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サボ天使、ガチャVRに人生極振り! ~デッキを組んで強くなる世界で、魔法カード0枚からの成り上がり!~  作者: ラボアジA
5章 マネーマネーマネー編

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81話目 妨害しない? あ~あ、言っちゃったよ

 あたしとペガススさん達がダンジョンから出てくると、アカマタのチーム30人がお出迎えしてくれた。


「何よ、あんた達。またやる気?」

「へっへっへ……いいや。サボテンの邪魔はしねえよ」

「え?」


 なんか変なこと企んでるわね。


「あんた達、今まで散々妨害しといて、何言ってるのよ」

「別におかしかねえだろ? お前は邪魔しないっつってるんだ」


 あたしはゆかいな仲間達を見た。


「彼らはどうなるの?」

「お前抜きでダンジョンに来たら、もっと人数増やしてツブす」

「ふーん。んじゃ、今のところはパーティ組んでるから襲わないのね」

「そうだな」


 スッゴくニヤニヤしてるわね。鼻っ柱にレーヴァテイン叩き込んでやろうかしら。んでも、あちこちで【衛星球】が飛んでるし。何もしてない状態でこっちから仕掛けたら、切り取って流されそうだわ。

 こっちも、ペガススさんが【衛星球】飛ばしてるけど、流石に「邪魔はしない」とか言った相手にあたしから襲うのは、シックリ来ないもんね。むう、気分悪し。


「ハッハー!」


 そんな陰鬱さを、タイガさんが鉤爪をガチャガチャ鳴らして吹き飛ばした。


「早ぇ話、30人も雁首そろえたクセに、シャボンと俺らを止められなかったダケだろ? だからスルーしか出来ねえってワケだ。なっさけねーなー、お前ら!」

「グッ……!」

「おう、行こうぜ」


 タイガさんは、ワザと奴らの真ん中を突っ切っていった。モーセの水のごとく、ザコが両脇に退いていく。


(うちの切り込み隊長です)

(カッコいいですね)


 すっかり気分を良くしたあたしは、ペガススさん達とともに後をついていった。






「それじゃあシャボンさん。僕のフレンドに声かけしましたんで、スグに来ると思いますよ」

「はーい。あ、カードの交換もありがとうございます」

「いえ、僕たちの方こそ。シャボンさんのおかげで、5人で【箱庭】なしの最速タイム出せましたよ」

「おおー」


 【瓦礫の竜】ってば、人数が変わるとガラッと印象が違う敵だったわねえ。


「本当に、何から何までお世話になりました」

「いえいえ」


 アキバでペガススさん達とあたしは、他の「社長の被害者友の会」のメンバーを募ってた。

 んでもって。


「あ、どもー」


 吸血鬼に悪魔に牛男に球体という、どー見てもワルモノなパーティから、朗らかに声を掛けられた。ペガススさん達によって本人確認もOKだし、これにて引き継ぎ完了。


「では、シャボンさんの作戦が上手くいくことを祈ってます」

「ふふふ、守護天使にお任せあれ」


 ペガススさん達とお別れしたあたしは、吸血鬼さんのパーティを連れて上野に引き返した。


「ハロー、アカマタ。また会ったわね」

「サ、サボテン……!」

「今度は彼らとパーティ組んだから。まさか、今更ダメとは言わないわよね?」

「へ、へっへっへ……」


 アカマタは先割れ舌でチロチロしてみせた。


「いや、いいぜ。イキがってられるのも今のうちだ。そんなに続くわけねえさ」


 ほほー。侮っちゃったわね?


 そんじゃま、遠慮無く。





 ダンジョンに潜って、道中もサクサク。鉄巨人を倒して、滑り台へ突入。球体さんが「おあ~」ってゴロゴロ転がるのが面白かったわ。う~ん、体張ってたわね(ピヨ介も見習うべし。べしべし)。

 錆のジェリー&マザージェリーも倒して、いよいよラブちゃん戦。


「あのー」


 吸血鬼のリーダーさんが手を挙げた。


「シャボンさん。実は僕たち、そんなに強くないんで……」

「あ、大丈夫ですよ。【箱庭】でいきます」

「どーもでーす」


 悪魔さんが【マザージェリー】のカードを取って、部屋が下降。鉄クズがガシャガシャ組み上がって、『ギャギャー』と瓦礫の竜が登場!


 んでも……ごめんねー、ラブちゃん。


 あたしは、すでにペガススさんから【箱庭】のカードをトレードしてもらってた。早速デッキに突っ込んでたから、今はもう準備万端。


「【箱庭】」

『ギャギャー……!』


 哀れ、ラブちゃんは、1回も攻撃することなく倒されてしまったのでした。合掌。――うーん、脱法ユニット封じのために出された【箱庭】の影響を、もろに食らった竜よねー。それもこれも、緑を素通しなのが悪い、うん。

 吸血鬼さん達に【瓦礫の竜】のカードをプレゼントして、ダンジョンから脱出。お次のフレンドを紹介してもらい、本人確認が出来たら、吸血鬼さん達とはお別れ。また次のパーティとダンジョンアタックへGO。


 ふふふ……そう! あたしを防がないのなら、トコトンまで活用してやるわよ、え~え。

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