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長門未来の六道輪廻  作者: 九JACK
第二の道 餓鬼道
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出口

 痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い、

 熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い……!




 踏み出していくほど、痛みと熱に対する悲鳴が脳内を染め上げていく。

 けれどそれに逆らってどんどん砂利を踏みしめていく。

 ここの砂利は塞の川原の石と比べ物にならない。相当な力を持っている。どれくらいの血が流れたのかは、もう見ないようにしている。前に進むのだけで精一杯だ。

 転ばないようにもしなければならない。転んだら全身にダメージを負う可能性がある。それは避けたかった。

 ただ、問題はあった。




「一体どこまで続くのよ……」




 歩いても歩いても、出口らしき光が近づいているように見えない。

 出口が見えるのに、届かない。そのもどかしさが焦燥を煽る。

 けれど走ってはいけない。ここは砂利道だ。どの石に躓いて転んでもおかしくない。転んでしまったらその時点で詰みだ。全身への痛みに耐えられる自信はない。

 そもそも麻酔の効かない体質なわけだが、痛みに疎いということはない。むしろ痛みに敏感だ。

 今は耐えているが、きっとこの砂利の上に倒れ込んだら、私は諦めてしまうにちがいない。

 諦めるのは、癪だ。

 スーが嘲笑うことは請け合いだし、この先で待っているかもしれないナガラを待たせるというのが気に食わない。


 苛立ちが篭ると、痛みは軽減されるらしい。私は勢いのままにずいずい進んだ。

 しかし、未だに出口の光は遠い。あれが出口とは限らないが、直感的に出口のようなものだと悟っていた。




 あそこに着けば、違う道に行ける。

 違う道というのがどこかはわからない。けれど、私やリクのような餓鬼ならざる餓鬼道の住人ですら困難に感じるような道だ。通常の餓鬼たちは浄化されるにちがいない。

 それとも、浄化されるのがここから出る方法なのか?

 否、それは確かかもしれないが、私が求めるものと違う。

 それに、六道輪廻とは、繋がっているはずである。事実この道は地獄道から繋がっていた。そして地獄道と天界道は繋がっていた。本質は違うらしいが繋がっていることは確かなのだ。

 つまり餓鬼道も、地獄とは別などこかと繋がっている可能性はある……はず。

 肝心の出口に辿り着けないから言い切ることができないのがもどかしいが。




 けれど、少しずつ出口が近づいてきているような気がした。



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