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7章 今までのおさらい

登場人物が多く、複雑になってきたため状況説明とそれぞれの動向をに触れたいと思います。



それぞれの状況


ベアー:

ゴルダの細工工房に注文した品を引き取りに来たベアーはそこでアルという見習い職人の少年と出会う。同年齢で見習いという経歴の類似から仲良くなりゴルダの街を案内してもらうが、そこで話されたのはゴルダ卿が私兵や蛮族を使って私腹を肥やしている事実であった。さらにはアルという少年が『自由の鷹』というゴルダ卿に反旗を掲げる政治結社に参加していることを知る。現在のベアーはそんなアルを内心『危ない』と思いつつも傍観している状態。



ルナ:

ベアーを追いかけてきたルナは『ギャン泣きすればなんとかなるんじゃねぇの大作戦』を成功させてゲートを抜けていた。だがそれはゴルダのゲートを守る門番の策略であった。門番とベアーの民泊している宿の女主人にアガリ茸の一件で嵌められたルナはゴルダ卿の兵士に捕縛されてしまう。(この時、ベアーも反抗したため同じく捕らえられる)


ロバ:

いつもと同じく泰然としているがベアーとルナが目の前で拉致されたことに唖然とする。その後、門番と宿の女主人がグルであることがわかるとその知恵を働かせる。(放火)

そして現在はパーラーへ……

相も変わらずのマイペースであるが、この後、ロバはどんな行動を見せるのだろうか……


スターリング:

ゴルダに白金が持ち込まれたと思ったスターリングは上司のサンダースの命令を拒否して単身ゴルダに潜入する。そして捜査の結果ユルゲンスという青年が『自由の鷹』という組織を作りゴルダ卿に反旗を翻そうとしていることに気付く。さらにこのユルゲンスという青年が鉄仮面と話している現場を覗き見している中、白金強奪の主犯、リチャードを目撃する。功名心に駆られたスターリングは潜入捜査をさらに進めようとするが……鉄仮面により見つかり拷問を受ける。

そして……


カルロス:

潜入捜査したスターリングを心配して追いかけてきたものの、ゴルダの門番に『とおせんぼ)されてしまう。はたしてカルロスはこの後、街の中に入れるのだろうか……



アル:

ゴルダの細工工房につとめる見習い少年。両親を早くに亡くしたことや『見習い』という共通点からベアー意気投合。モテない少年として互いに『パーラー同盟』という堅い誓を交わしている。現在は自由の鷹の活動に心血を注いでいる。



ソフィア:

パトリックの母でありロイドの娘。ポルカから流れて現在はゴルダの娼館の主人を務めている。だが、その手腕は悪く、経済的にはうまくいっていない。ゴルダ卿からは売り上げに関してかなりのプレッシャーをかけられている。現在はゴルダ卿の館で催される『宴』の準備に追われている。



ゴルダ卿:

ゴルダ卿は蛮族(安い労働力)を用いて鉱山を開発し多大な利益をあげている。そしてその利益を都の行政官に賄賂として渡すことで開発の邪魔が入らないようにしている。だがその陰で何をしているかは不明……。

現在はとらえたルナと強奪した魔道書を用いて『実験』と称するものを実行しようとしている。

また蛮族の青年をエージェントとして使い、自分に対する反乱分子(一般ゴルダ市民)をたきつけて謀反を起こさせようと画策している。


ユルゲンス:

本名はトーリ、『自由の鷹』のリーダー。だがその実は、ゴルダ卿と結託した蛮族の青年。擬態してゴルダの住民を煽りゴルダ卿に対して反旗を翻すように仕向けている。彼の目的はゴルダに蛮族の自治区を造ることにある。



鉄仮面:

広域捜査官の送り込んだ『草』を見抜いて抹殺し、リチャードの持つ白金をゴルダの街に運び込ませた人物。すさまじい戦闘能力と異様なまでの嗅覚をもつ男はその存在がベールに包まれている。現在は精錬した白金を北方のゲートから搬出しようとしている。だが、それが彼の本当の目的かどうかは定かでない……



リチャード:

パトリックのいたブーツキャンプ(少年院)の看守と結託して白金を盗ませた強盗団の棟梁。手に入れた白金の清廉に難儀していたが鉄仮面の力でそれを成功させる。後はゴルダの街から白金を運び出せば、彼の目的は達成される。



以上の人物がそれぞれの目的を達するためにゴルダの街で躍動しています。


果たしてゴルダ卿に拉致されたルナとベアーは無事この危機を乗り越えられるのでしょうか?


また革命に夢を見るアルはどうなるのでしょうか?


ゴルダ卿と結託したユルゲンス(トーリ)の動向も重要になります。


そして鉄仮面に拷問されたスターリングはこの先どうなるのでしょう?


後半はこれらのが点が一つの線でつながっていくと思います。




実は書き溜めていたストックがなくなりまして……うpの速度が落ちるやもしれません……(ゴメンなさい)


生暖かい目で見ていただけると大変うれしいです。


では、次回をお楽しみに!


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