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【完結】乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった私は、全力で死亡フラグを回避したいのに、なぜか空回りしてしまうんです(涙)  作者: 藤原 柚月
第十三章 流星群が降り注ぐ夜に

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実行する日は満月の夜に

 本当ならばすぐにでも呪いを解きたかったのだが、そんなに上手くいかないもので、満月の日じゃないと難しいんだとか。


 その満月の日が今から一ヶ月後ときた。気持ちの切り替えには充分過ぎるほどの時間だが、そんな悠長にしていて良いのだろうか。


 ため息をしながらもアイリスが用意してくれたケーキを食べる。


 甘くて癒される……。


「昨日はどうでした?」

「……ああ」


 アイリスはティーカップに紅茶を注ぎながらも私に聞いてきた。


 昨日とは、殿下との約束のことだろう。

 空中庭園内での話し合い。


 私がやるべきことを決意した後、すぐに殿下は猛反対をした。

 私を危険な目には合わせたくないと言っていたけども……、内心はどう思ってるのか……。


 しばらくノア先生と揉めた後、解散となった。


 元々、すぐには実行出来ないらしく、昨日の話し合いでは原因と解決法を探るため。


 そして、解決法がわかったのだと。


 実行する日は満月の夜。


 今から十日後の夜になる。何故か満月の夜になると呪いの力が弱まるらしく、行動しやすいんだとか。


 満月の夜に私がどうすれば良いのか、考えがまとまったことをノア先生に報告してほしいと言われてしまった。


 私の考えは決まってるけども、呪いをかけられた本人が拒んでるので、殿下の同意を得られないと実行は難しそう。


 ……呪いが解けることは良いことだと思うのに、何故か殿下は頑なに拒む。


 そもそも、私との婚約の件だって私を監視するためだったり、女避けに使おうとしてる為じゃないの?


 利用しようとしてるのに、心配なんて有り得ないと私は思う。


 その事も踏まえ、アイリスが聞きたい内容とは違うからなんとも言えない。


「そう、ね。庭園を散歩して話てすぐに解散したから、アイリスが想像しているのとは違うかもしれないわね」


 嘘は言っていない。


「そうなんですね。ですが、羨ましいです」

「羨ましい??」

「……私も」


 アイリスは紅茶を注ぎ終わったティーカップをテーブルに置いた。


 ボソッと呟いたが、その声はカップが置かれる時の音が邪魔をして聞き取れなかった。


 いや、多分わざと音を出した気もするが、あえて気付かないフリをした。


「……もう時間だから行くね」

「はい。お気をつけて」


 今日はいつもよりも早く起きてしまった私に(お腹空いていたため)早めの朝食を作り、登校にはまだ時間があるということでお菓子を用意してくれた。


 ……いつも、私のお世話してくれてるからそのお礼になにかしたいな。


 そう思っててもなかなか実行出来ないんだけど。


 気軽に町にも行けないし、やっぱり手作りかなぁ。


 手作り……、私が作れるのは刺繍入りハンカチ(破滅的な)とお菓子(形がとても歪で焦げているやつ)ぐらいなんだよね。


 まぁでも今、やらなくちゃいけないことは殿下を説得する方が先ね。





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