現代忍具は画期的! ワイヤーの使い道……ありすぎて試し切れないね!? 【装備】【ワイヤー】【鉤縄】
クラフト回が続いています。
五階層攻略に向けての準備なので、丹念に進めていきます。
ステンレスワイヤーで鎖分銅を作って、存分に楽しんだ。
いや、練習した。
遊んでたんじゃないぞ。
ほんとだぞ。
「鎖分銅は難しいから、戦闘で使うのはスキル次第だな!」
結論、とにかく扱いが難しい。
武器として使うには【忍具】スキルの取得後になる。
最初に鎖分銅を作ったのは理由がある。
重要なのはワイヤーのほうなのだ。
ワイヤーは色んなクラフトのベースにできる。
縄はしご、鉤縄、投網などロープを使ったアレコレ。
ワイヤーロープそのものも武器になる。
ロープや鎖などの紐状のものは、これで置き換えられる。
ムチ、ヌンチャク、多節棍、蛇腹剣のような武器とかね。
癖が強い武器だから、メイン武器としては使いにくい。
でも面白そうだから試しに作ってみたい。
いつかね。
作った鎖分銅は取り外し可能なパーツで作ってある。
分銅専用のワイヤーではない。
つまり、分銅部分を取り外すことができる。
これは汎用性を持たせるためだ。
パーツチェンジで用途に応じた使い方ができるってワケ。
変形武器みたいでワクワクするね!
ワイヤーの先を鎌につけ変えれば、クサリガマに早変わり!
クナイに付け替えればクサリクナイだ。
前に鎌を検証したとき、使いにくさを感じた。
紐状武器として使うなら、クナイを推す。
【忍具作成】でどんどん作っていく。
素材も魔石も潤沢に用意してある。
「よし、付け替えパーツの鉤ができたぞ。渋いぜ……!」
鉤縄の先端部分だ。
四つのフックを組み合わせた形状なっているものだ。
船の錨に似ているとも言える。
忍者が塀や城壁を登るときに使うアレだ。
ひっかけて、引っ張る道具だ。
鉤縄は忍者には欠かせないアイテムだ。忍びの六具にも入っている。
英語ではグラップリングフックと呼ぶ。
特殊部隊が窓を破って突入してくるときに使ったり、罠や塀を破壊するのに使うこともある。
現代では発射する銃――ワイヤーガンを使ったりもする。
引っかける道具は万国共通で、有用なんだね。
これをワイヤーにつければ、鉤縄のできあがりだ。
ぶら下がりアクションをするにはもってこい。
分銅より鉤のほうが使いやすいはずだ。
俺の場合は【壁走りの術】があるから、高所に上るための道具は要らないように思える。
しかし、俺が歩けるのは壁だけ。
空中は移動できない。
天井や壁に出っ張りがあれば、そこを起点にワイヤーアクションができる。
香港映画のふわっと飛ぶやつじゃない。
空中で軌道を変えたり、別の壁へスイング移動したりするほうだ。
立体機動というやつだな。
某クモ男さんとか、某ジャングルの王者さんみたいな動きができるワケだ。
これは楽しそ……実用性が高そうだ!
遊び道具を作っているのではなく、戦略的な装備を作っているのだ!
「普通の鉤縄はよし、と。……さらに発展してワイヤー射出装置も作りたい!」
ワイヤーガンというやつだ。
銃の形でなくてもいい。手甲なんかにつけてもいいかもしれない。
先端を射出して、先端を壁や木に打ち込んで固定する。
俺のダンジョンの壁はほとんどが岩壁だ。
岩にガキッと突き立つような強力な発射装置が必要だ。
固定できたら、それを巻き取って移動するのだ。
振り子移動ではなくて、直線的に引っ張ることで進む。
巻取り方式での移動ができれば、動きの幅が広がる。
ワイヤーを外す工夫もいる。
先端を可動式にしたり、ワイヤーを使い捨てるとかね。
これも鉤縄の仲間である。
グラップリングフックがついたワイヤーだ。
鉤縄だ。つまり忍具。
これも忍具だ。いいね?
【忍具作成】にイメージを伝える。
「というわけで、作成! ――あれ、ダメか?」
スキルは発動しない。
さすがに忍具のジャンルとして解釈してくれないのか。
ちょっと複雑で、機械的だからか。
忍者やファンタジーから離れているのかもしれない。
いくら【忍具作成】君がマブダチとはいえ、できないものはできない。
もうちょっと先だな。
【忍具作成】君のレベル次第だろう。
ああっ、忍具を作りたい欲が留まるところを知らないっ!
早く攻略したいのに! のに!
テンポ的にはそろそろ攻略やアクションしたい!
しかし次話もクラフト回。その後は次の展開へ進む! はずだ!




