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【四周年】社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
一章 ステイホームはダンジョンで!

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易しいとか普通とか……。基準は曖昧だよね! 【装備】【スキル取得】

 通販で食料品やクラフト素材になりそうなものを注文しておく。



 朝起きて夜寝る生活に戻すべく、今は2時間ほど仮眠を取るだけにしよう。


 ダンジョンの中だとステータスで疲労感が軽減されるから、リズム狂うんだよな。

 1日が24時間じゃ足りないな。

 30時間くらい起きていられそうだ。


 ステータスが外でも使えたら、いくらでも働けるのにな。

 って、働いてどうするよ。


 ……結局俺は仕事が趣味だったんだろうな。


 嫌だ嫌だと思っていたけど、やりがいはあったんだ。

 まあ、済んだ話だ。


 今はダンジョンがある。

 ダンジョンのほうが仕事よりやりがいもあるし自由にやれる。

 俺の性に合っているんだ。


「まあ、お金にはならないんだけど……」


 貯金が尽きてきたら、何か金策考えるかな。

 まだ仕事辞めて一週間だし、無駄遣いもしていないから生活の心配は先のことだ。


 金策か……例えば。

 ステータスを生かして内職とか、できそうだな。


 敏捷のおかげで器用に素早く動ける。

 体力のおかげで疲れにくくなる。

 長時間、大量生産ができるわけだ。


 外から持ち込んだ素材をスキルを使わずに作れば、持ち出すことができる。

 オークションとか個人売買アプリで売りまくるとか……。


 俺に芸術的センスはないから、絵とか彫刻とかは作れそうもない。

 そのあたりの知識やセンスが身につくスキルがあれば、あるいは……。

 しかし、大金をつかめそうな気がしないなコレ。


 金儲けについて考えてもあんまりワクワクしないんだよな。


「ま、それはいいや。とりあえず仮眠!」



 目を覚ました俺はダンジョンへ移動する。


「よし、今度こそ鉢金を作るぞ!」


 前回の鉢金は素材がよくなかった。

 それにスキルレベルも足りていなかった。


 フライパン鉢金のような失敗はもうしない。


 今回はゲットした鉄鉱石を使う!

 ファンタジーな素材であるこいつなら、想像通りのモノが作れるはず。


 さらに、スキルレベルを上げておこう!


 【忍具作成】が有用なのは間違いない。ポイントで上げてしまう。


 さらに、足場の悪い四階層を想定して【跳躍】と【軽業(アクロバット)】も取っておく。


 --------------------

  【忍具作成】2(1より増加)

  【跳躍】1(NEW)

  【軽業】1(NEW)


 (残ポイント:5→1)

 --------------------

 ※必要箇所以外は省略



 【忍具作成】を上げるには2ポイントかかった。

 まだ熟練度は足りてなかったようだ。

 端数が消えずに持ち越されることを期待しておく。


 ステータスウィンドウで確認してみる。


 ------------------------------

 【忍具(にんぐ)作成】

 レベル1:簡易な道具を作成

 レベル2:普通の道具を作成

 レベル3:複雑な道具を作成


 レベル3への必要ポイント:4

 ------------------------------



 レベル2になったので「普通の道具」が作れるようになった。

 これまでは「簡易な道具」の範囲内で無理やり難しいものを作ろうとしていた。


 そりゃ無理が出るってもんだ。

 すまんね【忍具作成】君。無茶振りだったよ!


 簡易な道具というのは、パーツが一つ二つで出来上がる品物だ。

 忍者マフラーや手裏剣は作れたな。目つぶしはカラと中身の2パーツだ。


 普通の道具というのは、パーツが三つか四つくらいまでなら大丈夫かな。

 鎖分銅とか、鉤縄(かぎなわ)とかが作れるようになるはずだ。


 レベル3の複雑な道具まで行けば、武器とか防具などの複雑な物も作れるんだろう。


「鉢金は防具だし、複雑な気がしなくもない。いや、気のせいだ! パーツも少ないし、普通だ。できる。できるぞ!」


 前に考えたような複雑な鉢金を作ろうとしなければいいんだ。

 シンプルに、額を守る薄くて丈夫な鉄の面。


 コウモリの黒い皮で金属を挟み込む感じ。

 金属が外に出ているとメタリックな輝きがカッコいいのだが、俺の目指す方向性ではない。


 あくまで地味に。

 あくまで闇に潜んで目立たない黒を推す!


