入れることに成功する。だが、この資料……鑑定が必要なために表に出すことができない……


ロイド:

 フォーレ商会の責任者で『男爵』という貴族の称号を持つ貿易商。経験から裏打ちされた言動には目を見張るものがある。現在はベアーに貿易のイロハと公用語を教えている。11章ではキャンベルにやり込められフラフラになっている。


ウィルソン:

 ロイドの右腕ともいうべきフォーレ商会の社員。見た目は中年の冴えないおっさんだが、ガッツがある。(前立腺がちょっと弱い)この章では士官学校に入ったパトリックに仕送りしようとしたことで、それが裏目に出てしまう……


ジュリア:

 30代後半の女性。フォーレ商会は彼女なしでは仕事が進まない。事務能力が高く公用語も堪能である。この章では先物取引を行ううえでの事務方として登場。


ロゼッタ:

 ベアーがかつてバイトをしていたパスタ店の女将。夫を亡くしてからは無口な妹と一緒に小さな飲食店を経営している。(ここのトマトソースをベースとした魚介のパスタはかなりうまい。)現在はルナがバイトしているのだが、女将もルナも月例会という名のカジノでの博打に興じている。


マクレーンことレオナルド14世:

 元芸人。父親の残した遺産が後妻として入った悪女に奪われるが、ベアーたちの活躍により悪女とその取り巻きを撃退。現在は家督を無事に継いでサングースの大貴族となっている。本章ではピンチに陥った船会社ケセラセラを助けるという奇跡を起こす。


キャンベル卿:

 10章にてトネリアの大富豪パストールとともに策を弄して皇位を二ノ妃に継承させようと画策した人物。パストールの娘の用いたポーションの効用で酩酊して全裸でバイロンを襲うという愚行を披露している……

 この章では鉄仮面をエージェントとして使い、数多くの業者を買収することに成功している。なりふり構わぬやり方には問題があるがその資本力は強大である。


ジャネット:

 キャンベルの秘書。30代後半の幸薄そうな美人。船会社ケセラセラを買収した暁には社長として君臨できると考えている。


鉄仮面:

 超つおい奴(作者確信!)


リチャード:

 鉄仮面の手下。かつては盗賊団の頭で会ったが、現在は鉄仮面の手下として仕えている。狡猾で人の良さなど微塵もない男。




これまでの簡単なおさらい


 キャンベルの根回しにより無理やり株式市場に上場させられた船会社ケセラセラ(かつてのフォーレ商会)はキャンベル海運により空売りをかけられて買収する寸前まで追い詰められます。


 ロイドたちはなんとかその状況を切り抜けようとドリトスで得た羊毛を先物取引に投入します……ですが、うまいくかず……


 さらにはラッツがキャンベルのスキャンダルになるはずの白金の在庫を記した書類をみつけますが、この資料も『鑑定』という高いハードルに阻まれて前進せず……


ベアーたちは満身創痍の状態で苦汁を食むことになります。


 ですが、そんなときホワイトナイトが現れます。それはベアーたちがかつてサングース助けた面白くない芸人マクレーンでした。


 マクレーンはロイドの出した嘆願書により貴族の位階を再び手に入れることに成功していたのです。そしてマクレーンことレオナルド14世は多額の資本を株式市場に投入して船会社ケセラセラを救います。



 ですがこのままキャンベルが黙っているのでしょうか……あの男の妄執は甚だしいものがあります……はたして物語はこの後どうなるのでしょうか?



相変わらず、寒いです……みなさん、風邪にはお気を付けください。


次回から後半の本編に戻ります。(ラストまで決まっているので失踪はありません、大丈夫です!)

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