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【四周年】社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
三章 冷蔵庫は無理ゲーで!

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角灯ってなんですか? 読めますか? 【クラフト】【角灯】

 燭台(しょくだい)――蝋燭(ろうそく)の明かりは風に弱い。

 当たり前のことだ。

 強い風が吹けば、蝋燭の火は吹き消される。


 このダンジョンには不運(ハードラック)がある。


 火が消える可能性がある限り、()()()()()が起こりうる。

 まさに風前の灯火(ともしび)というやつだ。


「ハプニングが起こる余地を減らすしかないな……。対策が必要だ!」


 風から火を守る道具を作ろう。



「よし、ランタン(角灯)を作るか……」


 角灯――ランタンは炎を風から保護する囲いのある照明器具だ。

 囲いの素材はガラス板や、穴をあけた木材や金属が使われる。

 吊り下げたり持ち歩くための持ち手がある。


 提灯(ちょうちん)もランタンの一種だ。

 提灯は紙や木なので低コストで作れる。

 風からの保護だけ考えれば提灯でもいい。


 しかし、戦闘も考慮して紙ではなくガラス板のランタンを選択する。


 ランタンの光源、燃料にもいろいろある。

 ガソリンやガスを使うランタンはロウソクよりも明るい。

 現代では発光ダイオード(LED)のランタンもよく使われている。

 最近流行りのキャンプやアウトドアで活躍している。


「作るのはロウソクを使ったキャンドルランタンだ!」


 イメージを固めていこう。


 側面は四面。つまり四角形。

 縦に長い長方形だ。四隅は金属製のフレームで保護する。

 素材はガラス板だ。


 上部には隙間のある蓋(ベンチレータ)がある。そこから排気、排熱する。

 底は安定感を持つように重めに。


 中にロウソクを入れる。

 扉のように開閉できるものもあるが、複雑になるのでやめておく。

 ガラスを上に引き抜く方式にしよう。


「さて、忍具作成、頼むぞ!」


 材料は自律分身が館の家具や窓などから調達したものだ。


 金属製のガラクタ。割れたガラス。

 ロウソク。魔石。


 ――忍具作成が発動する。


 素材が光り、手の中に集まる。


 イメージ通りのキャンドルランタンが完成した!


「魔石の消費は十個か。まあまあコストが高いな」


 鉢金(はちがね)も鉄鉱石と革、魔石十個だった。


 パーツ数や素材の多さはランタンが上。

 デカさや金属の量は鉢金か。


 素材の加工……金属を加工するとコストが高いようだ。

 サイズ、複雑さが増してもコストは高くなる。


 革や布でクラフトする場合はコストが軽い。

 いちばん高いのは無から創り出す場合。


 ここでは鉄鉱石は見つからないだろう。

 でも、建具や家具の装飾など金属はそれなりにある。


 たくさん集めればクナイなども作れるはずだ。

 しかし魔石も多く必要になる。


「魔石を集める時間さえあれば、武器をクラフトできるんだが……」


 ……いちばん貴重な素材は時間、かもしれない。



「さて、風に強い明かりは確保した。次は、火付け道具だな!」


 暗闇の中で火をつけるのは思ったよりも難しい。


 マッチを大量生産する方法もある。

 だが、別の手段を用意しておこう。


 ――忍者的な火付け方法だ!

角灯はかくとう、と読みます。

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