角灯ってなんですか? 読めますか? 【クラフト】【角灯】
燭台――蝋燭の明かりは風に弱い。
当たり前のことだ。
強い風が吹けば、蝋燭の火は吹き消される。
このダンジョンには不運がある。
火が消える可能性がある限り、ハプニングが起こりうる。
まさに風前の灯火というやつだ。
「ハプニングが起こる余地を減らすしかないな……。対策が必要だ!」
風から火を守る道具を作ろう。
「よし、ランタンを作るか……」
角灯――ランタンは炎を風から保護する囲いのある照明器具だ。
囲いの素材はガラス板や、穴をあけた木材や金属が使われる。
吊り下げたり持ち歩くための持ち手がある。
提灯もランタンの一種だ。
提灯は紙や木なので低コストで作れる。
風からの保護だけ考えれば提灯でもいい。
しかし、戦闘も考慮して紙ではなくガラス板のランタンを選択する。
ランタンの光源、燃料にもいろいろある。
ガソリンやガスを使うランタンはロウソクよりも明るい。
現代では発光ダイオードのランタンもよく使われている。
最近流行りのキャンプやアウトドアで活躍している。
「作るのはロウソクを使ったキャンドルランタンだ!」
イメージを固めていこう。
側面は四面。つまり四角形。
縦に長い長方形だ。四隅は金属製のフレームで保護する。
素材はガラス板だ。
上部には隙間のある蓋がある。そこから排気、排熱する。
底は安定感を持つように重めに。
中にロウソクを入れる。
扉のように開閉できるものもあるが、複雑になるのでやめておく。
ガラスを上に引き抜く方式にしよう。
「さて、忍具作成、頼むぞ!」
材料は自律分身が館の家具や窓などから調達したものだ。
金属製のガラクタ。割れたガラス。
ロウソク。魔石。
――忍具作成が発動する。
素材が光り、手の中に集まる。
イメージ通りのキャンドルランタンが完成した!
「魔石の消費は十個か。まあまあコストが高いな」
鉢金も鉄鉱石と革、魔石十個だった。
パーツ数や素材の多さはランタンが上。
デカさや金属の量は鉢金か。
素材の加工……金属を加工するとコストが高いようだ。
サイズ、複雑さが増してもコストは高くなる。
革や布でクラフトする場合はコストが軽い。
いちばん高いのは無から創り出す場合。
ここでは鉄鉱石は見つからないだろう。
でも、建具や家具の装飾など金属はそれなりにある。
たくさん集めればクナイなども作れるはずだ。
しかし魔石も多く必要になる。
「魔石を集める時間さえあれば、武器をクラフトできるんだが……」
……いちばん貴重な素材は時間、かもしれない。
「さて、風に強い明かりは確保した。次は、火付け道具だな!」
暗闇の中で火をつけるのは思ったよりも難しい。
マッチを大量生産する方法もある。
だが、別の手段を用意しておこう。
――忍者的な火付け方法だ!
角灯はかくとう、と読みます。