 鉄鉱石と皮と魔石を用意して、完成品を強くイメージする!


「忍具作成! ……どうだ! やったか!?」


 クラフトスキルが発動して、素材が光り輝く。

 光が収まるとそこには――


 ――想像通りの鉢金が完成していた。


「よしっ! さすが忍具作成君! やればできる!」


 さっそく装着してみる。

 金属は頭の形に沿って湾曲(カーブ)している。フィット感もいい。

 重さも丁度いい。ズレることもない。

 ハチマキのように後ろで結べば、しっかりと固定される。


 金属は外に露出していないので、光の反射などでバレる心配もない。



 素材にした鉄鉱石は全部使い切ったようだ。

 魔石の消費は10個。さほど高くないな。


 鉄鉱石が素材だったのがよかったのかも。


「これでやっとまともな防具ができたな。ほかにも作りたいものはあるが……素材が必要だ」


 現代で手に入る素材は発注済。明日には届くはずだ。

 拠点も整備したい。机すらないからな。


 誰に見せるわけじゃないけど、地べたに素材並べてクラフトするのって、どうよ。

 ちょっと悲しいじゃない。


 忍者の秘密基地みたいな感じにできたら楽しいぞ。

 ズラッと並んだ忍者道具や武器を見てニヤニヤしたい。


 大の大人がやる事かとも思うけど、こういうのは、いつやったっていい。

 趣味なんてやったもん勝ち。

 自分が楽しけりゃいいんだ。


「当面、ここに誰かが来ることもないしな」


 俺はダンジョンのことを人に言う気はない。

 目立ちたくないし、こんなファンタジーな存在を個人で持ち続けることは許されないだろう。


 危険だとか貴重だとか、理由をつけて奪われてしまう。

 前に考えたみたいに、薬草や治癒薬を狙われることも考えられる。


 たぶんリヒトさんも、そういう考えで架空のゲームとしてリアダンを公開しているのだろう。

 多数の人に知らせるつもりはない。

 だけど、ダンジョンを持つ人には情報を流したい。

 わかる人にだけわかる内容で発信する。


 ただの親切なのか、何か目的があるのかはわからない。

 今のところ、俺には悪いことは起きていない。

 話した感じも、嫌な感じはない。


 疑って有益な情報を無視するのは愚かだ。

 何も考えずに信じるのもダメだ。

 自分の頭を使って、書かれていることを取捨選択していく。


「あ、そうだ。外から持ち込んだ品物も消える可能性があるんだったな。在庫をチェックしておこう!」


 収納箱の中には魔石が20個ほど。

 使わない装備品。鎌、フライパン鉢金。寝袋。安全靴。

 予備の装備品。クギ各種。投げモノ各種。


 そのほか、アパートの部屋で使わないがらくた類。

 これは単に部屋を広くするためにしまっているだけだ。

 クローゼットがダンジョンになっているから、収納スペースがなくなったため。


 ちゃんと「認識」していれば消えないなら、ダンジョン全体が倉庫みたいなものだ。


 倉庫業でもやったら儲かるかな?


 ……他人ひとの物は「認識」できないから消えるのかな?

 いや、他人ひとの物を預かるのは違うな。やめておこう。


 とりあえず箱を動かしたりしてみる。

 認識する、というのは曖昧だからな。


 気休めだけど、消えてしまう理由が長時間放置することだとしたら、触ったり見ることで阻止することができると思う。


「よし、装備はOK! 四階層の攻略へ行くか!」

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 嫌だ嫌だと思ってていたけど、 て がダブってる?
[一言] >……どうだ! やったか!? 期待してたのに…w
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