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【書籍発売中!】ライブラリアン〜本が読めるだけのスキルは無能ですか!?  作者: 南の月
第一章 底辺スキルの貴族令嬢

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怠け者改善計画7歳版

メリンダから毎日のスケジュールを変えようと提案があった。

「お嬢様ももう7歳です。

将来的には平民になるかもしれないとは聞いていますが、貴族の可能性も残っております。

ご自身でたてられた勉強計画に加え、貴族社会で生きるためにある程度必須なマナー、ダンス、護身術も学び始めましょう。」


「マナー、ダンス、護身術ですか……(苦手そうな科目だわ)

平民の可能性が高いのだし、こんなに早くから学ばなくても良いのでは?

デビュタントは12歳ですし、まだ5年もありますわ。」


「確かに…普通の男爵令嬢でしたら、1年、2年前から勉強される方も多いです。」


「だったら!「しかし!お嬢様はかなり多忙です。毎日わずかな自由時間があるだけです。詰め込み教育できるだけの時間がありません。それに、お菓子の専門店を作るとなったら、多少は社交の必要性も出てまいります。有名な店ともなれば、平民になっても、資金集めや宣伝のため社交が必要な場合があります。

そして、貴族令嬢でも平民の有名菓子店オーナーでも、誘拐などの可能性があるので、護身術は必須です。

特に菓子店が動き出した今、この3つは絶対身につけるべきスキルです!」


「はいぃ…」


あまりに正論すぎるメリンダの主張にハイと言うしかなく、明日からのスケジュールを考えることになった。


そのあとうんうん唸ってメリンダとやっとスケジュールを作り上げた。

なかなか過密スケジュールだ。


**********

そして今日から新スケジュール


6時にメリンダに起こされてベッドから出る。

軽く身支度して、ランニング。

これは護身術の一環だ。

マナー、ダンス、護身術それぞれに今年1年の努力目標が決められているのだが、護身術の目標が[走って逃げれるように体力増加といざという時声を上げられること]なのだ。

指導してくれる先生はいるらしいが、私も先生も毎日護身術にさける時間がない。

そこで、毎日ランニングで体力増強を図りつつ、先生の指導は週一に落ち着いた。


ちなみに以前までやっていた掃除は、今年はなしだ。

少しでも自由時間をとって欲しいメリンダが譲らなかった。

たしかに自由な時間があったからプリンも作れた。

自由時間の重要性を理解した私に反論もなく、掃除は私の手から離れた。


ランニングは、想像以上に疲れた。

そういえば、運動らしい運動って今まで全くしてなかった。

30分時間をとっていたけれど、走り続けるのは5分が限界で、5分走っては、5分歩き、また5分走っては、また5分歩くの繰り返しだった。

悪人が私を狙ったら、今の私すぐに捕まえられるね。うん。


軽く汗を流して、ちゃんと身なりを整える。

7時半からは、家族みんなでモーニングの時間だ。

今日は白パンに、スクランブルエッグ、カラバッサのスープ、そして果物たくさん。


朝から運動した?私はいつもよりお腹が空いて、あっという間に食べてしまった。


部屋に戻って9時までは自由時間。

ランニングの疲れで、ベッドでぐったりしてしまう。

ベットの上に足を投げ出し、本を読む。


9時になった。

メリンダが刺繍セットを持って時間を知らせてくれる。

ついでに一口で食べられるサンドイッチも持ってきてくれたのを見ると、朝食が足りなかったのはバレてたみたい。

美味しい。

刺繍は毎日しないと、腕が錆び付くので、30分だけ入れてる。

最近は本で読んだ刺し子という方法で刺している。

ワンポイントモチーフを刺すのではなく、布全体に柄を書くような刺繍の方法で、刺すことで布の強化にもなるらしい。


9時半。

今日は月曜日なので護身術を習う。

ちなみに火曜日はマナー、水曜日はダンスを2時間みっちり習う。

木曜日は孤児院だ。

以前は週に2回通っていたけれど、今年は週1が限界だった。

時間がないなぁ〜。

金曜日はサリー様と新商品を考えたり、事業計画を立てたり、必要物資の手配をしたり、なんやかんや開店準備をする。

開店準備についてはこれだけじゃ全く時間が足りないので、必要に応じて自由時間を使うことになりそう。

ん?土曜日と日曜日?土日は自由時間。

刺繍の時間をずらせば、ほぼ半日のお休みができるのだ!

どこかにお出かけだってできる!


話が逸れました。

今日は護身術の訓練なので、訓練所へ。

訓練所と言っても屋敷の裏庭にあるただ何もないスペースだ。

もっぱらお兄様が剣と魔法の訓練に使っている。

訓練の為のスペースなので、ここだけは芝生もなく、花もなし。

周りに木が植えてあって、スペースを区切ってあるだけだ。


そんな我が家の訓練所に昨年護衛騎士を引退したゼポット様がニカッと笑い立っていた。



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