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【書籍発売中!】ライブラリアン〜本が読めるだけのスキルは無能ですか!?  作者: 南の月
第一章 底辺スキルの貴族令嬢

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ダンス

翌日は初のダンスレッスン。

ちょっと楽しみだったのは、お兄様も一緒だということ。

高位貴族は幼い頃からみっちり仕込まれ、その後も錆びつかないよう定期的にレッスンを受けるらしいが田舎の男爵家などはデビュタント1、2年前に習得するのが一般的。

恥にならないレベルで踊れたらOKなのだ。


だから私もお店を始めようとしなければお兄様と同じ10歳…もしくは11歳で習えばよかった。

それが3年も早まって正直大変だけど、お兄様と一緒なのは嬉しい。


まずは姿勢の矯正が入り、基本のステップを習って、お兄様と向き合ってステップを踏む。

まだまだダンスというには程遠いが、それでも難しい。


「テルミス様!笑顔です。

下を向かずに。よく音楽を聴いてくださいまし!

ワン、ツー、スリー。ワン、ツー、スリー!」


「マリウス様はステップお上手です!

あとはもっと肩の力を抜いて、歩幅はもっと狭く。

テルミス様をよく見て。それとなく観察してください。

歩幅が大きいとテルミス様が振り回されるようになってしまいますわ!

よく観察して、お相手が踊りやすくリードするのも紳士の仕事ですわよ。

あと笑顔!余裕を見せてレディに安心感を与えてください!」


お兄様は普段から剣の訓練をしていたり、乗馬をしていたり何かと身体を動かしているからなのか、小さい時はアルフレッド兄様とよく庭で走り回って遊んでいたからかコツを掴むのが早い。

リズム感も良さそうだ。

その証拠に私もお兄様も初めてのダンスだと言うのに、お兄様は細かな注意しかされないが、私は基礎的なリズムを注意され続けている。


走り始めたの数日前からだもんね。

それまで、本ばかり読んでたんだもの。

仕方ない…よね!?


仕方ないよと言ってもらえたところで、ダンスしなくてもいいことにはならないんだけど…

より一層頑張るしかないわけだけども…

とほほー。


「テルミス大丈夫か?」

レッスンが終わる頃、私はもう一歩も動けないほど疲れていた。

「だい…はぁはぁ…じょうぶ…はっはぁ、はぁー。ふー。

ちょっと…ふー…疲れただけ。

はーふー。お兄様はダンスもお上手そうですわね!

私が足を引っ張ってしまって…」


「テルミスはダンス以前に体力の無さが課題だな。

まぁ、7歳だし仕方ないことだよ。

テルミスは本当によく頑張ってる。」

そう言ってお兄様は一瞬顔を顰めたかと思うと、頭をぽんぽんと叩いて行った。


**********

「いっ!いたっ!」

久しぶりのヒールにやられた。

久しぶり…というか前世ぶりか。


大体…サイズは合っているけれど、ワイズが全くあってない。

だから足が前滑りして、つま先が圧迫されるし、踵はぶかぶかになるのだ。

今はメリンダが踵や小指の付け根部分にできた靴擦れを処置してくれている。

ちゃんとワイズのあった靴を買わなきゃ……

ワイズの概念って…この世界あるのかな?

靴探し難航しそうだなぁ…はぁ。




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