異世界召喚されたはいいが、魔物に食べられました！　人物紹介パート1

～登場人物　紹介　　パート1～

・御縁《みえにし》　結人(ゆうと)

　　黒髪黒目のごくごく普通の大学生で、社会人目前というときに異世界へと召喚され魔物に食べられてしまう。本人は名前を呼ばれる時に、呼び捨てで構わないと願っているが「勇者様」と呼ばれるのが嫌なので結人様(・)や結人殿(・)といった呼び方を許している。オルクスをイメージして具現化させることで切れ味の鋭い真っ黒い刀を生成し、腕を魔物化させることである程度の攻撃をはじくことが出来る。

・シネラーリア(意　シロタエギク　(あなたを支えます、穏やか))

　　肩の辺りまで伸ばした薄紫の髪に、誰が見ても可愛らしいと言う面持で、どこまでも澄み渡るかのような透明感のある声をしている少女。最高司祭である聖女様だけが着ることを許された祭服に身を包み、聖光教会に務めている聖女様。聖魔法を得意とし、時たま死んだものと会話をしている少し変わった部分も持っているが、王都ゲネシスの半分は彼女が支える聖光教会のおかげで成り立っているといっても過言ではないため国の重要な地位を占めている。

・ロードティスエリーム(砂漠のバラ)

　　王都ゲネシスが誇る聖竜騎士の騎士長を務めている。細身の魔法剣カレンデュラを振るい敵をなぎ払う可憐な姿から「ランプロンデア」華麗な女神と周りの兵士から呼ばれているが、本人は納得していないようでいつも否定している。長く伸ばした白銀色の髪を後ろでひとつにまとめ、その髪を引き立たせてくれるような切れ長のライトブルーの瞳に整った顔立ち。すらっとした誰もがあこがれるような身体には、ある特殊な魔物から取れる糸を紡いでできた青色の服を身にまとっている。その糸は鉄の鎧に匹敵する防御力があり、動きやすさを重視するためそれ以上の鎧の類は身に付けていない。親しきものは彼女をティスと呼び、傍らにはいつもワイバーンの黒竜種であるノエルが彼女を支えている。